アトピー
アトピー性皮膚炎
夜も昼も 時・所かまわず
痒さに 悩まされる
全身 痒さのボタンが ぎっしり
何処を触っても ボタンに触れる
掻きむしる 快感に負け
いつしか 掻きむしってる
後は後の祭り・・・と
何が原因かと 思いしや
原因物質 突き止め
この痒さから 遁れたい
汗疹 とびひ 湿疹
ありとあらゆる痒みから 遁れたい
アトピー
アトピー性皮膚炎
夜も昼も 時・所かまわず
痒さに 悩まされる
全身 痒さのボタンが ぎっしり
何処を触っても ボタンに触れる
掻きむしる 快感に負け
いつしか 掻きむしってる
後は後の祭り・・・と
何が原因かと 思いしや
原因物質 突き止め
この痒さから 遁れたい
汗疹 とびひ 湿疹
ありとあらゆる痒みから 遁れたい
嫌がらず 答えてくれる 何度でも
愛しき君は 電子辞書よ
パソコンに 電子辞書の 愛しきよ
貧しき我の 知識補う
何もせず 時過ぎ行きて 日は暮れる
夜の厄介 者になりたる
世の動き 無視して過ごす 日々有るを
無為徒食の 我気が引けて
肩身狭 生産性の 無き身分
知りたり顔で 世間歩くを
命日
今日は息子の 月命日
妻と並んでる息子 写真で
自分が知る息子より 大人びた
いつも子供だと 思ってた息子
なのに 大人大人の姿して 凛々しく
そんな頼もしき息子と 今話したい
どんな会話が 出来るのか
そんな息子は もう居ない
ハッと気づく 加齢臭に 飛び起きて
シャワーするやら コロン振ったり
日課なり 日々の泳ぎに 出かけては
今日の元気 感謝せり
今ひとつ 納得いかぬ 肩なれど
動く身体に 泳ぎも楽し
恐々と 皮膚の感覚 確かめる
触りて痒み 無きに安堵す
世の中で 今嵌りしは 電子辞書
私の疑問 即座に応ふ
ハッと気づく 加齢臭に 飛び起きて
シャワーするやら コロン振ったり
日課なり 日々の泳ぎに 出かけては
今日の元気 感謝せり
今ひとつ 納得いかぬ 肩なれど
動く身体に 泳ぎも楽し
恐々と 皮膚の感覚 確かめる
触りて痒み 無きに安堵す
世の中で 今嵌りしは 電子辞書
私の疑問 即座に答ふ
部屋と言う部屋 開け放ち
独り静かに 腰かける
静寂なる気 だけが漂い
我を つつむ
満ち足りた幸せに グラス傾ける
静かなる 静かなる時が 過ぎていく
ゆっくりと ゆっくりと
何事も 無きが如くに
静寂の時が 過ぎてゆく
広い広い 空間に
静かな時は 流れてゆく
何事も 無きが如くに
静寂に 身を委ねて
過行く時を 楽しむ
なんと平穏な 時の流れよ
静かに 静かに 時は流れていく
開け放たれた 空間に
満ちあふるる 静寂の時は 流れる
静かに静かに 過ぎ行く静寂を楽しむ
グラス 片手に
暑さと痒さに 悩まされ
今宵も眠れず 悶々と
いたずらに 夜は更けてゆく
唇は荒れ 肌はぼろぼろに
びらんに爛れ 無残な唇
アトピーで肌も 掻きむしられ
トビヒも 疣のように
我が身体 妖怪なり
宗教とは(5)
宗教こそは 最大の
商売なり 商売なり
誰が何と 言おうとも
教祖になりたや 教祖様
教祖になりゃ やりたい放題
金は がっぽ がっぽ 入りくる
口先三寸 舌三寸
みなみな その気にさせられて
騙され 騙されし
差し出す 差し出す お布施やら
お布施少なきゃ 嫌な顔 嫌な顔
嫌な顔して ねだるなり ねだるなり
宗教 宗教 良い商い
商い 究極 宗教なり 宗教なり
宗教とは 何ぞや 何ぞや
未だに判らず 宗教や
宗教法人 まかり通る まかり通る
税金払わず まかり通る まかり通る
こんな良い商売 ありゃしない ありゃしない
お布施貰って 徒貰い
何の手間いらず 徒貰い
徒で貰って 税金要らず 徒貰い
こんな良い商売ありゃしない ありゃしない
わしも教祖に なりたや なりたや
為りたいけれど 舌足らず 舌足らず
どうすりゃ そんなに 口上手 口上手
口上手に なりたや なりたや
人の意 手玉に取りて 手玉に取りて
思いのままに 金召し上げる 召し上げる
こんな良い商売 ありゃしない ありゃしない
やはり 宗教 宗教や
宗教に 勝るものなし 勝るものなし
人生
人生の 終焉
穏やかな 終焉
いつ来ても
拒みはしない
わたしの 終焉
穏やかに 穏やかに
なのに なのに
心の安寧
求めし安寧
安寧に
安寧は 退屈
心の 安寧
望みし 安寧
なのに なのに
微かに芽生える 漣は
安寧は 退屈な物
その 望みし安寧
安寧 得てみれば
安寧の 退屈
心 揺さぶる
小さな漣 起こし
宗教とは(4)
高野にあらずは 高野にあらず
そんな高野にした 空海さんよ
あんたとは 何と空恐ろしき お人よのう
それにしても 人の心に入り込む
人の心に 入り込むとは
人の心に入り込んで 離さない
それは 至難の業
人心 いつかは離れる
なのに 離さない 死んでまでも
まさに 信者なり
信者とは 永遠のフアンとも言う
フアンは いつかは離れる
永遠のフアンにするには 信者にすることなり
栄えれば 栄るほど
いや 栄えさすには
やはり 霊感商法も又 真なりか
解らぬは 真の宗教
真の 宗教とは
三途の川も 金次第
昔から 死後も金次第
話の なんと多き事よ
宗教をかさに 金集め
坊さん 三日やったら止められぬ
坊主 丸儲け
何と何と 宗教は
金儲けの 最たる物よ
なんの 疚しさもなく
人の 懐より
いとも 易々と
金 むしり取る
貧しき者より むしり取る
人の弱みに つけこんで
何と何と アコギなことよ
皆々 宗教と
有りがたき 名目つけては
むしり取る むしり取る
宗教とは(3)
人の心に 安らぎを
与えてこその 教えなり
心の糧に なればこそ
人の心は 救われる
それをそれをと 良いことに
形に変えて 売り込むとは
おのらの 私利私欲 その物よ
皆みんな 騙されて
ほいほい 踊るげ阿保らしさ
大道芸人 顔負けの
手振り 身振り 口上に
みなみな 騙されて
今日も お山参りと 人はいく
それにしても 空海さんよ
あんたは稀有な お方やのう
どうしてどうして そんなに
人の心を 惹きつけるの
余程の お口達者か 知らないが
これ程までに 人々を
意のままに 従わせ
意のままに 操りて
まさにまさに 傀儡師
全国 津々浦々に
口説きに口説いて 浄財集め
己の名 知らしめす
創りに創りし 寺と寺
皆みんな 誑かし
高貴なお人から 貧しき我々まで
良くもよくも 誑かしたものよ
高野を 歩いてごらん
歴史に残る 人々の
墓と墓を かき集め
墓のコレクターかと 見間違えるばかり
まさに これ見よがしに
宗教とは(2)
最後の関門に 待ち受けるは
何と 何と 札所鎮座する
”サア サア お立ち寄りの皆様よ”
案内安全 交通安全 祖先供養と
ありたっけの商品 揃え置き
人の弱みに つけこんで
けしかける けしかける
案内人 自ら言うのには
わたしゃ 荒野の公式案内人
高野に認められし 案内人・・・よと
それじゃまるで 結託よ
結託までして 庶民から
あれや これやと 言いくるめ
手当たり次第 売りまくる
人の弱みに つけこんで
お札 おみくじ 賽銭と
売りつけ 巻き上げ その果てに
願い事適わぬ時は 何と言う
あんたの行い 悪いから…よと
まさか まさかの 言い種に
みんな みんな 黙ってる
身に覚えが 有ればこそ
反論できずに 終りおる
こんな不条理 有るかいな
長き人生 反論せぬは 無いけれど
それを 良いことに
言い逃れるとは こりゃ如何に
まさにまさに 詐欺そのものよ
宗教とは(1)
宗教とは 何ぞや
人に安らぎを 与えるもの
人に心の 安寧を
なのに 霊感商法とは
人の心に付け入る 霊感商法
宗教とは
教えとは
霊験とは
高野へ来ての 思いしは
なんと開祖の 凄いこと
人の心を 捉えて離さない
死しても 開祖に跪く
それにしても…と 思いしは
案内人の事有るごとの 奨め言葉
熱心に聞き入る 人に混じりて
我 それに白けたり
幾度も幾度も 繰り返す
浄土話の中に 潜らせて
進める言葉の 端々に
売りつけかんかの 商魂見たり
これも 霊感商法?
挙句の果ては お札 香の類まで
売りつけんとする 魂胆よ
川のせせらぎの音が
耳に心地良く 沁む
緑と清らかな 流れに囲まれ
心 癒される
独り椅子に 座り
この静寂なる 自然に
身を委ねる ひととき
何物にも 変え難し
川湯の 湧き出る