▼ 副題が「在宅ホスピス医 いのちのメッセージ」とあります。
私は一昨年、父を亡くしました。発病から2か月の入院で逝って
しまいました。あまりにも、あっという間の時間でした。
最期はホスピスにいたのですが、「何とかして自宅に帰してあげた
い。」という希望は、かないませんでした。
▼ 私の母が病室に泊まり、様々な面倒をみていました。私も1日だけ
泊まりました。
子どもにかえった父が「・・・してほしい!」と頼むのですが、も
っと泊まって、話をたくさん聞いてあげればよかったと思います。
「きちんと聞く」ことが本当に大切なようです。
私自身、がんの末期患者さん、そしてご家族の方とお
つき合いをする中で、「きちんと聞く」ということが、
どれほどむずかしいことか痛感させられます。看護師
さんには「とにかく聞いてあげて、相手がいったこと
を評価したり道筋をつけたりしないでください」って
いっているんです。特に死に近い人たちの場合、孤独
なんですよ。
今、お医者さんは患者さんと話す時、どこを見ている
と思います?コンピューターですよ。手もにぎらない。
日本の医療は臓器とか、細分化したものに対する研究
はすごく進んでいるんです。でも、悪い臓器を背負っ
て生きている一人の人間として見ることができなくな
ってしまったんですね。
▼ 上記のことは、全てのことにあてはまります。
私も、子どもたちや保護者に対して、資料を見ながら話すことがな
かっただろうか、機械的に話すことをしたんじゃないのかということ
を振り返ってみる必要があると思いました。
▼ また、次の言葉も非常に勉強になりました。
「生きていくうえで、重要な要素はなんでしょうか?」
この質問を進行がんの患者さんからいただいた時に、
私は、こう答えています。
①呼吸(十分な酸素の交換)
②食べること
③十分な睡眠
④安定した精神状態と気力
これが病気で障害を受けると、いろいろな困難が生じてきます。
反対にどんな重病でも。この4原則をなんとかうまく保ってい
けば、病気と共存し、結果的に延命できるように感じています。
そして何よりも、食を生きることの基本として、ファーストフ
ードからスローフードへ。子どもとともに食卓を囲む意味を、
私たちは再認識する時を迎えているように思います。
▼ 教育現場でも、「食」に対する関心が高まっています。
確かに、偏食の子どもたちの割合は増えているように思えます。
命を考える上で、「食」についても、子どもたちに考えさせたいと
思いました。
私のHP「すぐできる読み聞かせ・ゲーム・心の話」もご覧に
なって下さい。
私は一昨年、父を亡くしました。発病から2か月の入院で逝って
しまいました。あまりにも、あっという間の時間でした。
最期はホスピスにいたのですが、「何とかして自宅に帰してあげた
い。」という希望は、かないませんでした。
▼ 私の母が病室に泊まり、様々な面倒をみていました。私も1日だけ
泊まりました。
子どもにかえった父が「・・・してほしい!」と頼むのですが、も
っと泊まって、話をたくさん聞いてあげればよかったと思います。
「きちんと聞く」ことが本当に大切なようです。
私自身、がんの末期患者さん、そしてご家族の方とお
つき合いをする中で、「きちんと聞く」ということが、
どれほどむずかしいことか痛感させられます。看護師
さんには「とにかく聞いてあげて、相手がいったこと
を評価したり道筋をつけたりしないでください」って
いっているんです。特に死に近い人たちの場合、孤独
なんですよ。
今、お医者さんは患者さんと話す時、どこを見ている
と思います?コンピューターですよ。手もにぎらない。
日本の医療は臓器とか、細分化したものに対する研究
はすごく進んでいるんです。でも、悪い臓器を背負っ
て生きている一人の人間として見ることができなくな
ってしまったんですね。
▼ 上記のことは、全てのことにあてはまります。
私も、子どもたちや保護者に対して、資料を見ながら話すことがな
かっただろうか、機械的に話すことをしたんじゃないのかということ
を振り返ってみる必要があると思いました。
▼ また、次の言葉も非常に勉強になりました。
「生きていくうえで、重要な要素はなんでしょうか?」
この質問を進行がんの患者さんからいただいた時に、
私は、こう答えています。
①呼吸(十分な酸素の交換)
②食べること
③十分な睡眠
④安定した精神状態と気力
これが病気で障害を受けると、いろいろな困難が生じてきます。
反対にどんな重病でも。この4原則をなんとかうまく保ってい
けば、病気と共存し、結果的に延命できるように感じています。
そして何よりも、食を生きることの基本として、ファーストフ
ードからスローフードへ。子どもとともに食卓を囲む意味を、
私たちは再認識する時を迎えているように思います。
▼ 教育現場でも、「食」に対する関心が高まっています。
確かに、偏食の子どもたちの割合は増えているように思えます。
命を考える上で、「食」についても、子どもたちに考えさせたいと
思いました。
私のHP「すぐできる読み聞かせ・ゲーム・心の話」もご覧に
なって下さい。