WTO協定違反

韓国政府が原発事故以降に福島近隣8県水産物を全面輸入禁止とする特別措置を行っている件。
日本はこのうち28種の水産物について禁輸措置はWTO協定違反だとして2015年に提訴、昨年2月に日本側の主張を認めた判決(一審)のため韓国が昨年4月に上訴していたがWTOが4月11日を最終判定日とすると日韓両政府に通知。
WTO提訴は二審制なのでこの4/11の判定をもって最終結審となるが、二審は一審の判定プロセスが正しいかどうかをチェックするだけで新たに事実関係がどうのこうのと審議し直すことはないので原則は一審支持のまま変更なしで韓国側敗訴が濃厚だそうで。
結審したらどうなるかっていうと、通例では敗訴国には3～15ヶ月程度の猶予期間が与えられるので、韓国はWTOが定めた猶予期間内に輸入禁止を解除することになるのだが、別にWTOには各国間に政策を強制する法的拘束力は無いので必ずしも韓国側が解除するかどうかは不透明。
韓国側が従わなかった場合は国際法を無視する無法国家となって信用が失墜するが、韓国はすでに募集工や慰安婦で国際合意を守らない無法国家であり失墜する信用もすでにないのでこの点に関して韓国はノーデメリット。
となると日本はWTO裁定に従わない韓国に対して被害額を算定してWTOの承認を得た上で韓国に報復関税を課すことが出来るので福島県産よりもはるかに危険な韓国産食品に関税かかって日本に入ってこなくなるのは非常に喜ばしいことなので是非韓国には輸入再開しないでいただきたい。
この結果はほかの輸入禁止にしている台湾などの国・地域の政策にも影響があるだろう。
そっちもWTO提訴で脅せば簡単に解除されるだろうから、輸出先から韓国だけが消えたところでたいして困らんだろ。