sacchimoniちゃんからの借り本です。
小川糸さんの『ファミリーツリー』
最初主人公は子どもだし、このプロローグでどんな展開?と思ったら、
途中からスピードアップ。
そっかぁ。子ども頃のあの話も、この話も。
こういうところで繋がるのね~って感じ。
昔からしっかりしていて、大きくなっても強いリリーと、
昔から泣き虫で大きくなってもちょっと頼りないリュウ。
リリーとリュウがあまりに対照的で、
リュウしっかりしてよ!と思うことも多かったけど、
その辺の情けなさがリアルな感じもしました。
いろいろツボはありますが、
お年寄りと動物には弱いので、
ほんと泣けてしまって大変
最近ミステリー系を読むことが多かったので、
ついつい、この先一体何が起こるんだろう?
なんて思ってしまったたけど、
そういう話ではなくて(笑)
小川糸さんらしい、さらっとしてて、
でもあったかい感じのお話でした。
菊さんの言葉がどれも印象的でした。
自然に対する思いとか、
家族に対する思いとか。
小川さんの人柄なのかなぁ
切ないけど最後はあったかい