研究授業(6)

2012-09-17 | 研究授業への思い
20代の頃、
研究授業&事後研に参加したときはいつも
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「代案・対案を出す」
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ということに情熱を燃やしていました。

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「ここはちがうのではないか?」
「自分ならこうする」
「こうやってみたらどうか?」
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代案、対案を出す事は(もちろん!)とても大切です。
しかし、自分の場合は、
授業技量も低い、未熟な教師のくせに
生意気にも一丁前のことをしゃべった気になっていました。

授業者の方には、
ピント外れなことばかりで
大変失礼な事を言ってきたかもしれません。
そう思うと、とても申し訳ない気持ちになります。

ただ、そういう機会をとおしたからこそ、
おかげさまで「授業を見る目」を
少しずつ養うことができたのだと思います。

このように、20代のころは、
自信の若気のいたりについて
周りの先生方に、たくさん目をつぶっていただきました。

「大切に育てていただいたのだなぁ・・・」
ということを痛感するばかりです。


30代になると、
なぜか(?)「質問」が多くなりました。

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「その授業行為の『意図』はなにか?」
どんな力を子どもたちにつけさせたかったのか?
扱った学習用語を授業者自身がどう捉えているのか?
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ときには重箱の隅をつつくような質問もしてしまい、
(そのときには、そんなことを意識してもいなかったのですが・・・)
あとで落ち込んだこともありました。

心のどこかで
「おれはここまで知っているんだぞ」
「自分自身をよく見せたい」
という意識があったのだと思います。

でも、ある日、ふと思いました。

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個人的な質問は、研究会が終わってから
授業者の方に直接お伺いすればいい。
自分の無駄な質問で、参観者の貴重な時間を奪ってはならない。
発言をするのなら「意味のある」「価値のある」
ものにしなければ・・・
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そこから、自分の研究会への向き合い方が変わってきました。

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