フィリピンパブから続く道

フィリピンパブに愛を求めることが無理だということに今更ながら気がついた。
たしかに弟が言うようにあそこはギャラリー付きのカラオケステージにすぎない。
ストレスを発散するには良い場所のはずなのに、いつの間にかストレスの塊のような場所になっていたのも愚かな話である。

「今日はステージで歌でも歌いたい。」と思った時にお金を払った分だけ楽しませてくれれば良い。
昨日も一昨日も電話がかかってきたが、歌いたい気分ではないので断った。
「早く寝てね！」と言われたが余計なお世話である。

友人が旅立った

友人が一人マニラに旅立っていった。
思えば彼に無理やりフィリピンパブに連れていかれたのはもう７年も前のことであった。

あれから７年、たくさんの人に出会っていろいろなところに出かけた。
楽しいことや哀しいことをたくさん経験し、お金もかれこればらまいた。

文字通りハロハロ、サリサリ、パロパロ・・だったなぁ・・

私は来週末北京に出かける。
同時に日本のチャイパブも開発するつもりだ。
これからは「花花公子」で行こう。

南方戦線から大陸戦線へ

南方戦線はしばし撤退することにした。否、撤退ではない、転進である。

きっと、貧しかったけど家族が今より身近だった昭和30年代を懐かしく思い出しただけのことである。
ただそれだけだ・・

さて、転進先に目を向けると今度は誰もが豊かになっていった昭和40年代が思い出される。

様々な矛盾を抱えてはいたが皆が何かに向かって驀進していた、そんな時代だった。

グズグズしない

JTBでツアーをキャンセルし、リムジンの払い戻しも受けた。
フィリピンの娘と姉に「行けなくなった」と事務的にメールを送った。
彼女からはここしばらく電話もない。
面倒くさいのを我慢して２回も別れ話をしたから、どうにか理解してもらえたのだろうか・・
電話がかかってくれば出るつもりだが、もう会うこともないだろう。
さらに、このまま電話がなければこの上ないラッキーだが、今のうちに電話番号を変えてしまうのも手かもしれない！

キャンセル

リムジンバスのキャンセル料は100円だった。
JTBのキャンセル料は20900円だが、内金で20000円払ってあるから残りは900円である。
すでに払った20000円は一回飲みに行ったんだと思えばいいし、わずか900円の支出はマニラに行ったとしたら、おそらくその100倍かかることを思えば得した気にさえなる。

遅まきながらフィリピンに固執する理由も特にない。
彼女もフィリピンごと葬り去る時が来たのかもしれない。

最低だ。オレって

40代と50代、たった一日の違いなのだが世間から見る目は随分違うらしい。

「もう年なんだから身体を大事にしてほしいけど、パパはパパらしくいてほしい」と息子から励ましとも慰めとも言えないおめでとうを言われた。
それは、年相応に変わった方が良いということなのか？それともいつまでも若い気持ちを持ち続けてほしいということなのか？私は判断がつかないでいた。

それでなくてもここ数年「イヤなことをイヤだ」と口に出すのが億劫なばかりに望まない環境に甘んじている。
反面、カッコだけはつけたがるものだから最低である。

体脂肪と年齢は男をカッコつけの意気地無しにするらしい。
最低だ。オレって