東京都足立区内の区立小中学校全109校で1月下旬、給食時間を試験的に5分延長したところ、食べ残しが小学校で平均3%、中学校で4%減った。
区内では1日計約3トン出る給食の残飯を、約100キロ減らせる計算。食べ残しが16%減った小学校もあり、区教委は「各校は給食時間にゆとりを持ってほしい」としている。
区教委によると、給食時間は学校ごとに異なるが、準備や片づけもあり、実質的に食べる時間が10分しかないケースも。1月26~30日に延長した結果、8割以上の88校で食べ残しが減った。
中学では多いところで14%減った。特に思春期に入り、しっかり食べることを「恥ずかしい」と考えがちな女子中学生が、5分延長で完食するケースが増えた。
(読売新聞、YAHOO!JAPAN)