思うこと・・・

先日の父の日、父の七回忌の法要を行った時のこと。

祭壇に向かい読経を聞きながら、つらつら考えてたこと・・・


癌で亡くなった父。

最後の在宅医療で訪問ドクターと看護師さんたちにお世話になった最後の一か月

入院中の抗がん剤治療、放射線治療も辛く、家に帰りたかった日々。

自宅での最後の最後も痛かっただろうし、苦しかっただろうし・・・


読経のBGMで思うのはそんなことばかり。




また、奇遇にも私が卒業して就職した会社関係で知り合い

仲良くしてくださった一回り以上先輩のKさんも、数年前ここ、同じこの場所で

葬儀を執り行い、その時のことを思い出す。


当時小学生だった息子さんが今は立派になられて、最後の療養、無くなる瞬間の話を

伺い、涙、涙・・・

やはり癌で、壮絶な亡くなり方だったとのこと。



はぁ～～、私はどうなって死ぬのかな・・・苦しいの厭だぁ～～～痛いのは嫌っ！

そもそも、死ぬなんて恐ろしく怖いこと。

パッとサクッと死ねたらいいのに・・・

読経の間中そんな恥ずかしいことばかりを考えていた。



しかし、読経がクライマックスにきた頃、最後にたどりついた思いは、

父７８年間の人生、辛かったであろう闘病生活、それは、ほんの1年くらい

残りの77年間父の人生のメイン？は、山あり谷あり、悲しみあり苦しみあり、

でも、喜び、楽しみ、幸せ、高揚感、達成感、笑いあり・・・の素敵な時間で

それら充実した77年の方を思ってあげるべきで、そちらを称賛すべきで



Kさんの場合だって、まだ早いよ～、そして苦しんでかわいそうに・・・

って思うんじゃなくて、彼女の人生のメインをアプローズすべきなんだと。



最後のその瞬間を怖れ、そればっかりを危惧・杞憂し今という時間を台無しに

しちゃったら、ダメだよ自分！！

今を輝かしい瞬間にデザインしていくことそれに専念して行かなきゃ・・・

あるのは今だけ。今を大事に充実させてすごそうね！


なんとか、やっとこさ、そう思ったら、


一昨日亡くなられた小林麻央さんがブログで

もしここで死んだとしても、私はかわいそうな人とは言われたくない・・・

充実した輝かしい時を過ごしたんだから・・・

というような内容をよんで、ほんとに素晴らしい強い人だったんだな～と

涙・・・