りたいあまん

リタイア後どうしたら充実した人生を送れるか。日々模索しています。

桜がほほえむ佳き日に

2024年04月05日 | エッセー

その昔。花といえば桜にきまっていた。

平安時代のみやびとがこよなく愛した桜が、今、咲いている。

「桜がほほえむ」という表現がある。桜が咲きましたよ

という意味である。いや、ちゃんと辞書に載っています。

ほほえむとう言葉で思いだすのは平安の昔ではなく現代

のこと。

駐車場で時々会う彼女のことである。

先日も買い物に出かけようとして車のところへゆくと

見覚えのある車のそばに見覚えのある彼女が立っていた。

自分のところからは2~3メートルの距離がある。

自分よりはずっとずっと若い人である。

顔が合ったので無意識のうちに微笑みを送ってしまう。

だが、数秒間の間隔ののちにそのお返しが自分にも送られて

きたのである。

もし、「微笑み返し」という言葉あるならば、まさに

それである。

そのときは何も考えていなかったが、あとで何か声を

かければよかったかなと、後悔した。

桜がきれいに咲いている。桜が咲くという意味と同じ

に「桜がほほえむ」という言い方もある。

彼女のほほえみは自分のもとにしっかりと届いたのは

間違いない。

ただそれだけのことで、ほかには何もない。

今のところは。

 

 


桜咲く

2024年04月04日 | エッセー

桜の便りがあちこちから届くようになった。

当地の開花はやや遅れ気味である。

満開になると上記のごとくになるが

これは過去のファイルから拾ったものである。

この二、三日というものお天気は停滞ぎみである。

なので、咲きそろった姿のお目にかかるには

あと少しの辛抱である。

お天気様には素直に従うべきである。


態度の横柄な国会議員

2024年03月22日 | リタイア日記

吉幾三さんがリポートされていましが、

飛行機に搭乗される国会議員の態度が

横柄な人がいたりすると目につきますね。

その人は現役の国会議員(参議院)だそうです。

名前も公表されているけれど、ここでは省略。

話をした相手は機内のことだからCAでしょう。

機内に限らずチェックイン・カウンターなどでも

こうした場面に出くわすことはあります。

顔は知らなくても、上着の胸に国会議員のバッジを

つけているからすぐにわかります。

そうした人は空席待ちの列に割り込み、胸の

バッジをちらつかせて急用ができたのでぜひこの

便に乗せてもらえないだろうか、と、係り員に

無理なことを平気で言ったりしていることがあります。

俺は国会議員なんだ、なんとかしてくれよ、と言わん

ばかりの態度。

これはまさに吉幾三さんが目にしたのと同類の横柄な

態度の議員であろうと思われます。

国会議員ならなをの事、公の場での物言いには注意を

払うべきです。

国会議員だから特別扱いしてくれというのは間違った

考えなので改めてしかるべきです。

 


巨星墜つ

2024年02月11日 | エッセー

この本は作家の村上春樹氏と小沢征爾さんが語り合ったインタビュー形式の

本である。

小澤さんの恩師斉藤先生の思い出やボストン時代のことが述べられている。

村上さんいわく。ジュネーブ時代のこと。指揮前にハラが減ったので赤飯を

ぺろっと食べちゃったんだよ。そのせいでか、具合が悪くなった小澤さんを

村上さん(たまたま居合わせた)は手をさすったり色々介抱して大変だったらしい。

「音楽的成長とは対照的に子供がそのまま大きくなったような部分が小澤さん

にはあった。」と村上さんはこの本の中で述べていた。

巨星が墜ちるように偉大な人物が一人亡くなってしまった。

報道によるとボストン交響楽団が告別の曲として「G線上のアリア」を追悼

演奏し、曲が終わると楽団員が黙とうを捧げたとのことである。

ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 


JAL社長の話

2024年01月18日 | リタイア日記

この写真は滑走路へ向かおうとしている

ランプ上のJAL機である。あるいは着陸したばかり

なのかも知れない。ネットから拝借している。

今日の某紙のコラム欄でJAL社長に客乗出身の島取さん

という女性が新しく社長に就任したことが取り上げられていた。

客乗から社長になるのは初めてのことである。

女性が社長になるのは今どき珍しいことではない。

あのジャンボ機墜落や一度は経営破たんした会社で、現場から

這い上がってきた一人の客室乗務員であることに驚きの目が

向けられている。困難な現場から這い上がってきた島取さんという

女性が社長になったことへの驚きと期待がこめられているようだ。

私は今はリタイアした身だし、職種も違うけれど、かっては同じ釜の

飯を食べた人間である。

今でも報道等で日航の名前を目にすると、すぐに活字が目に入って

しまい、記事を読まずにいられない。

一人の後輩として会社の将来が気になるのは当然のことであるが、

心配したからとてどうにもなるものでもないことは確かである。