ちーむひじかた<管理人の小部屋>

ちーむひじかたのMIFが徒然にぼやくのだ。

入場料

2019-01-15 19:47:00 | ニュースとか
入場料を払う施設といえば、テーマパークとか美術館や博物館などが思い当たるだろうが、昨年末六本木にオープンした書店「文喫」は
入場料1620円(税込)を払わないと入店できない本屋。
まぁ本屋といっても街の本屋さんみたいに売れ筋の新刊が山積みになったり売れない本が返品されて棚のラインナップが変わったりとかそういうのはなくて、レーベルやサイズ毎ではなくジャンル別に並んでて読み放題。
入場料払うとWi-Fiのパスワードが書かれたバッジを渡され、店内はドリンク飲み放題で店内の本を読みながらでもOK、別料金で軽食も提供されている。
コレって本屋の形態だが中身は漫画喫茶とか拡張版図書館だな。
本屋の形態とってるから気に入った本は購入できるらしいが、他人の手垢まみれになった新品とは言えない本をわざわざここで購入するメリットもないし、本屋の形態である以上は定価販売だからもはや流通していない入手困難希少本なんて置いてないだろうしで実質的には本を売ることを目的とはしていないだろう。
さて入場料を取る本屋といえば、ハリー・ポッターシリーズの作者、J・K・ローリング氏がポッターシリーズ書く前に住んでたポルトガルにある本屋がローリング氏がちょくちょく訪れてインスピレーションを受けた本屋として聖地化、観光客でごった返したのはいいが外国人ばかりでポルトガル語の本なんて買わず、かといって地元の人間も観光客でごった返す本屋は敬遠するようになって本が売れずに経営難に陥ったため入場料を徴収、本業観光施設・副業本屋に鞍替えしたそうな。
日本の観光地もインバウンド収入で潤う一方、観光客のマナーの悪さで地元民が辟易なんてニュースもちらほら。
元々観光客相手の商売はリピーターを期待せず一回こっきりなのでぼったくれという考えの悪徳連中が多いのでブームに乗ってるときは良いけどブームが去った途端に廃れてしまった所も多数。
今年の大河ドラマは「いだてん」ですが、その「ご当地」がせっかくの観光資源なんだが全く準備が出来てなかったので「おんな城主直虎」のご当地浜松に視察へいったそう。
その時に学んだのは「大河の放送が終了したら観光客の客足はピタッと止まる」だそうで、一見さん商売はやっぱり劇薬。
ポルトガルの本屋も近い将来潰れなきゃいいけどな。



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