両生類日記

今日は会えるかな

森の妖精 ヤマネ (第一報)

2011-12-02 21:44:47 | 生物

 ヤマネ Glirulus japonicus は日本固有種で、体長は 6.8-8.4cm、尾長は 4.4-5.4cm程の齧歯類で、本州・四国・九州に生息し、樹上棲で夜行性、食性は雑食。1975年に国の天然記念物に指定されています。
 森林伐採による生息数の減少が懸念され、環境省レッドリストでは準絶滅危惧(NT)に、山口県では絶滅危惧IB類にランクされており、保全に向けての調査が県内各地で行われています。
 今回は、その調査に同行し撮影を試みましたが、研究者も野外では1年に1度目撃できればラッキーと言うほど昼間の出現は希のようです。
 と言うことで、巣箱の設置は必須のようで、最初の写真4枚は、県立博物館 博士 田中 浩 氏に写真を提供していただきました。夜間の撮影は自動カメラによるものです。ちなみに巣箱の出入り口は、樹木に面した側です。


冬眠中のヤマネ 運び込んだ巣材の中に潜り込みます。


自動カメラによる撮影


自動カメラによる撮影


自動カメラによる撮影


まだ冬眠モードではありません。仲良く昼寝している家族。


自動カメラをテストする M2 の学生さん。例えテストでも可愛く写りたい。

Copyright (C) 2011 TOKUNAGA Hiroyuki All Rights Reserved.