知人から、20年前のデジタルカメラを戴いた。現状品、付属品無し。
型式は、『SONY MVC-FD88K』。ネットで調べると、SONY公式の報道資料が出てきて、『MVC-FD83K』と『MVC-FD73K』が下位モデルになっていて
操作性は同じのようなので、デジタルのマニュアルを探す場合は、3機種のどれかで大丈夫のようだ。
最大の特徴は、記憶媒体がフロッピーディスク。当時は安価な媒体で手軽に撮影だったけど、今じゃ入手が困難という、20年前には考えられない状況ですね。
同時期、最上位モデルだったので、お値段11万5千円。この報道資料、3機種で最上位モデルが生産量が一番多くなっている。これは不思議です。
専用バッテリーですが、一個付いていましたが、充電器が無い。それで、ネットでノーブランドの怪しいヤツを購入。送料込みで1660円でした。
USB充電という今風の互換充電器で、一度に2つ充電できる。保証書も説明書も無いので、販売元のライズコーポレーションで確認。
パソコンのUSBに接続すると、二つのLEDランプが緑色に点灯。充電池をセットすると赤色に変わり、完了後に消灯(記事の間違いで緑色に戻るみたい)
貰ったデジカメの電池は全く反応しない。相談したところ、検品しますか?という返事。正常なら着払いで返送するとのこと。
悩んだ結果、互換電池の購入を決意。ロワ・ジャパンという会社で、1280円でした。こちらは送料無料、定形外。
この充電池、 NP-F550は、いろいろな製品に搭載されているようで、そのために現行品だった模様。送られてきた電池は無事に充電開始しました。ライズコーポレーションにも連絡して、ラクマの出品での売れ残りのMacintoshフォーマットの3.5Inchフロッピーディスクを用意。無事通電したけど、Diskエラー。フォーマットで問題は解決しました。
撮影ボタンを長押しで、記録する。この書き込み音、久々に聞いた(笑)。
デフォルトで、130万画素、解像度1280×768で撮影できるみたい。職場の古いPCで撮影した物を見たところ、100KB位消費。これだと、10枚くらいしか撮影できないかな。光学8倍は、さすがに見栄えが良い。デジタルは16倍。
VGA(640×480ドット)とSXGA(1280×960ドット)のモードもある。この感覚は新鮮だ。普通のデジカメなら、低解像度・低容量、高解像度・高容量とメモリカードを選択するけど、1.44MBは揺るがないので、使い分けは難しい。
報道資料では、MPEG1で、320×240ドットで最大約15秒、160×112ドットで最大約60秒の音声付き動画を記録可能みたいけど、使用に耐えられるのか?
1999年頃のメモリカードの容量は、8MB~32MB(GBじゃないですよ、メガバイト)ぐらいか。当時、東芝・富士フイルム・オリンパスの連合の販売していた「スマートメディア」は、32MBのものが発売開始した頃だったみたい。そう考えると、フロッピーディスクの圧倒的低容量を補う、圧倒的な安さが魅力だったのだと思う。
このバッテリー、リチウムなので、過放電が起きると駄目になるらしいので、たまに通電しないといけないみたいだ。
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