▼ ブックランキング上位を走る新書です。ベストセラーになってい
ると聞いています。
実は、この本の著者の竹内一郎さんからメールが来ました。
昨年の秋頃だったと思います。
あなたのホームページの内容を本に載せます。
という内容のメールでした。そして、1週間後に新潮社から本が送
られてきました。
▼ 私のHPの内容が載っているのは、
第7話 良い間、悪い間、抜けてる間
の『「読み聞かせ」のコツ』という部分です。3ページにわたって
内容が紹介されています。
小学校の先生で千葉昌之という方が、「『間』のと
り方の工夫」という題で、ホームページ上に文章を
載せている。彼は「読み聞かせ」のアイデアとして、
「重要な部分の『前』『後』では、しばらく沈黙す
る」と書いている。・・・・・
▼ 何だか宣伝になってしまいましたが、この本は、とても面白かっ
たです。
心理学・社会学からマンガ・演劇など、様々なジャンルの知識に
基づいたコミュニケーションのとり方が記されていて、参考になり
ました。
ある文章を紹介します。この本の題名のいわれでしょうか?
アメリカの心理学者アルバート・マレービアン博士
は人が他人から受けとる情報の割合について次のよ
うな研究成果を発表している。
○見た目・身だしなみ、仕草・表情 55%
○声の質(高低)、大きさ、テンポ 38%
○話す言葉の内容 7%
話す言葉の内容は7%に過ぎない。殆どは、見た目・
身だしなみ、仕草・表情、声の質、大きさ、テンポ
で決まっているのである。
ついついコミュニケーションの「主役」は言葉だ
と思われがちだが、それは大間違いである。実に9
割以上が、見た目その他だということが分かってく
る。多くの人が実は「人を見かけで判断」している
のだ。
▼ そして、学校教育を次のように批判しています。
にもかかわらず、学校教育では「言葉」だけが、
「伝達」の手段として教えられる。だから7%を
「全体」と勘違いしている人が生まれる。たとえ
ば、「本をたくさん読む人」が必ずしも「情報を
たくさん摂取している人」ではないのである。私
たちは「本をたくさん読む人」の中に、人望もな
く、仕事もできず、社会の仕組みが全く理解でき
ていないと思える人がたくさんいることを知って
いる。
▼ これは一理あると思います。
私が勤務した以前の学校でのこと。
その学校は「夏休み体験文発表会」というのがありました。クラ
ス全員の発表を行い、クラスの代表1名を決め、全校で発表会を行
うというものです。
さらに、12名の発表者(1学年2クラスでしたので)の中から、
最優秀賞・優秀賞などの賞を決めるのです。
当時(13年前)、4年生の受け持ちでした。代表をクラスで選び
ましたが、どうも内容があまり良くなかったのです。しかし、声の
大きさや声の張りの良さ・テンポが抜群の子どもでした。
内容は変えられないので、その良い部分だけを練習して大会に臨
みました。
すると、最優秀賞(6年生のあるクラスと同票の)に輝きました。
▼ 子どもの選挙演説なんかもそうですよね。
内容はたいして変わらないんですよね。それよりも、声の大きさ
や質・表情などが大きなポイントになると思っています。
最近は、スピーチやプレゼンテーションなどの方法を教える授業
が行われています。非言語のコミュニケーションを重視する傾向が
出てきていると言えます。
▼ 最後に、実生活でのヒントとなる文章をいくつか載せます。
人間は、前髪を垂らすと、3~4歳は若く見えると
いわれる。だから、自分を若く見せたい場合は、一
般に前髪を垂らす。大人びて見せたい場合は、前髪
を上げる。
子供の遊戯室の内装の色と知能指数の関係を調べた
のである。子供たちを2つのグループに分け、1つ
は明るい色を使った部屋、もうひとつは白と黒と茶
に塗った部屋で遊ばせたのである。明るい色を使っ
た部屋で遊んだ子供たちの知能指数は12点上昇し、
白黒茶に塗った部屋で遊んだ子供は、14点も下が
ったのである。
1組の男女が結婚する確率は、婚約者同士の距離が
遠くなるほど減少する・・・・・。これはボッサードの
法則といわれる。
私のHP「すぐできる読み聞かせ・ゲーム・心の話」もご覧に
なって下さい。
ると聞いています。
実は、この本の著者の竹内一郎さんからメールが来ました。
昨年の秋頃だったと思います。
あなたのホームページの内容を本に載せます。
という内容のメールでした。そして、1週間後に新潮社から本が送
られてきました。
▼ 私のHPの内容が載っているのは、
第7話 良い間、悪い間、抜けてる間
の『「読み聞かせ」のコツ』という部分です。3ページにわたって
内容が紹介されています。
小学校の先生で千葉昌之という方が、「『間』のと
り方の工夫」という題で、ホームページ上に文章を
載せている。彼は「読み聞かせ」のアイデアとして、
「重要な部分の『前』『後』では、しばらく沈黙す
る」と書いている。・・・・・
▼ 何だか宣伝になってしまいましたが、この本は、とても面白かっ
たです。
心理学・社会学からマンガ・演劇など、様々なジャンルの知識に
基づいたコミュニケーションのとり方が記されていて、参考になり
ました。
ある文章を紹介します。この本の題名のいわれでしょうか?
アメリカの心理学者アルバート・マレービアン博士
は人が他人から受けとる情報の割合について次のよ
うな研究成果を発表している。
○見た目・身だしなみ、仕草・表情 55%
○声の質(高低)、大きさ、テンポ 38%
○話す言葉の内容 7%
話す言葉の内容は7%に過ぎない。殆どは、見た目・
身だしなみ、仕草・表情、声の質、大きさ、テンポ
で決まっているのである。
ついついコミュニケーションの「主役」は言葉だ
と思われがちだが、それは大間違いである。実に9
割以上が、見た目その他だということが分かってく
る。多くの人が実は「人を見かけで判断」している
のだ。
▼ そして、学校教育を次のように批判しています。
にもかかわらず、学校教育では「言葉」だけが、
「伝達」の手段として教えられる。だから7%を
「全体」と勘違いしている人が生まれる。たとえ
ば、「本をたくさん読む人」が必ずしも「情報を
たくさん摂取している人」ではないのである。私
たちは「本をたくさん読む人」の中に、人望もな
く、仕事もできず、社会の仕組みが全く理解でき
ていないと思える人がたくさんいることを知って
いる。
▼ これは一理あると思います。
私が勤務した以前の学校でのこと。
その学校は「夏休み体験文発表会」というのがありました。クラ
ス全員の発表を行い、クラスの代表1名を決め、全校で発表会を行
うというものです。
さらに、12名の発表者(1学年2クラスでしたので)の中から、
最優秀賞・優秀賞などの賞を決めるのです。
当時(13年前)、4年生の受け持ちでした。代表をクラスで選び
ましたが、どうも内容があまり良くなかったのです。しかし、声の
大きさや声の張りの良さ・テンポが抜群の子どもでした。
内容は変えられないので、その良い部分だけを練習して大会に臨
みました。
すると、最優秀賞(6年生のあるクラスと同票の)に輝きました。
▼ 子どもの選挙演説なんかもそうですよね。
内容はたいして変わらないんですよね。それよりも、声の大きさ
や質・表情などが大きなポイントになると思っています。
最近は、スピーチやプレゼンテーションなどの方法を教える授業
が行われています。非言語のコミュニケーションを重視する傾向が
出てきていると言えます。
▼ 最後に、実生活でのヒントとなる文章をいくつか載せます。
人間は、前髪を垂らすと、3~4歳は若く見えると
いわれる。だから、自分を若く見せたい場合は、一
般に前髪を垂らす。大人びて見せたい場合は、前髪
を上げる。
子供の遊戯室の内装の色と知能指数の関係を調べた
のである。子供たちを2つのグループに分け、1つ
は明るい色を使った部屋、もうひとつは白と黒と茶
に塗った部屋で遊ばせたのである。明るい色を使っ
た部屋で遊んだ子供たちの知能指数は12点上昇し、
白黒茶に塗った部屋で遊んだ子供は、14点も下が
ったのである。
1組の男女が結婚する確率は、婚約者同士の距離が
遠くなるほど減少する・・・・・。これはボッサードの
法則といわれる。
私のHP「すぐできる読み聞かせ・ゲーム・心の話」もご覧に
なって下さい。