おおらかに☆のんびりと

働くママの家事・育児奮闘記。手抜き料理レシピや子供たちのこと、大好きな雑貨のこと・・・などなど。

『サヨナライツカ』 辻 仁成

2010-01-10 | 絵本・本

もうすぐ映画が公開ということで、
最近本屋さんにいっぱい並んでいますね。
「サヨナライツカ」というタイトルがけっこう好き♪

“好青年”とよばれる豊は4ヶ月後に控えながら
謎の美女・沓子と出会って、
振り回されつつ魅かれて行くが・・・
結局は理想的な相手との結婚を選択し、
25年後に再会するというお話。

前半かなり強引な展開で豊も沓子も超身勝手。
何も知らない光子(←婚約者)のことを考えると、
ほんと腹立たしい限り。
どこが好青年じゃ~!みたいな(笑)
ほんと前半はまったく共感できなかったけど、
2人がスッキリと別れて以降、
25年後の再会あたりからは、
けっこうジーンと来ました。

テーマは「純愛」
「人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと
愛したことを思い出すヒトとにわかれる。
あなたならどっち?」
と聞かれたら・・・

「愛したことを思い出す」かな。
というか、そんな大恋愛もしてないので(笑)
ただ「いろいろあったけど幸せな人生だったな」と思うでしょう。。

相手の結婚のためにスッキリと姿を消し、
その後25年間もずっと想い続けて
あなたのことが忘れられませんでした。
と死ぬ間際に告白する沓子・・・
25年間のお互いの人生を思うと、
切なくて泣けてきました。

結婚を諦めて一緒になるべきだったのでは?
たとえ、それで辛い道を歩むことになっても。
地位や名誉のために都合のよい光子を選んで、
最終的に沓子をずっと愛してたなんて、
それは2人の女性の気持ちを考えると切なすぎる。。。

という感想でしたが、
いろんな恋愛があるので、
いろんな感想があるんでしょうね。

コメント (2)
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