星に願いを~ 美月より心を込めて

徒然に想いのままに綴ります。不快に感じる方は通り過ぎてくださいませ。

言ってごらん‥

2013-05-05 23:07:07 | 軌跡

彼の躰を拭いてあげているとき

突然彼の両手が私の頬と髪に絡む

重なった唇から

強引に押し入ってくる長い舌先が

もどかし気に激しく動きまわる

『キスくらい激しくてもいいだろう』

少し離れた瞬間に彼がつぶやく

返事をする間もなく再びふさがれる

いつもの大人の余裕がなくて

身に纏うものを脱がせることもしないまま

布の上から弄り続ける

私に何も言わせないように

互いの唇が放れることも無い‥

彼の手が胸から下へおりてゆく

首を振りながら制止させようと

私の手が向かうことを予測して

軽々と片手で両手首を押さえつける

もう片方の手で薄い布の上から

的確に指でなぞる

思わず声が漏れると

ゆっくり唇を放しながら

私の顔を見つめている

荒い息を整えるように深呼吸をして

「ダメ‥医師(センセイ)に止められ…」

激しいキスで唇をふさがれる

両手が自由にならないまま

身体だけを屈曲させて抵抗を続ける

『ダメだよ美月、俺が創り上げた躰‥

 思うままに感じてごらん…』

眩暈がして意識が朦朧としてくる

「私が口でいかせてあげるから、お願い」

やっとの思いで言葉にしたのに

『ダメだよ‥君が先にいくまで

 離さないって言っただろう‥』

16歳から700回以上

肌を重ね合ってきても…

その時その一瞬が最高に感じるのです

抵抗する言葉が吐息に変わったことを

確認しながら唇が胸の頂きへ向かう

先端を舌先で転がしながら

私を見つめて『言ってごらん』と云う彼

かろうじて首を振る私に

silkのナイトローブの紐で両手首を縛り

舌先をおろし続けていく

瞳からも溢れ出てくるように

彼の唇が激しく吸いながら溢れる愛を

舌先で私に見せつけて

『ホラ‥言ってごらん…美月』 と責める

優しくて強引で甘くて激しい彼の愛に

溺れずに鎮めることなど無理だった



このパターンを繰り返して

何度も何度も‥

いかされ続けて眠りに就く…

彼の肌

彼の温度

甘い声

激しい愛を挿してもらって

潤いをとりもどす水中花のように

彼の魂を吸い尽くす魔性の女

日毎に愛を増しながら

渇いた躰に潤いを探して

今宵も彼を求め続ける

永遠に続く終わりのない憧れ

 

 

 

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