ひさへ的ポンコツ脳内劇場

マンガ描いてピアノ弾いて料理(栄養士免許有)も作ったりの引きこもり主婦。無断転載お断り~。

フデさんの必殺魂抜き。

2018-04-26 | 義母98歳
す昨日の続きです。





物忘れがひどくて、メモを欠かさないフデさん98歳。
しかし、認知症が進んでいるようで、
最近では、メモの日付がめちゃくちゃだったり、
メモをする事すら忘れてしまうという事も
多くなりました。

ま、詳しくは昨日のブログを見てね!!



ある日、アタシが一人でフデさんを訪問した時の事。



フデさんはメモ帳を食い入る様に見ていました。

すると、フデさんはとても不安そうに、



いや、今日は病院の日じゃないよ。
一昨日、病院に行ったはずだけど?

断定文でメモするから・・・。
過去形でメモすればこんな風にはならない様な。
詳しくは昨日のブログで。


でも、一応大声(怒鳴り声)で優しく(?)説明を。
フデさん、耳が遠いので大声じゃないと通じません。









やっぱり29日に病院に行った事を忘れているし。
怒鳴り声で優しく(?)解説したわよ。



フデさんは腑に落ちない感じでしたが、
何とかわかってくれた様子・・・。



・・・で、



再びメモを見るフデさん。





そして、

フデさんの脳内は、
瞬く間にリセットされるのであった。

その間、数秒?
秒殺!!







再び、根気強く説明。

















日にちの感覚が完全に無くなってしまったのね・・・。
だから、説明しても全然わからない。



そして・・・、
見なきゃいいものを!




そして、
また・・・、





・・・・・・・。


断定文でメモしてあるからね・・・。
過去形だったらこんな風にはならないような。









もう、闘うのはやめました。

その後、この件の話しを2回繰り返して・・・。
「よしおお義兄さんが全部やってくれるから、お義母さんはこの部屋に居るだけで大丈夫だよ」
「よしお義兄さんが来なかったら、今日は病院の日じゃないから、ゆっくりしてて大丈夫だよ」
と、肯定も否定もせずに声をかけて。
で、少し安心した様子に見えたので、アタシはフデさんの部屋から脱出成功・・・。






ふぅ。









帰宅したとたん電話が。
ディスプレイを見ると、
さっき訪問したばかりのフデさんから!!


嫌な予感しかない・・・。 





これ、超ヤバイ。

フデさんは昨年秋くらいから
「物盗られ妄想」が始まっている。

フデさんの脳内では、
物が無くなった=(イコール)盗まれた、という図式になるのだ。



あ、これ、アタシの心の叫びね。


私がフデさんの服を盗んだ、と言う事になっている!!
フデさんの「持って行ったでしょう?」という優しい言い方がせめてもの救い。



こんな時の適切な対応は「一緒に探しましょうね」なんだけど。
離れて暮らしているとね・・・。

大声で必死に説明するも。





あ、コレも、アタシの心の叫びね。

実際には罵声など浴びせていません!



フデさんが納得してくれるまで
声が枯れるまで優しく説明を続けましたよ。

電話のアタシの声が聞こえているのか、聞こえていないのか。
理解力も皆無だし。

そのうち、

「わかった・・・」と言って電話を切られてしまいました。
本当にわかってくれたのか?
アタシに電話した理由も会話しているうちに、忘れてしまったのかもしれない。











♯超絶高齢者。
♯老老介護。
♯頑張れ、アタシ。
♯同居じゃないのに疲れるのは何故。
♯魂抜き



この日から、アタシは一人でフデさんを訪問する事が少し怖くなりました。
物盗られ妄想、実の娘やお嫁さんが対象になるそうです。
「いつもひさへさんに盗まれる」とインプットされてしまったら、
これからフデさんと関わって行くのがとっても難しくなる。

それだけは、避けたい・・・。

しばらくは休日に夫と二人で訪問する事にしました。



そしてその後もフデさんの魂抜きは続くのであった・・・。
このお話しは、また近いうちに!!
コメント (8)
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