眼高手低

社内で筆ペンを使い、
表書きの練習をすることになった。

慶弔事や季節のおつきあいで、
年間の筆書き回数は多い。

30年以上、私の下手で自己流な
表書きで対応してきたが、
最近、欠勤した時に2回ほど
不幸が続いてしまった。

翌日、出勤すると
コピー用紙に必死に練習したらしい
社長の筆ペンの文字があり、

濃い墨で字がデカデカと
スッゴク元気一杯に書いてある。

苦戦のあと。

このまんまの字で書いたが？
と聞くと、
そうだこって。
俺だって、しょーしかったいや。
と言っていた。
(※しょーしいは恥ずかしいです)

そんなわけで
数人で表書きを…となった。
私もきちんとお手本みて
練習してみよう。

ネットでお手本を探していたら
偶然に今の私にピッタリの
四文字熟語があった。

眼高手低
批評ばかりで実力が伴わない。
(見る目も無いですけど)

ガゴーン！まさに！

こんな風に目を止めた言葉は
ご先祖様からの忠告のような
感じがしてしまう。

ははあ～と思わず、
ひれ伏してしまいそうになった。

ご先祖様、精進いたしますので
どうかどうか見捨てずに何卒。