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氷月神示 白雪の7

シャルルより皆さんへ

私だ (降りてくる
姿はいつもの白い長い衣でラッパ型の長袖に、胴は黒い細い紐で締めている
肩までの白いウエーブした髪、前髪を上げて広い額を出し、目には幻の白い仮面をつけている)
ふだん、どこに居るかですか?
…空なんですが……、そう言ってもにわかに信じていただけるとは思いませんが、少なくとも霊を名乗るなら、不自然ではありますまい
霊能者の方々は、よく、○○の霊のお声を聞いて、神託を受けて、とお言葉を代わりにお話しなさいますよね
それと、同じことです
ただ、霊能者には霊が見える人と、見えずに声が聞こえる人とがいる
ヒヅキさんの場合には、霊の姿が見えて声も聞こえる、ということです
別に、不自然じゃないでしょう?
霊が居るならばですが
私はみなさんと、意識がある点では同じですよ
みなさんも、肉体の中に私と同じ組成の幽体(=魂)が、ひっついてこもっているのです
肉体がなければ、幽体は自由に動けます
また、ヒヅキさんのように幽体離脱を会得していると、肉体の中で幽体が独立して振動できるので、霊の声を共鳴して聞き、姿が見えやすくなります

…このわたしはふだん空によくいますが、それは地球の人々の様子を見るためです
昔から、そうしてきました
けれどいつでも天との行き来ができます
天界は球状の宇宙界を取り巻くように、更に大きな球状の気の世界でできています
それは、神様の愛の気でできており、白い暖かい雲状をしています
ですから天へ行くと、どこも白い気の雲ばかりです
何の変哲もないのですが、神様の暖かい愛の光で満ちていますから、人の霊(=幽体)はそこへ行くと安らぎを感じますし、神様との交流ができます
(ジサツしたり、ゴクアクニンは、来れませんよ)
人々の霊のいる天国は、そこの一角にありますが、広大な天界に比べると、ごく小さなものです
人はそこにいて前世の反省がすむと、しばらく休憩をとり、それから新しい人生のプランを与えられて再び地上に転生します
それの繰り返しです (人間は、人間にだけ転生する)
濁った水を取り換えて、澄んだ水に変わるまで何度も入れ換えるように、人の魂は磨かれます
あなた方が地上に生まれるのは、そのためです

私がかつて転生について何も話さなかったのは、人々が聞いて、それなら来世にがんばればいいやと、自堕落にならないためです
仏教徒のように、輪廻転生を念頭にして禁欲的に自省を繰り返す人々はいいですが、
その日任せののんびりしたさすらいの遊牧民族は、ここがだめならあそこ、とフラフラする癖がありますから、どうしてもゆるい考えになりがちです
ですからあえて、転生については話しませんでした

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