1995年から不定期にアップグレードを続けている、パソコンソフトの一つ。前回は2019年版。
正直なところ、一太郎は、というよりワープロソフトは、年に数回しか使わない。文字起こしはメモ帳で十分。
同封されている『ATOK』は、日本語を効率よく変換するIMEというジャンルのソフト。25年くらい前まで、『WX』、『VJE』、『松茸』といった製品が割拠していましたが、Windows2000、XP登場以降、わざわざ別に購入する人は激減し、次々と開発終了。どんなに効率が悪くても、Windows標準の『MS-IME』でいいやという人が増えました。一時期、『Baidu IME』が広がりつつありましたが、本国中国に入力データ送信事件などで衰退し、現在は、Googleの日本語変換が対抗馬です。
私の購入理由は、日本語変換のATOKの更新という位置づけ。概ね、毎年新しいバージョンが販売されますが、2~3年に一度の買い換えです。なので、一太郎のバージョンアップ版の購入は、これが最後になると思います。JustSystemには、正直失望しました。日本のソフトメーカーとして頑張っているな、応援しようと思って買い続けていたんですけどね。
今回のバージョンアップの特徴は、一太郎2022と、『ATOK Passport [プレミアム] 1年』がセットになったもの。従来型のATOKは付属しません。来年2023年8月一杯までに利用開始すると、1年間無料というもの。一太郎は製品としては、42900円。バージョンアップ版は9000円くらい。『ATOK Passport [プレミアム] 1年』は毎月600円(税別)(ノーマル版は機能が絞られて300円)なので、消費税10%を加えて、年間7920円もしくは、3960円です。
おそらくですが、毎年バージョンアップすれば実質無料って言いたいんじゃ無いかと思いますが、先に書いた通り、私は数年に一度、普通のユーザーは毎年更新しますかねぇ。おそらくはATOK離れが起きるんじゃ無いかな。Google日本語変換も大分良くなっていますからね。従来版との併売をしなかった理由は不明ですが、自信があったのかな。
個人的には、一太郎が限界なのかなと言う印象。一太郎の使用許諾書では、条件付きで3台のパソコンにインストールできる。『ATOK Passport 』複数の環境とは言え、最大10台。Windowsマシンとスマホやタブレットという使い方でしょうけど、7台には『一太郎 for Windows』は入っていないわけで、もう一太郎を使ってという状況では無いのだと思う。
JustSystemsは過去に椀飯振る舞いしたツケが回って、ヤバいのかも知れません。20年くらい前に、idiskって、オンラインストレージが付いてきて、未だに無効になっていないんですよね。わずか100メガバイトのオンラインストレージ(笑)。ちょっとしたデータを職場に持って行くのに便利。昔はこういうのを一杯やっていて、太っ腹だったんですけど、最近は期間を指定するものが増えています。
個人的に応援しているのは、あとはソースネクスト位なんだけど、あそこは商品案内が雑なんだよねぇ(笑)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます