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杉の床と医療施設

Suginamir120519

ちょっと前に、リハビリ施設の開設を計画しているという人から電話をいただいた。

その方は、「(リハビリ施設の)床に杉板を使うといいのではないか・・」という事を考えられていて、ネットを検索しているうちに私の事務所のサイトにたどりつかれた。

以前、(設計当時)70代のご夫婦の家に杉板を使った事がある。( K-house )
お元気なご夫婦ではあったが、腰や足に持病があった。そんなご夫婦は 「(杉の床は)柔らかくて歩くのが楽」 と言われた。 他の人からは、「チーク(広葉樹)の床は結構硬い(と感じる)」という話も聞いた事がある。

そうゆう事を考えてみると、内容にもよるが リハビリ施設にはとっても合っているように思う。もちろん、柔らかい板なので、使用する器具の跡や何かを落とした時の凹みはつくが、たとえば歩行訓練中にその凹みにつまずくような大きなものはまず考えられない。リハビリなのだから、むしろ柔らかい杉板は体への負担が軽くていいとも言える。

また、一般の医療施設にあるビニール(リノリウム)タイルなどと違って、杉の床は視覚的にも安堵感があるし、人によっては(特に年配の人にとっては)懐かしさを感じ、医療施設という緊張感を和らげる事も可能かもしれない。

電話をいただいた方にもそんなお話をすると喜んでくださった。

と、、そんな話を 先日伺った 杉並R の Sさんにお話すると

「十分 あり じゃないですか! いいと思いますよ。」 って言われた。(Sさんのお仕事は リハビリ関係)

リハビリ施設はじめ、子供が使う施設から高齢者施設まで、杉板の床 は、もっと使われていいと思う。

もちろん 使用目的・環境・状況によっては 向き不向き があるので全面的にというわけにはいかないが、管理ができる場所(部屋)ならば、積極的に「床材」として検討してもらっていいのではないだろうか。。

杉の床のある暮らし>

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写真は 杉並R のキッチン部分。白い物体は作り付の家具で、その前のスペースにテーブルを置いて、朝の食事をそこでする事を考えた。ちゃんとテーブルが置かれていてうれしかったのだが、、まだそこで食事はしていないとの事。もっとも作業台・配膳台として活躍している事だろう。作り付家具につけられた時計がなかなかいい感じ。

2世帯で暮らすためにリノベーション(全面改修) 杉並R

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電話いただいた方の話は仕事にはなりませんでした。地方だったので「東京の事務所に頼む」というところには至らなかった。

でも・・・ ご依頼あれば、どこでも対応可能です!

東京の中でも「多摩地域でも仕事してる」と言うと、「遠いね~」って言われる事もあるが、原付でサッと行ける場所ではないから遠いかもしれないけど、そんなに遠いと感じた事はありません。

新幹線使えば、結構遠くても日帰りできるし・・・ (それを「遠い」と言う??)
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