現代日本人文芸

現代に生きる日本人の文芸です。小説、エッセイ、俳句、短歌、川柳、現代詩、日本の伝統文芸を愛し新しい日本の文芸を創作

現代日本人文芸:二宮正治小説:小池百合子の思い:第四回(この物語はフィクションです)

2016-07-31 06:40:01 | 日記

 小池百合子はその昔流行った東京の屋根の下を聞いていた。

灰田勝彦と言うハワイ生まれの二世歌手が戦後唄って大ヒットした歌である。

その唄の最後の歌詞、

「キャピタル東京 世界の憧れ 楽し夢の東京」

 この部分が小池百合子は大好きなのである。

「私が都知事になって東京をもっともっと輝かせて、世界の中心にしてみせる」

 小池百合子には東京を光り輝かせる誰にも負けないプランがある。

それに今回の都知事選に出馬して確かな手応えも感じている。

「小池百合子さん、あなたが都知事になると同年輩の女性が刺激を受けて『私もまだまだ頑張らないと』こう思って必死でがんばるわよ。あな

たが都知事になる事で、日本の個人消費が相当に増えるわよ」

 行く先々で女性がこう言ってくれるのだ。

小池百合子は煮えたぎる情熱をもっているのだ。

 

 


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