理事長日記2008 「挑む」

 
第49代理事長 中村大二郎

ソラール

2008-05-21 08:59:56 | Weblog
朝方はまだ少し冷えますね。

JCの仕事が結構溜まっています。
出欠事のスケジュール調整やメール添付の確認、公職の資料確認など
待ったなしの状況が続きます。

スウェーデンは、冬が長く夜長い国です。
その為家の中では、はた織りの仕事、織物の文化がすすみました。

北欧全般では家具が有名ですがこれも家の中での時間が長いので
座り心地、居心地のいい家具の開発が進んだんだそうです。
デザイン性の高さもそのせいなんですよね。

夜が長い、冬が長いということで、待つことにも慣れているようです。
ボルボ車の工場見学した際にも
「今生産しているのはすべて受注済みのものです。」
といわれていました。

日本人は今待てない人が多くいます。
それがゆとりのないことでもあり、無駄を省こうとする文化でもあります。
日本の自動車工場では「ジャストインタイム」ということをよくいいます。
ゆとりと無駄、紙一重ですがもうちょっとゆっくりできた方がいいかもしれません。
「足るを知る」そんな言葉がよぎります。



早速、公職でソラールに行ってきました。

防府市文化振興財団というのがあります。
公会堂、アスピラート、ソラールの運営機関で、
この施設を活かす企画を生涯学習課から委託されています。

今年はソラールが設立10周年を迎えています。
ソラールは科学を含む施設ですがその敷地内に柏木幸助氏の銅像があります。
柏木幸助といえば柏木体温計です。
日本で最初の体温計を作られた方です。
明治18年から昭和34年まで生産され大正時代からは海外輸出されたほどだったそうです。

防府市の近代工業化の先駆けともなった柏木幸助、カネボウ、塩田跡地利用をテーマに
企画が練られているようです。
防府商業高校に工業化ができることも決まり、
若者の声を交え話を広げたいと防府JC理事長にもお声掛け頂ました。

「明日の防府を語ろう」とテーマにも入れていますが、
工業のまちという違う角度から防府を学んで見ようと思っています。

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