7月8日から10日までの日程で、議会運営委員会の視察研修が行われました。
場所は、北海道稚内市と名寄市。
稚内市では、SNSを中心としたゼロ予算での議会広報について。
名寄市では、議会報告会の取り組みについて。
それぞれご説明いただきました。
稚内市のSNSについては、フェイスブックを活用した議会の情報発信であり、紙による議会広報誌に比べて、速報性があります。
一方で、議員にもそれぞれ考え方がある中で、取り上げる話題の基準は難しいものがあるのではないかとも感じました。
現状では、議会事務局が主体的に行っているとのことでしたが、議員中心でやろうとした場合に、取り上げる話題について、議員間で合意をするための時間がかかってしまうのではないか?
となると、速報性を保つことができないのではないか?と感じました。
また、名寄市の議会報告会の取り組みについては、18人の議員全員が参加して、議会報告会を開催しているとのことでした。
あくまでも「報告会」ですので、市や議会が行ってきたことを説明する場だと思いますが、各議員で考え方や認識に違いがあった場合に、ある程度の統一的な説明ができるのか?
「討論会」ではなく「報告会」ですので、そこに難しさを感じました。
いずれにしても、ともに神栖市議会では行われていない取り組みですので、それぞれの良さと課題を研究する必要があると思っています。
― ちなみに、1枚目の写真は、稚内市議会でご用意いただいたもので、左が言うまでもなく神栖市、右側が稚内市の市章です。
また、2枚目の写真は、名寄市の黒井議長さんにご挨拶いただいた時のものです。