草庵の記

弓部大動脈、腹部大動脈、腸骨動脈、冠動脈にステント11本。
私の体はサイボーグ

『恍惚の人』読み終えました

2024-08-07 23:42:13 | 日記

タイトルの本、昨日、今日で読み終えました。

迫力でした。

当時は老人性痴呆と謳われていた認知症、

この介護地獄を今無私に献身されている方も

多くいらっしゃるでしょう。

 

この本に書かれている時代は家族による介護が

中心でした。

 

今は特養他、比較的低価格での老人施設もあります。

施設があっても夫婦一人を施設に入れると

残る家族の年金だけで生活ができなくなります。

 

結局家族による介護、そして介護支援に

訪問介護、長期ホームステイなどの支援を

待つことも多くなります。

それだけでもこの本の家族より救われています。

 

さて、痴ほうになった舅の介護は嫁に

大きな負担が罹ってしまいます。

痴ほうの進行で予期せぬトラブルに

精神的、肉体的に大きな負担がのしかかります。

最終的に無私の献身へと変遷する様子が描かれています。

 

また、認知症(現代用語)の究極は個体差が大きいですが、

最終的に排泄、徘徊から介護者は逃れることができません。

 

例のアレによって突発的に体が全く動かない症状が

出た方を数人ブロガーさんや、親族で耳に目にしました。

原因は加齢であったり、例のアレと様々ですが、

いつ自分の身に、家族の身に襲うか分からない恐怖があります。

 

少しずつ壊れていく配偶者尋常でない行動に

私の衝撃は大きかったのですが、

自身の物忘れにも大きな不安が募ります。

 

これって、一つの解決策???

残酷です。

米軍基地から人が消えればこの話は事実でしょう。

 

 

 


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