ひさへ的ポンコツ脳内劇場

マンガ描いてピアノ弾いて料理(栄養士免許有)も作ったりの引きこもり主婦。無断転載お断り~。

冬が終わった。

2017-03-20 | ひさ屁的人生三大悲劇マンガ+α
毎度おなじみ流浪のブログ。



最近、最低気温もプラスの日が多くなって、陽の光も暖かくなって、
「あぁ、冬が終わった」・・・、とじわじわと嬉しく感じています。

「春が来た」という喜びよりも
やっと「冬が終わった」、というホッとした気持ち、わかってちょーだい。


だって、雪がなくなって、車の運転が楽。
いや、運転はラクしちゃいけないよね!

あ、でもね、日陰とかにはまだまだ雪がゴッソリ残ってます。
いい加減な雪かきをしている我が家のまわりにもそりゃあもういっぱいの雪・・・。
ご近所で1番の雪の量かも!




さて、お久しぶりのノン・フィクション・マンガです!

フィクションのかけらもございません!!
何から何まで、衝撃の事実!


14年の時を経て、今、蘇る・・・(あぁっ、ホントは蘇っちゃダメ!!)




あれは14年前の12月30日。
お正月を網走の義理実家で過ごすための道中だった。
その日は天候も良く、雲一つない青空。
でも、これって「放射冷却現象」で太陽が出ているにも関わらず、
キンキン!に冷えた日だった!

石北峠を抜けてから北見市内までは、
見通しの良い、まーっすぐな道路
が、約40キロも続きます。



当時の路面は、
ブラック・アイスバーンの上に粉雪がサラッとかかっている状態。

ブラック・アイスバーンって、パッと見、路面が見えている感じなので、
まさか凍っているなんて思いもしない。
スリップする要素、ナシ。と判断しちゃうのよね。

・・・あぁ、コワイ。

タイヤの摩擦で氷がちょっとだけ溶けるのよね。
でもって、「粉雪」・・・。
これがまた、最強のスリップの素になる。



前の車がノロノロ・・・。
もうちょっと速度上げてよ!!

 

なので、アタシは勝負に出た!!

この勝負が、後の「大参事」になるとも知らずに・・・・・・・・。

念入りに対向車の確認をして、



強気の追い越しに出た。




無事に追い越して、

元の車線に戻ろうと・・・、



えっ?





速度が落ちない???



軽く踏んだブレーキのせいで、



あろう事か、蛇行運転が始まってしまった!!
制御不能!!
対向車線に出たり、戻ったりを繰り返し・・・、



対向車が来ても、上手く交わし・・・。
ってゆーか、蛇行のタイミングに対向車が上手くハマってくれた!!

これって、まさに奇跡!の ミラクル!
アタシ、持ってる???

って、んな事言ってるバーイじゃねーよ。



更に、蛇行運転が続き・・・。
(今思えば、どうも、ハイドロ・プレーニング現象でもある様な・・・。)





遂には・・・、











「そっち行くな」って言ったって、制御不能なんだから!




道路を外れ・・・。
















さぁ、皆さん、
ETのテーマ曲を浮かべて!!

歌ってもいいわよ!!

フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンもいいわね!!



















































跳んだ!!





もはや、これまで!












アタシが最後に見た光景は。








真冬の寒々しい雲一つない青空と、遠く連なる北見の山。











次の瞬間、衝撃が走り、







真っ白!






こ、ここは「天国」だ。
アタシは天国に来たんだ。

痛みも苦しみも味わう事なく、一瞬に「天国」に来たんだ。
あぁ、楽に死ねて良かった。 





やっぱり、流血モノの大けがをしたんだわ、
でも、痛みは感じない。
やっぱりアタシ、死んだんだ・・・。






・・・「で、三途の川はどこよ?」等と考えていたら。




















えっ?


当時3歳の娘の泣き声が、後ろから聞こえた。




えっ、みんな、いるじゃん。

もしかして、みんな、生きてる?





その後、アタシ達のジャンプを目撃した後続車の方が
「大丈夫ですか」と声をかけてくれて、警察にも連絡をしてくれました。
見知らぬ方々、本当にお世話になりました。

警察のおじさんには「電柱にぶつからなくて良かったねぇ」と言われました。
ぶつかってたら・・・、あの世?

娘はチャイルド・シート、アタシはシートベルトをきちんと着用していたので
怪我もなく大丈夫でした。
あ、アタシはちょっと首を捻挫。
シートベルトをしていなかった夫は指を強く捻挫。

みんな、シートベルトしようね!
チャイルド・シートも!!


車は大破し、こんな事故を起こしてしまったアタシは、しばらくショックで
運転するのも恐怖で、事故の夢を見てはうなされる夜が続きました。

本当に怖かった。

なので、知人友人には言えませんでした。

言えないまま・・・、ま、別に言わなくたっていんだけどさ。



半年たった頃、
娘が通っていた市の発達支援センターでの事。

娘が突然、保育士さんに、



これでバレた(゜∀゜ )



14年経って、やっと冷静に思い返す事が・・・。
と、思いきや、このマンガ、昨日描き上げて、昨夜編集してから寝たんだけど、
雪道で事故を起こして号泣している夢を見てしまった。
しかも、自分の泣き声で起きてしまったと言うおまけ付き・・・。

14年経った今、思い返しても冷や汗モノだわよ!

だから、冬になると運転完全放棄したくなるの!

だからノロノロ運転のアタシを、後続車の方々、どうか暖かく見守って下さい。
決して、あおったりしないでね!
って、アタシ、暖かく見守れなかったんだよね・・・。

でも、もう真冬に網走に行く事はない。
本当にホッとしている。
真冬に家を空けるのも心配だしね。
網走から帰って来たら、ストーブが壊れていた、とか、
水道が凍結していた、って事もあったしさ。



さて、これからはしばらくの間、頼まれた似顔絵描きに専念したいと思います。
似顔絵描きの様子はUPして行きますが、ブログの更新は少し滞るかも。
コメント (14)
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