2016年5月記事
グヴ~ ピ~
暗がりのホール内 突然、隣にいた女性に肘鉄を喰らい 髪を揺さぶりつつ
ぴゃーっと 席から飛び上がる私・・・
今日は、娘のフラダンスの発表会
肘鉄を喰らわした女性は 妻だった。
妻「寝とったろう?」
私「うんにゃ(イヤ・・・)」
役員で動き回っている筈の妻が何故、隣の席にいるのだろう?
妻「上の通路から ちゃんと 見とったけんね・・・
Sちゃん(娘)がパパが寝とるから 起こしてきてって!」
私「ば!馬鹿な事ば言うな 俺ぁ ちゃんと起きとる!」
妻「舞台の上から 観客の顔はひとりひとり 判るけんね 失礼になるよ!」と言い残し消えた。
暗闇でも分かる怖い顔・・・
さもありなんと 自分の顔をがきデカのようにびょ~んと引っ張り、バコッと殴り付け
腕の肉を捻じりあげた。しかし 数秒も経つと再び眠気が襲ってくるのである。
今 舞台の場面はシニアの方達の舞なので どうしても ゆっくりとした音楽、イヤイヤ正直に言おう
申訳ない事だが 興味が沸かないので 遂、眠くなってしまうのだ。
グヴ~ ピ~zzzzzzz
心地よい 眠りに入ると
又、肘で小突かれ 「あ痛ァーす!」と飛び上がるのである。
横を見ると 妻が目を細めて 呆れたと言わんばかりの表情で睨んでいる。
私「イーッ!何故、寝てると判るとね?」
妻「左隣の奥さん達が 同時にパパの方を見るけんよ!寝たら行かんって!」
眠りを妨げられて 少しムッと来てしまい 声を殺し反論してしまった。
私「うつけ者!わしが 眠いのは正常な証拠たい!」
妻「なんで(何故)?」
私「わしが シニアのおばちゃん達の踊りば目を皿のようにして見てたら わしゃ
熟女狂いの変質者って事になるやん!わしが もしぜ・・・ 温泉街で80歳の
芸者さんあげて ふんどし一枚でカッポレ、カッポレと踊っている姿を想像して
みィ~ そりゃ 正気の沙汰じゃなかろうが!」
妻は複雑な顔して 首を傾げたが 何も言わず さっさと引き上げていった。
しかし・・・踊りにはあまり興味が沸かない私でさえ 感じることは 師匠が舞いだすと
これが不思議と泣けてくるっていうか 感動して目が釘づけになるんですな~
道を極め 広めて行く人の使命感が人々の心を打つというか こういう時に
こそ 何かこの世には霊的な物が存在していると感じる。
霊的・・・ううん 違うな、 一念の事と言った方が受け入れやすいかも。
努力して身に着けた芸や技術は人の心を引き付けるって事かな。
ps 寝ている最中に 寝ブーをしないで良かった!ラッキーっ
令和5年追記:最近 修行なんて言葉は死語になっちまいました。
技術という言葉も・・・皆の気持ちに未来がないんですな・・・
政治でこれだけ世の中が変わっちまうという証拠ですよ。
令和6年追記:
恐らく このまま緊縮増税が続くと 生産者が淘汰され 日本中 品薄になりますたい・・・
円高も手伝って 賃金は上がらず スタグフレーションは続くよ 何処までも・・・・
たわけ達が政治やると こうなる・・・法華経読んどりゃ~わかる筈なのですが・・・
あ、そうか 意味が解ってないから 仕方ないか・・・
さもありなん そんで 悪の使いっ走りをしている っちゅう事か