東京の西、多摩地域にある施主Sさんの家「風樂房(ふうらいぼう)」に6年ぶりにおじゃましました。
午後、比較的近いところで打合せがあり、それを口実に伺いました。
Sさんの家にはちょくちょく遊びに行っていたんですが、前回からたぶん、6年も経っていました。
夕方に着いて、お酒とおいしい奥様のお料理をいただきました。畑を借りて野菜を作られているのでその野菜も使われています。ほんとにおいしい!
以前と変わらずSさんはお酒が入ると、この家と、私の事をほめてくれます^^
この家は築20年くらいだった家を購入されて大規模にリフォームしました。2007年の秋に完成。それから今年(2024年)で17年になります。
築20年リフォーム/50代夫婦/猫と暮らす家/杉板無垢板フローリング15mm/八王子市【風樂房】志田建築設計事務所/東京
床に杉材を使い、意味があって梁のような形に見せている部分にも杉材を使い、無垢材を使っていますから「茶」色が中心の家でした。
17年経つと、色がすっかり落ち着いて深い味わいのある茶色の家になっていました。
6年前に伺った時からほとんど変わっていませんが、とてもいい色です。
6年前の写真を。
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日が暮れていくと、飴色に溶けていくような感じがします。
ほんとうに気持ちいい家です。
ご主人Sさんは、酔っぱらうと
「この家は心地いい。心地良さってなんだろう」
そんな事をいつも言われます。
私は思います。心地よさとは・・・
住む人がその家を好きでいる状態
好きな物に囲まれて安心していられる状態
それから、これはとっても重要な事なんですが、Sさんが言いました。
「この人(奥様のこと)がいろんなことを楽しんでくれているのがうれしい」
と。
パートナーを尊重している
その人が楽しんでいる事により幸せを感じられる
そんなお二人の家だからこそ
訪れる人にとっても、幸せな気持ちに満たされ心地よくなるのだと思います。