もっと晴れていたならばと少し残念であります
広島県呉市の倉橋島
この辺りのことを「善太郎鼻」と呼ぶそうです
地元の方ならご存じかもしれないのですが
またしても地図にない
道なき道を下りて見つけた眺めです
この眺めの入口はありません
県道の遠くから
灯台を見つけたもので
Google Mapsを頼りに
獣道の斜面を下りなんとか見つけた磯の眺めです
地図には載っていませんが
ネットで調べて見ると灯台の名前と
こんな民話の由来がみつかりました
「伝太郎鼻灯台」
「善太郎鼻」
親孝行むすこの善太郎が能美島で石工として働いていたが、父が急病でたおれたので、息のある間に早く帰ろうとして、小舟で帰るとちゅう、大向のみさきまでくると波が高くなり、小船が木の葉のようにゆれ、とうとう船はくだけ、おとうさんに一目あいたいと、父の病気を心配しながら死んでいきました。 その夜から、島をかよう船は、善太郎鼻があれなければいいがと心配のたねになっています。夜、この岬をとおるのをきらわれたので、今は供養の石塔がたてられています。
面白い形の岩が点在する岬に灯台がありますが
どうすればたどり着けるのか
「道」らしきものは発見できず
ここまでの景色に止まりました
おそらく、潮が引けば
もっと近づくことができそうですので
次回チャンスがあれば
秘密の入口と
善太郎さんの供養の石塔,灯台の眺めを再び訪ねてみたいと思います。