星に願いを~ 美月より心を込めて

徒然に想いのままに綴ります。不快に感じる方は通り過ぎてくださいませ。

彩変わり風薫る季節

2013-05-01 23:45:16 | 軌跡

年間を通して丈夫な私が原因不明で…

体調を崩しがちなのが五月です

寒さは苦手ですので冬に

よく熱を出してしまうのですが

往々にして長引くことはございません

私は彼とある一定の距離が拡がると

体調を崩してしまうのかと思っておりました

(ごめんなさい惚気です

 

結婚生活の二十年間‥

前夫との夜の営みは苦痛以外の

何ものでもございませんでした

出来れば外で済ませてきてほしい

これが本音でした…

ですから前夫が何をしようと興味がなかった

目の前で友達夫婦の奥さんと浮気されても

知らんぷりできたくらいです

子供達が目覚めると可哀想だったので

「外で済ませてきてください」

直接、話しかけるほどの酷さです

前夫が「まるで人形のようだ」と‥

殴りながら苦しんでおりました

私は心の中で、ずっと彼を愛し続けていたから

何をされても涙ひとつ流さずに

「自分の方が酷い」って思い続けていた

だから、いつ死んでも構わない

子供達がそれぞれ自立する時まで

傍に居てあげればいいと考えていた

 

日毎にエスカレートするDVに‥

彼が気付くまでは何となく生きている

自分の姿が確かに人形のようでした

『幸せじゃなかったのか?』

今も鮮明に蘇る彼の覚醒のコトバ

「幸せだよ」精一杯の偽りが通じる筈もなく

抱き寄せる彼の腕に身をまかせてしまった

あの時に一度だけ夢を叶えてほしいって

頑張ってきた自分へのご褒美だと‥

心の片隅で自分に都合よく考えていました

「生涯、隠し通せるから大丈夫

 幸せな家族の元へ帰って

 今のことは忘れてください‥」

心の底から見透かされない笑顔で

彼を見送ったけれど…

結婚生活の中で一度きりの

最愛の彼との不貞行為‥

女としての躰の変化でDVが酷くなった

末の子が「やめて、お母さんを殺さないで」

震えながら間に入って止めてくれる小さな手を

子供を殴ることさえ抵抗を失くしてしまうほど

傷付けてしまったのだと・・

心の中で繰り返し謝罪し続けました

夜に変化する前夫が恐ろしくて

眠れなくなり車中で過ごしたことも

限界だった…言い訳ですが

『俺が約束通り幸せにするから離婚しなさい』

私の結婚生活にピリオドをうちに来たのです

 

今年も綺麗に咲き誇る花々に囲まれて

彼の温度に触れることが出来る

意味不明の情緒不安定を察して

彼が毎年訪れてくれていた

彼の温度と私の温度が触れるとき

ふたりだけのトキが刻まれてゆく

互いに齢を重ねていく私達ふたりの

「愛」の変化の季節なのです

だから互いの温度が必需品な

ふたりの彩変わり風薫る季節なのです

 

 

 

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深紅の薔薇

2013-05-01 05:29:18 | ふたりごと

二人で旅行へ行って

同じ場所に帰れたあの頃‥

悪天候で新幹線の中に

6時間近く遅延して

閉じ込められた事があります‥

 

二人で過ごせる時間に限りがあることを

既に知っていた私達は‥

そのトキを惜しむ様に

彼の上着を頭から掛けて

彼の手が胸のボタンを

ひとつひとつ焦らす様に外しながら

滑り込んでくる

ゆっくりと確実に先端を目指しながら

辿り着いた瞬間に漏れる

私の声をふさぐように

唇がそっと重なった…その時に

「あ~っ、あのお兄ちゃん達チューしてる」

子供の声に慌てて寝たふりをしました(笑)

若いって凄いですよね(普通はしません)

 

私達の間で昔話はしない様にしています

おもに彼が語りたがらないです

私が日記に綴っていた彼の語録集‥

彼の哲学のような難しい言葉を

理解しようと彼との年齢差を埋め尽くそうと

必死に背伸びをしている様子に

「よしよし」って子ども扱いで宥める彼‥

悔しくて寝る間を惜しんで

時間を追いつこうとしていた

出来るはずも無いのに…

 

 

私の誕生日に彼が抱えてきた

深紅の百本の薔薇の花

枯れないように凍らせてみたり

ドライフラワーにしたりしてみたけれど

彼が抱えていた彩には決して戻らない

彼の腕の中には還れないのです

 

「わたし不幸体質なの

『そんなの在る訳ないだろう』

「美人薄命って言うから(笑)

 もう少しだけ時間をくださいね」

『俺の為だけに生きていればいい

 一緒に生きていこう・・・』

そうやってすぐに甘やかすから

彼の温度から離れられない

そんな遣り取りをしてから数年

貪り合うような恋から

穏やかな色彩にかわり形さえも

進化している私達の心のよう