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氷月神示 白鳳の12

国之常立神より皆様へ

さて、やっと同じ所から出られない、文字のぬかるみから解放された気分や
さっそうと走るで、アムロのように

この「五十(いせ)黙示録」には、あと二つ巻名がある
まず、第7巻からや
「五葉(ごよう)の巻」
五葉とは、5つの分派とか、五葉松という松の名称等の意味がある
しかしここではガンダムのあらすじの要点の1つを、表す

五葉=誤破

意味を説明するで

宇宙での最後の方の戦いで、ついにガンダムに搭乗のアムロは、シャアの部隊内で戦闘機エルメスに乗るララァと直接対決することになる
(アムロは勘がさえ、相手の動きを先に読めるようになり、敵をどんどん撃破して最高に強くなっていた
一方のララァも、エルメスから発する数個の小型ミサイルを思念で縦横に操り、的確に命中させるので、地球連邦軍から恐れられていた)
2人は互いに戦い合う内、心が感応して相手が誰だか認識し、テレパシーで話し合う
彼らはこんな所で会って戦いたくなかった、と感じ、
ララァは「あなたは (両親とも疎遠になり、故郷を離れ、) 守るべきものが何もないのに戦っているのが私には見える、それは不自然なのよ」と言う
彼女は (戦災孤児であった) 自分を救ってくれたシャアを守るために、戦っている、
守るべきもののために戦うのは人の生きるための真理よ、と言う
アムロは今まで自分が生きるために必死で戦ってきたが、自分の中に何もなく、空虚なことに気づく
しかし、戦いの現実を見るしかない……
2人が話し合っていると、戦いを停止していることに気づいたシャアが、モビルスーツで割って入った
彼は、ララァをアムロに取られまいとし、ララァにガンダムの動きを読んで、教えてくれ、と言う
ララァは我に返り、戦闘に戻った
シャアは両端に2つの刃のついたなぎなたを持つモビルスーツで戦い、アムロのガンダムはビームサーベル (レーザー剣) を持っていた
戦いは白熱するが、アムロの方がわずかに勝る
シャアは、ララァの指示でかろうじて持ちこたえた
と、そこにシャアの生き別れの妹のセイラが、(アムロの仲間のパイロットになっている) 戦闘機で特攻してきた
彼女は、以前兄に再会していたが、彼が父の遺志をつぎニュータイプの人々の社会を作るためとは言え、敵軍に潜入して素性を偽り、ニュータイプを兵器として開発している敵と、表向き協力していることに抵抗感を持ち、命がけで止めに来たのだ
シャアはそんな事とは知らず、妹の乗る戦闘機を、バッサリ切ろうとする
その時、カンの鋭いララァが、とっさにシャアに通信で「大佐、いけない!」と止めた
「何?!」
シャアは動きを止め、戦闘機に妹らしい姿を認めた
その隙をついて、アムロのガンダムが、シャアのモビルスーツの武器を持つ右腕をズバッと切り落とした
そして、すかさずモビルスーツの腹にあるコックピットめがけ、ビームサーベルでまっすぐ突き刺しに来た
「シャア、覚悟!!」
死を覚悟するシャア
しかし、「大佐!!」
ララァの乗るエルメスが、二機の間に飛び込んだ
アムロのビームサーベルは、そのまま止められず、エルメスのコックピットを突き刺してしまった
「アーーーッ!!」
ララァの悲鳴が響き渡る
「ララァ!!」
アムロが叫んだ

彼は、一瞬の間にララァの魂と対話をした…
「人は……変わってゆくのね… 私達と同じように…」
「そ、そうだよ ララァの言う通りだ…」
「アムロは、本当に信じて?」
「し、信じるさ…… 君とも、こうしてわかり合えたんだから……
人はいつか、時間さえ支配することができる………」
「ああアムロ……、時が見える………!」
2人は、人類が未来に超感覚を獲得し、意思の疎通をして仲良くし、共に生きていくことを感じとる………

エルメスは閃光を放ち、大爆発を起こした

「うわーーっ!!」
シャアは叫んで、悔し紛れに目の前の操縦パネルにこぶしをたたきつけた…

(と、取り返しのつかないことを……してしまッた…………)
アムロは戦意を喪失し、ぼうぜんとする………

シャアは傷ついたモビルスーツで飛んで、無言で基地に帰還していく…
そのいつもは冷静な目の仮面の下から、一筋の涙が流れていた……


わし、悲しィなったな、でもこれで、

五葉=誤破、

「誤って破壊」の意味がわかったやろ、

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