枕草子の枕

気になる出来事

ピンクの胃薬

2018年05月16日 | どうでもいいこと
胃薬といえば・・・

ドラッグストアで買える


い~い薬です!の太田胃散

緑の胃薬サクロン♪

あたり。

でも最強、すんごい薬があるんでっせ。



30代、私は毎日毎日、毎日・・・・胃が痛かった。

空腹で痛くなり、食事をしてもっと痛くなり、何でもないときでもシクシク不快。

そんな日々。


だから病院でお薬を処方してもらっていたり、売薬を買って飲んでたり

自己流のハーブで対処したり・・・



どうして炭酸嫌いの私が炭酸水を飲むようになったか?

どうしてミントティーやらミントキャンディを常備しているのか?

それは、すべて胃の不快を治すためのアイテムなのであった。




その頃、仕事場の青山でかかっていた病院の先生

私:「胃が痛いんです。はい、そう体重も減ったし・・・」

先生:「お~~!!それはなんかできてるねぇ、うんうん」とニッコリ。


そう、先生、消化器専門の超得意分野で、なんか嬉しそうに胃カメラの日時設定。

鴨ネギ? 先生のモルモット?


残念でした、その時はただの潰瘍だったな。



で、また別の日


私がカナダに旅行に行き、ものすごい胃の不具合でナイアガラのそばのホテルで

死にそうになった時のこと・・・


自分でも体温低下、心拍頻脈、血圧低下がわかる。
このままだとヤバイ感満載。

バスタブにお湯をため身体温め一夜を過ごし・・

何とか翌日現地のドラッグストアでつたない英語で症状をいい

ショッキングピンクのドロドロ液体の薬を出してもらった。


これだ!!       

ペプトビズモ・・・

見よ!!この怪しい色!!  スライムまではいかないけどかなりドロドロ。


しかし、私はこいつで命拾いしたんだ。

ペプトビズモ様々なのだ。

ありがたや〜!



で、帰国後すぐに前出の先生のとこへいったら

「はははっ、それ、典型的ショック状態ってやつね。よく生きて帰ってこられたね~」

と笑う。

う~~~人ごとだと思って~。

しかし、この対応私は嫌いではない。むしろこの先生が好きになった。




この時初めて「タール便」という言葉を知った。

胃の中で大出血をして、腸を通過すると真っ黒くろすけになって排出される

それをタール便というのだそうだ。




出血していた胃の傷口をこのドロドロピンクが塞いでくれたんだ。





で、この得体の知れないピンクの薬の話をしたら先生は

ふ~~ん、知らないなぁ・・・とのことだった。




制酸剤らしいし、アメリカではかなりポピュラーなんだと後日知る。





つい先日お仕事ご一緒させていただき仲良しになったKeiさん。

日本人だけど彼女の本拠地はアメリカ。(TOIEC940点の持ち主!!)

そのピンクの薬話をして、また欲しいけどもうアメリカいかないからな・・・

といったら、

このゴールデンウィーク明けにアメリカに帰るから買ってきてあげる!!

って言ってくれて!!

おまけに私の頭痛でお世話になった薬の話もしたら

そう!! 痛み止め、こちらはエメラルドグリーンのジェルカプセル(名前忘れた)

の薬も買ってきてくれる。


超うれしい。


しかし、自由の国アメリカ、売薬の色も自由だ・・・。