Financial and Social System of Information Security

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ニュージーランドの銀行等における小切手の廃止と高齢者等のディスクリミネーション(discrimination)問題

2021-06-20 09:41:38 | モバイル社会の課題

 

ソルダムの実

筆者の手元にニュージーランド金融市場局(Financial Market Authority)からのニュース記事が届いた。

 「ニュージーランド会社登記局(New Zealand Companies OfficeNZCO)は、2021年6月23日以降、小切手を受け入れることができなくなります。これは、NZCO自身を含むほとんどのニュージーランドの銀行が小切手の使用を段階的に廃止するという決定に従うことを意味します。また、6月26日から、NZCOが受け取った小切手が返却されます。小切手に代わる支払い方法については、NZCOのウェブサイトのヘルプガイドをご参照ください。」と書いてある。

 これだけの文章で、その意味することを理解できる日本人は皆無に近いと言えよう、。実際、この問題は日常生活、金融取引、慈善活動だけでなく永住、企業設立等広く社会的影響を持つものである。

 これらの問題については、わが国では本来的にはJETROが対応するべきものと考えるが、なお詳しい解説は見た記憶がない。また、両国の金融関係の解説サイトも数多くある割には本格的に論じたものは皆無である。

 そこで本ブログでは、急遽、関係する両国の金融機関サイト情報の収集と市議会や法務省等の情報などに基づき解説を試みるものである。

 また、この問題について両国の関係機関は高齢化社会が進む一方でIT化についていけない人々への支援策が金融機関ごとに十分かという問題提起も行われている。他方、わが国における通帳の有料化等の問題は今後の金融機関画が進めようとしているサービスのオンライ化(電子決済化)と極めて関連する点であり、本ブログでも併せ言及する。 

1.ANZ銀行の例(https://www.anz.co.nz/comms/cheque-removal/)でみる小切手の利用停止とそれに代わるあらたな銀行取引手段とは?

 ZNZ銀行のサイトから主要部を抜粋のうえ、仮訳する

(1) 利用停止はいつから開始されるのか?

 2021年6月1日以降、小切手はANZ口座への入金が受け付けられなくなり、また他の銀行口座への支払い方法としてANZ銀行小切手(注1) も使用できなくなる。

オーストラリア・ドル(AUD)、カナダ・ドル(CAD)、グレートブリティッシュ・ポンド(GBP)、および米ドル(USD)建ての外国小切手は、追って通知があるまで引き続き預けることができる。この他の通貨の外国小切手は入金できない。

 この変更は、具体的には次のことを意味する。

① 5月31日以降、ANZ口座に小切手を入金したり、ANZ銀行小切手を使用して他の銀行口座に小切手を入金したりすることはできない。

② 5月31日および同日以前に発行した小切手は預けられなくなる。

③ 5月31日以降、ANZは銀行小切手を発行しなくなるが、この日付より前に発行さ*れたANZ銀行小切手は、通常の要件に従って処理される。 

今後の他人や会社等に支払う方法とは具体的に何か

これら電子決済取引を行うには、1)ANZインターネットバンキング、2)ANZ goMoneyモバイルアプリ、3)ANZ電話バンキング(電話による24時間年中無休の自動バンキング)に登録する必要がある。これらセットアップと利用は簡単なものであり、ANZ銀行チームは、電話または支店でその具体的方法の説明を受けられる。 

(2) ANZは簡単なオンライン・インターネット・バンキングおよび電話バンキングへのガイド

 オンラインおよび電話での銀行業務への移行を支援するために、段階的な印刷可能なガイドとビデオをまとめている。

お客様が支払い、送金、銀行取引の確認、口座やローンの管理などについて、!)ANZインターネッ・トバンキング、2) goMoney(,モバイル・バンキング)、3)Direct Online for Business (注2)、4)電話バンキングでは、24時間年中無休で財務を管理できる。

  これらのガイドでは、次の方法について説明している、

1)登録、ログイン、およびANZのサービスの利用

2)他人への支払または請求書支払い

3)顧客のANZクレジットカードへの支払いを含め、顧客のANZアカウント間での送金

4)自動支払い (注3)の設定、編集、または削除。そして複数の人が承認する必要がある支払いの設定(ビジネスの場合) 

具体的にガイドを見る

支払い方法や設定した支払いができない場合の対処方法など、電子支払いの詳細については、電子支払いをご覧ください。

これら電子決済を行うには、ANZインターネットバンキング、ANZ goMoneyモバイルアプリ、ANZ電話バンキングを設定する必要があることを忘れないでください。 

 2.ユージーランドの大手銀行等の小切手利用の段階的廃止スケジュール

(1) 2020年4月8日、ニュージーランドの首都ウェリントンのメディアは以下のとおり報じた。

 一部の銀行はまだ小切手を受け入れているが、ニュージーランドの銀行や政府機関は徐々に小切手を廃止し始めている。Kiwibank は2月28日から、ACC  (注4)歳入庁(Inland Revenue)NZ Post(民間郵便事業会社)は、小切手を受けいてたり、発行しなくなった。ニュージーランド最大の民間銀行BNZ(Bank of New Zealand)は, 2021年6月30日までに小切手を段階的に廃止することを目指していると発表し、ANZは2021年5月31日に小切手の使用を中止した。

また、Westpac は、Rabobank(オランダのラボバンクの子会社) は6月25日から小切手の受け入れを停止予定である。

なお、協働組合銀行(Co-operative Bank )は5月20日から廃止している。ASB は8月27日から廃止予定である。

 一方、TSBSBS は依然、小切手を発行し、受け入れている。(この部分は法務省の説明で補足、修正した。)

 ウェリントン市議会は2021年4月1から小切手の受け入れを停止すると発表した。

「4月1日木曜日以降、ウェリントン市議会はそのサービスの支払いとして小切手を受け付けなくなるが、まだ多くの他の支払いオプションが利用可能である。

5月31日月曜日以降は小切手を受け付けないウェリントン市議会はANZを含め、ニュージーランド国内のすべての主要銀行は、支払いオプションとしての小切手の使用を停止すると報じた。

市議会の4月1日の締め切り日により、受け取ったすべての小切手が銀行の締め切り前に処理されることを確認する時間が与えられる。

市議会への支払には、以下のようなまだ多くの方法がある。

① オンラインまたはサービスセンターで入手可能な紙のフォームで料金支払いの口座引き落とし(Direct Dbit)の設定.。

② サービスの請求書支払いのためのダイレクトクレジットアカウントの設定:電話:06-0582-0106111-00

③ デビットカードによるオンライン支払い(www.wcc.govt.nz)

④ クレジットカード支払い(追加料金が適用される)

⑤ ニュージーランド・ポストでの直接支払い(現金またはEFTPOS)

⑥ あなたの取引銀行とのインターネットまたは電話バンキング

現在の小切手ユーザーは、詳細について銀行に連絡し、すべてのサービスのインターネットバンキングまたはテレフォンバンキング等、他の支払い方法を手配することを勧める。 

3.ニュジーランドにおける小切手使用率の低下

 リティールバンキング動向の国際的専門機関である”Retail Banker International”は2020年5月13日のニュースで以下の情報を提供している。以下を抜粋し、仮訳する。

伝えられるところによると、ANZでの小切手の使用量は、2017年から2018年にかけて前年比で20%減少し、顧客がデジタル方式を使用するにつれて減少し続けた。ANZのスポークスマンは、「現在、お客様の1%未満が定期的に小切手を使用している」と述べ、、またWestpacは、小切手の受理と発行を停止し、サービスを完全に放棄する前に顧客に「十分な通知」を行う計画を発表した。

これら各銀行は声明のなかで、「小切手の使用量は長年減少しており、多くの顧客が小切手を使用するよりも速く、安全で、安価なデジタル決済を好むようになっている」と述べている。 

3.ニュージーランド法務省の例にみる小切手の段階的廃止予告

 以上の民間銀行の小切手廃止の動向に対応して国家機関であるニュージーランド法務省は、各決済につき次のとおり詳細に解説している。

【注意】ANZ銀行は、2021年5月31日の営業終了後、小切手による支払いの処理を停止しする。他の銀行の最終小切手処理日の詳細については、FAQ ページをご覧されたい。 

〇本省は、2021年5月31日以降、小切手による支払いを処理または受け付けを行わない。

〇ほとんどのニュージーランド銀行は2021年半ばまでに小切手による支払いを受け付けたり処理したりしなくなるため、多くの組織が小切手による支払いを停止することを決定した。 これには、本省の銀行サービスプロバイダーであるWestpacが含まれる。

 以前に省関連サービスの小切手で支払いを行った、または受け取った場合は、以下の情報を参照して代替の支払いを見つけてください。 

(1) 罰金の支払い(pay a fine)

これには、賠償(reparations)、裁判所命令による罰金(court-ordered fines)、侵害罰金(infringement fines)(注5)、およびスピード違反者等への課税(offender levies)(注6)が含まれる。 

(2) 特許出願手数料の支払い(pay a filing fee)

これには、裁判所への提出手数料と審判手数料が含まれる。 

(3) 法律扶助を受けた際の債務返済(legal aid debt repayment)

定期的な返済または訴訟費用の一括払いが必要になる場合がある。 

(4) 裁判所の費用拠出命令(cost contribution order)

費用拠出命令とは、専門家の報告、子供のための弁護士の任命、または裁判所を支援する弁護士の費用に対して支払う必要があると裁判所が命じた場合をいう。 申請が取り下げられた場合や、申請後に紛争を解決した場合でも、支払いが必要になる場合がある。 

(5)陪審員サービスにかかる支払いの受け取り

召喚状に銀行口座を入力して郵送で返送するか、オンラインフォームに記入して、直接クレジットで支払いを受け取る。

(6) 民亊執行命令にもとづく支払い

 債務者が支払わない場合は、民事債務の回収を支援するよう裁判所に求めることができる。これは民事執行と呼ばれ、この民事執行プロセスは自分で管理し、料金を支払う必要がある場合がある。 

(6)賠償金の受け取り

 判決文では、裁判官は犯罪の結果としてあなたが感情的な危害を被ったり、財産を失ったりした場合、裁判官は犯罪者にあなたに金銭を払うように命じることができ、これは「賠償」として知られている。裁判官は、その人が犯罪のためにどれだけの損害、損失、または費用を被ったか、そして犯罪者の支払い能力を検討のうえ、賠償額を決定する。

(7) 法務省が管轄する支払いに関するFAQ

2021年5月31日以降、省は小切手による支払いを受け付けたり送信したりしなくなる。この変更の詳細については、以下のFAQを参照されたい。

4.小切手の廃止に伴う特に高齢者などへの影響を懸念する問題指摘

 わが国でも高齢者だけでなく中年層でもインターネットバンキングの利用率は依然低いといえよう。これはわが国だけの問題ではない。

例えば、ウエリントンのメディアは「高齢者はさまざまな支払い方法を使用するが、この年齢層では他のどの年齢層よりも小切手が使用されている。 Age Concern NewZealandのProfessional Educator: Elder Abuse and NeglectであるHanny Naus氏 は、

Hanny Naus氏

段階的廃止は高齢者に大きな影響を与えると述べ、高齢者がどのように移行するかについて懸念していると述べている。

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(注1) ANZ銀行の解説:ANZ銀行の銀行小切手(bank cheque)を購入する仮訳する。なお、日本では実務上「自己宛小切手」または「預金小切手(預手)」という。

銀行小切手は、個人または企業に支払う便利な方法です。 小切手または普通預金口座をお持ちの場合は、オンラインで銀行小切手を簡単に購入できます。

① 銀行小切手を購入するには、PayAnyoneに登録する必要があります。

② 1日あたりの金額制限が適用されます。

③ オンラインで銀行小切手を購入すると、手数料がかかります。

④ 発行請求額は、使用しているアカウントによって異なり、アカウントを選択すると表示されます。

【銀行小切手を購入するにはどうすればよいですか?】

銀行小切手を購入する手順:

1) ANZインターネットバンキングにログオンしたときに最初に表示されるページであるホームページに移動する。。

2) 小切手または普通預金口座を選択する。

てください

3) アカウント・アクションから「銀行小切手の購入」リンクを選択し、以下の手順に従います。以下は略す。

(2) ANZ Direct Onlineの機能

事業者向け24時間、年中無休のサービスで口座の管理と大量の支払い事務をこなすものである。具体的に次の業務をこなすものである

1) 支払いを管理する

債権者と従業員に支払いを行い、直接引き落としを設定し、アカウント間でお金を移動する。 支払いは、効率的な承認と処理のためにグループ化できる。 トランザクションファイルは、ほとんどの会計ソフトウェアパッケージからインポートして、効率と精度を高めることができる。

2) すべての追加機能を備えたオンラインでの国際決済

ANZ Direct Onlineを介して、さまざまな通貨で海外のサプライヤーに支払うことができる。 効率的な処理のために支払いをまとめてまとめることができ、受取人テンプレートを使用して処理トランザクションをさらに高速化できる。為替レートはライブであり、マーケットチームと協力しているときに先物為替レートを利用できる。 

3) 詳細なレポートと監査履歴を表示する

組み込み済の監査履歴は、すべてのアカウント・アクティビティを追跡できる。 国内、外通貨、クレジットカードの詳細なアカウント情報を表示およびダウンロードができる。 組み込みの監査履歴はすべてのアカウント・アクティビティを追跡するため、履歴レポートとデータにアクセスして、あなたとあなたの会計士の財務報告を支援できる。 

4) すべてのユーザーのアクセスをカスタマイズする

ユーザーごとに個別のログオンを作成し、ユーザーがアクセスできる領域を指定することで、機密性を保持できる。 役割を割り当てるだけで、チームはあなたのビジネスを円滑に運営する仕事に取り掛かることができる。 署名者は、モバイルでも利用できる安全な2要素認証プロセスを使用して、どこからでもあなたたちの支払いを承認できる。 

(注2) Direct Online for Business は先進的な内容(ANZサイト仮訳)

 アカウントへの24時間年中無休のアクセスと大量の支払いを処理するための高度に開発されたツールを備えたANZダイレクトオンラインは、以下のとおり、ビジネス・トランザクションを管理するための包括的な方法です。 ANZダイレクトオンラインがどのように機能するかについて、今すぐお問い合わせください。 

 (1) 支払いを管理する

 債権者や従業員へ支払いを行い、口座引落とし(direct debits)を設定し、顧客のアカウント間で資金を移動する。 また、この支払いは、効率的な承認と処理のためにグループ化できる。銀行取引ファイルは、ほとんどの会計ソフトウェアパッケージからインポートでき、その効率化と精度を高めることができる。 

(2) すべての追加機能を備えたオンラインでの国際決済が可能

 ANZ Direct Onlineを介して、各種通貨で海外のサプライヤーに支払うことができる。 効率的な処理のために支払いをまとめてまとめることができ、受取人テンプレートを使用して処理トランザクションをさらに高速化できる。 為替レートはリアルタイムであり、マーケットチームと協力しているときに先物為替レートをも利用できる。 

(3) 詳細なレポートと監査履歴を表示が可能

 組み込まれた監査履歴は、すべてのアカウント・アクティビティを追跡可となる。 国内、外貨、クレジットカードの詳細なアカウント情報を表示およびダウンロードできる。 組み込みの監査履歴はすべてのアカウント・アクティビティを追跡するため、履歴レポートとデータにアクセスして、貴社や貴社の会計士の財務報告を支援できる。 

(4) すべてのユーザーのアクセスをカスタマイズする

ユーザーごとに個別のログオンを作成し、ユーザーがアクセスできる領域を指定することで、機密性を保持できる。 役割を割り当てるだけで、チームはあなたのビジネスを円滑に運営する仕事に取り掛かることができる。貴社の署名者は、モバイルでも利用できる安全な2要素認証プロセスを使用して、どこからでも支払いを承認できる。 

【簡易かつ使い勝手が良い】

ANZ Direct Mobile

これで、あなたはスマートフォンでANZダイレクトにアクセスできます。 新しいモバイル機能により、次のことが簡単に行える(動画参照)。

① 残高と取引を確認する

② 支払いを管理する

③ 国内支払いを作成する

④ 支払いを承認または免除する 

【ヘルプデスク】ANZ Direct Onlne Helpdeskは月曜日から金曜日の7:30am ~7:00pmの間に開かれており、また、アプリケーション内からセキュア・メールを送信したり、検索可能なオンラインヘルプをいつでも参照したりすることもできる。

 (注3) 自動支払い(automatic payment):家賃の支払いなど、特定の個人または法人等への設定金額のスケジュールされた支払い(たとえば、毎週、隔週、毎月など)。 または、自動支払いを使用して、支払い日ごとに普通預金口座に定期的に預金するようにするもので、、最初は自分で支払う。 

 (注4) The Accident Compensation Corporationは、ニュージーランド政府の機関が行っている事故補償制度をいう。ニュージーランド人か海外からの旅行者かを問わず、事故に対しての医療費の補償をしてくれる(ただし、病気については適用外)。

ニュージーランドにおいては、事故による傷害等について、業務上であろうがなかろうがわが国のような別建ての制度によることなく、事故補償制度(通称 ACC1))という単一の制度により、1970年代前半以降は補償等(リハビリテーションを含む)のカバーがなされることになっている。この ACCによる補償等はネグリジェンス(過失)訴訟の原則禁止を前提として無過失責任によりなされる仕組みとなっており、労災事故であるとか交通事故であるとかといった傷害等の原因にではなく傷害等を被ってしまったという結果に着目して、被災者本位の迅速な救済システムとなることを意図している。(増田 幹司「ニュージーランド事故補償制度(通称ACC)と医療事故に関する一検討-治療行為による傷害(Treatment Injury)という概念が誕生するまでのACCの沿革-」から一部抜粋)

 (注5) 例えば違反通知書(Infringement Notice)とは、スピード違反や違法駐車などの交通違反行為を犯した際に、州警察署、または道路通行局(Department of Transport and Mains Road)から発行される違反通知書のことである。スピード違反などの場合はその場で手渡されることが多いが、例えば交通事故に巻き込まれた場合、警察による現場検証後に郵送されてくることもある。

 通知書を受け取った際の対応として、次の4つの選択肢が挙げられる。

(1)罰金を支払う(違反罰金(infrigement fines)である)

これは違法行為を認めたことになり、罰点(Demerit Points)が課せられます。罰金支払い後はほかの選択肢を選べない。また200ドル以上の罰金の支払いを命じられた場合は分割払いができる。

以下、略す。(オーストラリア警察の場合の解説(日豪プレス法律相談室から抜粋)

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