シニアの身辺瑣事・PCライフ・ペナンあれこれ

日常の目に留まったこと、気がついた小さなコト、PCライフ、ペナンのあれこれを書き綴ることにしました

ボランティア、そしてゴルフ

2007-10-29 09:37:19 | シニアの海外生活
友人とのメール:
友人が世話役を努めている会合が200回記念だった。
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SWNさま、PM会200回記念、盛会で、おめでとうございます。
小生の近況やご欠席の方などの近況はご披露がなかったのでしょうか?
それどころやない!・・でしょうね。
どなたかアシストして、当日の模様などお聞かせ願えるようなら、申し分ないでしょうが・・・
出席して、飯食って帰るだけがたのしみ、
お世話など真っ平・・という御仁がほとんどなのでしょうね。
当方も、ネットでの交遊対象をシニアにこだわらず、
老若男女を問わず・・にして、ストレスがだいぶ減りました(^o^)

ゴルフ、スコアーアップ・・ご同慶の至りです。
昨秋、自分に会うドライバーにめぐり合う・・などという幸運に恵まれ、
ゴルフの面白さに目覚めました。
もっとも、初めてのコースなどでは、
その佇まいや綺麗な植生に目が行きがちで、
コース攻略は、二の次になっている自分に苦笑いです。
したがって、スコアーはよってご想像のとおり・・という体たらくです。

これって思い上がり?

2007-10-16 10:04:00 | シニアの海外生活
mixi仲間の日記に主夫が洗濯を取り入れてくれたがクシャクシャのまま・・・
奥さん(多分お仕事)はそれを見て・・
(旦那の気持を推し量って・・)ありがとう!
しかし、憂鬱感は残る・・・。
小生のコメント: 
このような場合、一番大切なことは相手の立場、考えを優先に考えること・・だそうです。
昨日、海外向けTVで渡辺淳一がいいことを言っていました。
夫婦は会話が少ない・・
朝顔を合わせたときに言葉を交わしていますか、
おはよう・・とでも
心にも無いここと、心込めずに言いなさい・・と。
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TV見ながらのわが夫婦の会話、おはよう・・は欠かしたことは無いね。
私:我が家は会話があるほうと思う、
僕は、ある程度意識して話題提供に努めている・・
時には愚痴に聞こえるかも知れないが、
夫婦が話題を共有することは大切と思っている。
小生の話題の多くは当然のことながらPCライフ関連・・
PCトラブルのこと、メールやチャット、mixiでの話題など
ここペナンでのPC交流のことなど、
PCボランティア活動については愚痴が多い。
そんなに不満ならやめたら・・というのが彼女の反応・・
話題提供、一緒になって悩んでもらいたい、解ってもらいたい・・
「そうね!何か活路を見出せないかしら・・」などとの反応を期待しているから
まったく期待を裏切られたことになる。
「人が折角話題提供しているのに・・そんな言いようなら、今後は話さない・・」となる。

先のTVはこのことを語る絶好のチャンス、日ごろの思いの丈をぶつけておいたが、
その後どう変わるか・・楽しみがひとつ増えた(^o^)

閑話休題、さて、翻ってわがボランティア活動、地域での顔を合わせてのPC相互研修会的なものは人数を絞って5・6人のメンバーで細々と・・・。
まずは、PC活用技術有りき・・で、日ごろのMLでの活発な情報交換がベース。
それすらなくてこの暑い中、週に一度集まってみても、そのときなって一からはじめたのでは
2・3時間はすぐにたってしまう。
顔を合わせるメリットは十分に理解しているつもり、
だが、これだけ通信技術が発達し、手軽にオンラインでチャットし、ボイス交換が出来、
メール交換も出来る時代。
それすら活用できなくて、PC関連技術をステップアップしようというのは虫が良すぎる。
それに当方には言い分がある!
まさに、いわばボランティアされる側にもそれだけの努力が求められているのでないか。
メール発信に無反応、当方のブログやwebサイトへの話題提供にも無反応・・
まさに、「心を込めずに発信しなさい」の自覚がない。
やがて、離別の道しか選択肢が無くなってくる。
離婚の道がどうしてやってくるかがわかるような気がする(^o^;

節酒、そして甘いもの

2007-10-16 08:54:00 | シニアの海外生活
去る8月から節酒しています。
肝機能検査の結果、異常値がたくさん見つかったのがきっかけです。
その後ほとんどが回復しましたが、それ以来、あまりお酒がほしくなくなりました。
そのほかにもうひとつ理由があるのですが、それは内緒。
いずれにしても、タバコの時と同じように、いつでも手を出せる・・としていますが、
暑さ対策の梅酒などは楽しもうと思っています。

若いころ70歳を過ぎていた親父が美味しそうにビールを飲んでいました。
その姿を見て、自分も70過ぎてビールをあのように美味しく飲めたらイイな・・と思いました。
当地はお酒が高いのが欠点、されどそのためもあって深酒しない、もっとも翌日に残るような飲酒は避けるようになっていました。
翌朝の頭が重いなどと言うのを避けるようになったしまったご老体と言うところです。
晩酌欠かさずの自分が食卓(夕食)に着くとすぐ、常備しているウーロン茶の冷たいので喉を潤し、食事を始める姿に、われながら驚いています。

PTNRがお酒が飲めないたい体質で、何時も飲むのは小生一人と言う環境も節酒するのが容易だった一因かも知れません。

従来から、いわゆる両党使いで、甘いものにも目が無く、最近はもっぱら和菓子系を好みます。
当地では羊羹などをたまに賞味します。
最近は、夕食後の果物の前に最高級デーツをひとつつまみます。
まさに、羊羹です!

投稿その2(コタキナバル旅行)

2007-10-13 05:47:36 | シニアの海外生活
今回のコタキナバル・ケニンガウ・クダ旅行(2007年9月末から約一週間)するに際して加入した団体から
「ペナンからKKに旅行するのは珍しい」とて旅行記を投稿するよう求められた。
いろいろと現地情報をもらいアドバイスしてもらったことでもあり、
旅行を楽しむ第3ステップの範疇でもあるので応じることにした。
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ボルネオ・サバ州の(ペナンからコタキナバル・ケニンガウ・クダへ)
今年初頭のエアアジアの大プロモーションでペナンからのコタキナバル無料直行航空券をゲットすることが出来た。
当地ペナンでお知り合いになったIGSご夫妻との4人ずれ、幸い4人ともゴルフに熱心、
ならば良いゴルフ場も多いと言うKK(コタキナバル)のこと、
ゴルフ三昧・観光旅行にしようと決まった。
ゴルフ場選びなどは、ハンデキャップ・シングルの相棒に任せ、
ヘボ・ゴルファーの小生はホテル選びなど雑用をこなすことで役割分担も決まった。
先は長い、ここペナンから最近とみにKK詣でをする人が多い。
直行便を利用して観光兼ねてLS(ロングステイ)の下見の意味もある。
その方々の経験談などお聞きして情報収集に努めた。
出発1ヶ月を切って、現地のわれわれと同様の立場、
すなわち、いわばLS仲間とも言うべき方々のコンタクトが無いことに気づいた!ゴルフの情報も乏しい、人脈がないことにあせりを感じた。
KK情報はあるにはあるが、ダイビング・シュノーケリングにキナバル山関連、
それにジャングル関連のwebサイトは多く、商売がらみ。
シニアの在住者ならではのアングラ情報がほしい、
その間、当地で所属しているゴルフクラブの倒産騒ぎもあって
提携コースでの会員並みのグリーンフィーの当ても外れるハプニングもあり、
ゴルフ選びは出発間際になって振り出しに戻ってしまった。
インターネット関連の情報源にやや焦り気味に再度情報を求め、
KK関連のゴル場情報の見直しに努めた。
ネットサーフィンする中で当KHSをヒットし、
サイトにお尋ねの書き込みなどをしたが、
当初はゴルフに詳しくないエージェントを紹介されるなど紆余曲折の末、
KBT氏とコンタクトすることに成功。
入会すると共にKK在住のTGC氏を紹介していただき、
直接のメール・電話でいろいろな情報をいただいた。
旅行とは言え、われわれLS組みは経費的には一時期場所を移すだけ、
いわば贅沢旅行はしたくない。
ゴルにしても当地の出費との比較になる。
一発豪華主義は避ける・・となるとKKでは、ほぼ無理。
幸いKHCのwebサイトに格好のゴルフ場が紹介されている。
この中からどこを選ぶか、
そして他の情報といかにマッチングさせるか・・・悩み多き日が続いた。
そうこうする内、MIXIでケニンガウ在住女史とコンタクトがあり、
現地のホテル事情などを得ることが出来、
当該ホテルとゴルフ場との電話コンタクトで良好な感触を得た。
ケニンガウでのゴルフとも一箇所はKHSの皆さんが、
目先を変えて楽しまれると言う最北のクダに狙いを定めた。

旅行第一日20070/9/26:
KK空港で、予ねて電話でコンタクトをとった
1982年製ベンツのシムさんの出迎えを受け、
4ゴルフバックほか荷物を積み込み、
まずは空港至近のプラザ・タンジュンアルにて中華昼食で腹ごしらえ。
気配り・清潔・美味のレストランに幸先のよさを感じた。
約1時間半の山越えドライブでケニンガウ(KGU)ジュタホテルにチェックイン。
予ねて電話でコンタクトのフロントマネージャーのリサ女史と初面会なるも旧友に再会した感覚。

旅行第二日2007/9/27:
ゴルフ場に9時前到着、かねての電話コンタクトどおりホテルと同様KHC価格を適用とか、
KHCの影響力を目のあたりにし、開拓のご努力に感謝。
うす曇の快適高原ゴルフを満喫、帰宅後知ったことだがビジャイシンのホームコースだとか。
設備も立派、従業員のそれなりの教育を受けているようだし、
コースもよく手入れされ整備されている。
今回の旅行のハイライトのひとつ、KFCC(ケニンガウ・フッド・センター)でミキシー仲間のMerikaさんとその友人お二人と歓談、
同女史セレクトの地元料理は初めての味ばかり、ところ変われば品変わるを実感。
中国系マ人YGさんによるタクシー手配は圧巻で、
今回の旅行の成功の一因でもあった。
ホテル帰着後ホテル近くの商店街を散策、衣料店の主人Oさんと入魂に、
図らずもゴルフ場情報の入手とPC交流を楽しみことが出来た。

旅行第三日2007/9/28:
小雨の日の出?ゴルフは様子見、その間PCタイム?。
昼間前に雨が上がったので、ゴルフへ、
二日間の高原ゴルフは天候にも恵まれ快適そのもの。
ペナンでバギーとはいえ炎暑で息も絶え絶えのゴルフとは雲泥の差、
余裕綽綽の歩きゴルフに自分でもびっくり。

旅行第四日2007/9/29:
近くの丘のお寺・弘済寺から街の全容視察?後コタキナバルへ。
約3時間半でプロムナードホテルに到着チェックイン。
昼食はインターネット情報によりフッドセンター88(アジアセンター横)でラブアン・ラクサ。
ラクサもいろいろを実感。昼食後は一行センターポントで各自思い思いに・・・。
パートナーとも別れホテル裏の足裏マッサージ1時間RM30。
並びのInternet Access Centerを発見(1時間RM3)。
カクテル・アワ-でワインと結構な軽食でほぼ満腹。

旅行第五日2007/9/30:
朝散歩は海岸通をメリディアン。ホテル前まで写真取材しながら往復。
フィリピン・マーケットで珍しい果物や人々の佇まいを楽しむ。
静かなロビーでのリッチな雰囲気での結構な朝食をゆったりと楽しみ、サンデーマーケットへ。
100Mは優にある露天をひやかし往復、記念にTシャツ購入。
昼食は現時KK滞在中のYGC氏とワリソン・スクエアの中華料理店で会食、小龍包は逸品。
貴重な情報の数々を頂き歓談。
2時出発の7人乗りタクシーでクダットへ、山道ところどころ修理・未舗装、がけ崩れ跡。
疾走すること2時間半、陽気なウンちゃん。

旅行第六日2007/10/1:
ホテル目の前のゴルフ場、アウトは海沿い、インはオールドコースと呼ばれるボルネオ・最古のコースとか。
プレイ代はあまり優遇は受けられなかったが、
二日目は気持ちばかり?の優遇価格を提示され、気持よくプレイできた。
昼ね休憩後、Tip of Borneo ボルネオ島最北端に行く予定を、曇り空では・・と言うことで計画変更。

キロ22と言う石鯛もどきのライム餡かけ、蝦のから揚げほか合計5皿でRM60、一人当たり約500円、ほかにBQQ小物キンメ2尾をアペタイザーに、
ちなみにビールも首をかしげるお値段、大瓶RM8

旅行第七日2007/10/2:
ゴルフ後、ゴルフクラブでシャワー後昼食。ホテル3時出発でKKへ、デリントンホテルにチェックイン。
帰路途中の街道沿いの焼きとうもろこしなどで空腹感なく、
冷房の効いたモスリム向け中華料理店?でカレーラクサなどの軽食。

旅行第八日最終日2007/10/3:
残念ながら離陸は西向き、そのまままっすぐにペナンに向ったためキナバル山は見えず。
ペナン着陸も南東からで島影が見えるのみ、ジョージタウンはまったく見ること叶わず。写真撮影もならず。

今回の旅行は、現地での宿やゴルフ場の料金交渉やタクシー確保などあって、
常にのんびりといかぬ旅ではあったが、それだけに人との交わりは濃密で、多くの友人を得た。
旅行後1W以内に写真約800枚を整理し、
お世話になった方々に礼状メールとともに送った。
資料の整理も済ませ旅行日誌もアルバムとともにアップし終えた。

同行4人とも特に異常もなく1週間にゴルフを4プレーを楽しことが出来たまさに素晴らしい旅であった。

なお、より詳細についてはwebサイトにアップしておりますので、
ご参考になすってください。

マレーシア・サバ州(ボルネオ島)への旅行

以上



投稿その1「ペナンでドリアン」

2007-10-12 18:07:31 | シニアの海外生活
某団体から投稿を依頼された。
いわゆる旅行記や観光案内はプロに任せて、
超得手勝手な殴り書きにしようと決めた。

話題にされるのもイヤと言うドリアンが格好のテーマ。
ドリアン嫌いにイヤでも目に入る、当方は強制するわけではない、
怖いもの見たさ・・・でごらんになることを期待する。

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ペナンにいわゆるロングステイを始めて約2年半になる。
果物の王様ドリアンのシーズンは3回経験したことになる。(12月に出回るがこれはいわば陰のシーズン)
今年になって初めて、ある程度ドリアンが見えてきたかなという感がする。
 
(高木に稔ったドリアン)
果物の王様と言われるドリアンであるが、これほど毀誉褒貶の激しい果物はない。
「あんな臭い物、食べる人の気が知れぬ・・・」という方がいる一方で、その粒をつまみ上げ、じっくりと眺め、しゃぶりつき、にんまり・・
「たまらぬこの美味さ、震えが来て、叫び声を挙げて走り出したくなる!」と言う御仁とご一緒したことがある。
思わずわが耳を疑い、その姿を確しかめた。
まさに至福の喜びの姿がそこにある。

果物の女王マンゴスチンは万人に愛され、悪口?を言う人はまずいないと言ってよいだろう。
女王たる所以である。まさに納得のいく地位を確立しているといえる。
もっともマンゴスチンよりマンゴーのほうが好きという個性派も無きにしもあらずだが・・・。

それにひきかえ、ドリアンを話題にされことすら嫌う人が居る一方、人の身も心も奪うほどの魅力があり個性豊かなるがゆえにドリアンは王様と称されるに相応しい。

わが周辺では昨年に比してドリアン理解者が急速に増えつつある。
ドリアン嫌いには、いくつかのパターンがある。
まず、体質的にあわないという方もいるであろう。
好き嫌いなし、何でも食べるという方にドリアンだけはダメという方に会ったことがない。
すなわち、ドリアン嫌いはほとんどが食べず嫌いと言い切れる。
そんなことはない、食べたことがあるが美味しいとは思わなかったという方が、これまた結構おられる。
ドリアンは3度食べなければ、その本当の良さが分からないという。
まことに残念ながら美味しいドリアンに遭遇したことないご不幸な方が多いのも事実のようである。

美味しいドリアンとは、
まず、その日の朝に落果した新鮮なもの。
(熟すると軸の途中が離れるようになっているので、栽培農家はネットで受けたり、あらかじめ紐をつけておいて、地面を直撃と言うようなことがないようにしている)
次に、割ったらすぐに賞味すること。
美味しい物を選ぶこと。
品物選びは、プロの判断を信用するしかない。
ある程度の価格の銘柄を選べば、まず、間違いない。
日ごろの付き合いが、ここでも大切となる。
わしは懇意の果物屋に「お前を信用してドリアンを選んでもらうのだから、ベストのものを選んで、保障してくれよ!」と言わずもがなのことを呟くことにしている。
山元でドリアンが山積みしてある中で、銘柄ものを家の中に大切に保管しておもむろに出して来るのを目撃した。
屑物に比して10倍は稼げるから当然のことではある。

臭い、あのたまねぎの腐ったような臭い、硫黄温泉の香りは外皮の内側が醗酵したものという。タイの水上マーケットでドリアンのにおいに驚いて大騒ぎになり、危うく小船が転覆しそうになったなどという話を聞くが、まさに噴飯もの。
新鮮なものは甘い蜜の芳香がする。
売人はこの匂いをかぎ分けている。
スイカを叩いて品定めするがごとくドリアンの売人は振って品定めをする。
中の身が完熟してしまっているか、熟れすぎて実が崩れてきたいいないか・・「コトコト」と音がするかどうかを確かめていると言う・・・。

(わがコンドミニアムF23のテラスの初期のドリアン)

チェンマイのドリアンは綺麗にピラミッド状に積み上げ、窓を開けている。これを指で押して品質を確かめると言う。
確かに未熟か熟しすぎていないか、ほどほどの弾力で見分けるのだろうと思う。
カロリーが高く、中高年の健康食とは行かぬから、食事とのバランスをとることも必要、昼食代わりにビスケットなどとで、軽食とする手もある。
水をしっかり摂ることも必要。
お酒、特にビールは醗酵を促すから、飲むなら時間を置いたほうがいいかもしれない。

王様を、安く美味しく堪能できるところペナンに居ながら、
そのチャンスを存分に享受しないと勿体など言う貧乏人根性が小生をドリアンフリークにする所以かも知れない。
(数々の果物に囲まれて・・ドリアン山荘にて)

果物の王様・ドリアンが日本でも最近スーパーなどで比較的お買い求め安い価格(2・3000円?)で売られているという。
本場での経験からすると、多分、品種改良により日持ちのする、そして、異臭を放つことを極力抑えたものだろうと推察する。
なぜなら、当地でも万人に愛されない理由の最大のものはあの異臭だから・・。
ドリアンが日本人にポピュラーにならない理由は
1. いいものを選ぶ選び方が分からない。
2. 買い方が分からない。
3. ホテルなどに持ち込めない、どこで食べればイイの!
ハードルは高い。
実は道端で売っているのを割ってすぐその場でつまみ食いという手がある。
日本人には街で食べ物をつまむというのは馴染みが薄いから、この方法はほぼ不可能。
ガ-ニードライブ沿いのコーヒーレストラン(開放型小食堂)で地元のグループが持ち込んでいるのを幾度かみかけている。オープンな小食堂などでは、ドリアンを持ち込んでも断わられないところもある。
バスなども冷房を効かしているから、断られるという人も居るが、運転席の横に積み込んでいるのを見かけたことがある。 もっとも冷房の効いた最近のラピッド・ペナンでなかったことは確か。
では旅行者はどうすればいいか・・・
先のつまみ食いスタイルか、逗留中の人の手引きに縋るしかない、たとえばお宅でのドリアンパーティ?にお招きいただくような幸運にめぐり合えるかどうかは、日ごろのお付き合いの大切なことの所以である。

(いろいろな銘柄を揃えて食べ比べ・・、ドリアンを割るためのナイフと手袋も)
また、朝粥会(来るものは拒まず)などに参加して、ぜひ試食したいから手引きして!と強く願望を前面に、さらば与えられん・・ということになろう。
閑話休題、
わがドリアン経験はというと:
十数年前マイレッジを活用しての東南アジアを旅行することを思いついた。タイ・HK方面は北京駐在時代に幾度か家内と旅行したことがある。シンガポールからKLそして東洋の真珠というペナンに旅行することにした。
下手がゴルフバッグを担いでの珍道中、シンガポールのセントサ島と当時の岡本綾子の人気ゴルフ番組のタラメラCC、そしてデサルでゴルフ場の孔雀と戯れ、KL・ロイヤルセランゴールG&CCを行脚した後、ペナンのラササヤンホテルで最高のリゾート気分を味わった。
そのときはジョージタウンなどという下町など眼中になく足を向けなかったことは痛恨のきわみ。
当時は今のような海岸に億ションが立ち並ぶこともなく、せいぜいエバーグリーンホテル20階程度、もし当時との比較ができれば、わがペンライフも一味感慨が違っていたかも。
さて、その数日の滞在(ラササヤンとエクエトーリアル)の帰りの飛行場に向かうタクシーの中で、何気なくドリアンの話をしたら運ちゃんがドリアンを賞味できるところに立ち寄ってくれると言う。街道筋から入ったところの茂みの中の台の上のドリアンを割って食べさしてくれたが、さして美味しいというものではなかった。なぜあのクリーミーな味わい、甘みを感じなかったのが、今にして思うと不思議。
時折、ばっさばっさと音がする。ドリアンの落ちてくる音という。(しっかりした農園ではありえないこと)
当方のあまり満足げでない様子を察したのかもっと美味しいところがあるというが案内を断った。
ということは、美味しいドリアンがあるということを暗に教えてくれたことになる。
シンガポールに帰って、ホーカーセンターでドリアンの発砲スチロール入りを見かけ挑戦したが、さほどの印象なし。
その故もあり、また、身近にドリアンを話題にする人もなく、来檳一年目がなにごともなく?過ぎ去ったが、2年目、すなわち昨年になって美味しいドリアンとめぐり合った。当地の金持ちは青田買いならぬ青木買いをするという。
農園に行って、あの銘木?の実と特定して美味しいのを食しているという。美味しいドリアンは市場には出回らぬという話まで耳にした。
是非、美味しいドリアンを食したいと当地滞在の先輩氏に案内を頼んで、美味しいドリアンを食したことがあるというドリアン街道を目指した。
店の親父に特別にベストのものを出せと注文、紅蝦なる銘柄の一品。確かに今までの市中で出会ったものとは明らかに違う。
嫌な臭いなどよりむしろ甘い蜜を感じさせる。濃い黄色に紅を一筋、紅蝦なる名前もなるほどと頷ずける色・姿。
お味はグー、舌触り、喉越しは最高、強い甘味の中にやや渋味を感じる、当地の人が好むビター・・というやつである。
振り返りみれば、これがドリアン行脚の第一歩となった。
それ以来、馬鹿の一つ覚えは紅蝦(Red Prawn,AngHeh)!
山もと、いわゆるドリアン農場を捜し求める旅も始まった。
友人から教わったドリアン農家を訪れてHorLoh胡呂
なる逸品があることも知った年でもある。

(ドリアン農場の低木のドリアンの下で記念撮影)
ドリアンを説明するに・・・
その食感:歯ざわり、舌触り、喉越し、果ては歯にまとわりつく感触・・・
クリーミーと一言で言っても、その程度もいろいろ、柔らかいチーズなど、喉越し爽やか・・・一口口に含んだ途端、柔らかいパンの感触のするもの。
甘味と言っても、あっさり味からやや渋みを伴う(当地玄人好み?)濃厚な甘み、ねっとりと纏わり付くような濃厚な甘味のものもあり、後々までも口中に爽やかな甘味を残すものまで、千差万別。
外観は:
大きさは大人の頭大から拳のように小さなものまで。棘がバラのように太くて大きなものから針のように細手の棘のものまで。色は黄土色、茶色に近いものから、緑鮮やかなものまで、柄の長さも長短あり、長さが売り物?というようなものまであり、実にバラエティに富んでいる。
品種改良され、いろいろな名前がつけられて、銘柄登録されているものは枚挙に暇が無い。
2年目の昨年、ひょんなきっかけから地元長老氏のお宅に招かれ銘柄数種を試食させてもらった。
懇意な業者に持ってこさせるとかで、ドリアン専用の冷蔵庫までお持ちのようであった。
賞味した中でもかすかにコーヒーの味・余韻を楽しむドリアンが強い印象に残った。
今年になってわがレパートーも増え、ヤット数銘柄を覚えた。そしてその特徴もある程度説明できるようにはなったが、同じ銘柄でも個体差がある。
AngHeh(RedPrawnDurian)紅蝦
HorLoh胡呂
KhunPoh坤宝
GanZa(ChangDi)長蒂
YeZiMei葉子媚
などが知りえた銘柄、そのほかにD15,D16,D17,D600,D700などと言われる、もう興ざめもイイところ。


(生のドリアンの風味を逃さず、お値段も世界水準、お土産に最適なドリアン・チョコレート)

なお、おりおりのドリアンの話題は下記ブログをご覧ください。
ぺナンにロングステイ:
http://blog.livedoor.jp/hirofulv/
以上