チェンマイひとり暮らし

物価の安いタイのチェンマイで貧乏暮らしをしています。
先物取引でリッチになって、日本に復帰したい。

バーツが底をついてきた

2006-07-20 09:01:02 | Weblog
初めてタイに来たのは1995年か96年で、
そのときの為替レートは1バーツ4.5円ぐらいであった。

次に来たのは1997年10月で、直前の7月にバーツ危機があり
1バーツ2.5円ぐらいに暴落していて驚いた。
バーツはそこからもさらに下落していった。

チェンマイに長期滞在し始めたのは2000年であるが、
1バーツ2.7円を底に、2.9円ぐらいに上がるとまた下落、という
狭いレンジで推移してきた。

バーツが2.9円に近づいてくると、ずいぶん高くなったなと感じ、
円からの両替を控えたりしていた。

それでも3円を超えるバーツ高はなかったので、
円に換算するときはバーツの価格を3倍しておけば、
その3倍の数値より少し安いぐらいか、と思っていればよかった。

しかしながら、上値だった2.9円を超え、さらに、岩盤だと思ってきた
3円も超えるバーツ高が続いている。

これからは、円への換算にあたりバーツの価格を3倍したのでは
足りなくなった。
3.1倍しなければと思う。

バーツが従来の高値2.9円に近づいたあたりから、円からの両替は
行っていないが、
昨年まとめて両替して銀行に預けておいたので、その後のバーツ高に
あたっても、そのうちまた下がるだろ、と気楽に考えていた。

しかし、バーツが高値で推移しているうちに、手持ちのバーツが
どんどん減っている。

9月に日本に一時帰国する予定だが、帰国までの2か月は持ち堪えられそうなので、
用意してきた円は、いったんはまた日本に持ち帰ることになりそうである。

このバーツ高、私の解釈では、
原油高のタイ国内への影響を緩和するための、金利を上げることによる
通貨高誘導、である。

2%程度であった定期預金の金利が、あっと言う間に4%の後半にまで
上がっている。

こういう政策は、内需を冷え込ませ、輸出も減らすので、
副作用が大きく長続きしないはずである。

また金利を引き下げざるを得ず、それによりバーツも下がってくるはず、
と考えている。

まあ、こういうのをポジション・トークという。
ポジション・トークとは、自分の願望に沿うような理屈を考え出すというもので、
たいていはハズれる。

手持ちのバーツがなくなれば、為替レートにかかわらず両替せざるを
得なくなるわけで、
結局はそんなことになるんだろうな。