Hiro*のStarlight Note

デジタル天体写真初心者の奮闘を綴る備忘録です
2013年春ポタ赤で再発し14年秋オートガイド導入、装備だけ完全再発!

強調処理のお試し

2017年12月28日 | 画像処理あれこれ
色彩の強調は強めがいいか?あっさりとした仕上げがいいか?は好みによりますが
主対象の色調をイメージし過ぎると、全体のバランスを踏み外してしまいます。
星の色も出ていてカブリも補正され、全体のカラーバランスを崩さないことと言い聞かせています(笑)。
でもこれが難しい。
最近は荒れるのを回避する意識から強調処理を避けていましたが、
あの蒼い星基地局”のおりおんさんの”きりん座 vdB14・vdB15付近”の作品に”綺麗だぁ~”と触発されて・・・・
やはり、私も試してみるかと・・・・・
前回投稿のこの対象の撮影はiso3200で撮影していても、露出も不足気味の素材ですが、
この際、カブリ・星像肥大・カラーバランスの崩れは承知の上、ぱっと見重視で処理をしてみました。

Canon DPPで開いてみたヒストグラム



ブログ”蒼い星基地局”のおりおんさんの記事のコメントにありましたスライダー操作
「レベル補正のスライダーのシャドー側とハイライト側の切り詰めを複数回」を参考に、輝度マスクレイヤを重ねて・・・・・・
後はPhotoshop cc2018やStellaimage7を行ったり来たり、
案の定、強調し過ぎで左半分がGカブリ顕著になってしまい踏み外し、輝度とGをカブリ補正。Lab色彩調整でGとYを落とすなど見た目で処理し、
何をどう修正したか覚えていない塩梅で、これではだめですが諦めて一応、出来上がり(笑)。

当たり前ですが、ベテランの”おりおんさん”のように上手くはいきません。

踏み外して荒れが良く分かります。間違いなく画像が痛んでいます(涙)。シャドー側を切り詰め過ぎたのか!ノイジーです。
透明感と同居させる処理はどこだぁ、あるはずです・・・・・・。

そこで思い出したのは星ナビ1月号吉田隆行さんの”宇宙は美しい”に記載されたあったNik Collection のViveza2の処理です。
早速、試してみました。勘(笑)、直感的に操作できるので私のような者には持って来いです。


2017.12.20 19:26~撮影  撮影地:seranisityou 光学系:TAKAHASHI ε130D 430mm F3.3 + EOS6D SEO SP4
露出:3分×29コマ(87分) 感度:iso3200 機材:Vixen SXP赤道儀 + KOWALM100JC+QHY5L-Ⅱ PHDガイディング にてオートガイド 


上:Psccで輝度マスク5回とヒストグラムとトーンカーブを若干の調整。下はViveza2で各スライダーを微調整したものです。


ちょっと露出不足が反省点ですが、「勝手に選ぶ2017年ベストショット」へは中央up部分をこのNik Collection のViveza2でのお試し処理を施して今年4作目としました。
今年最後の画像処理でした。来年も楽しみます





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2 コメント

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こんにちは (yotoumushi555)
2017-12-29 13:52:34
中々精が出ますね。確かにNicCollectionは複雑な処理を直感的にやってくれるので楽ですが、やはり基本は十分な露出という事ではないでしょうか。でもまあ、十分な露出時間を稼げない天候ばかりなので・・・気持ちは良く分かります。
自分は、見よう見まねで画像処理していたのを反省し、フォトショップの基本機能について学習中です。理屈も分からずではこれ以上進歩はないでしょうから。
来年はお互い十分星撮りができますよう祈念します。
よいお正月をお迎えください。
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yotoumushi555さんへ (hiro-2415)
2017-12-29 15:18:21
今年もいろいろとありがとうございました。そしてyotoumushi555さんの勉強・研究熱心にはいつもながら頭が下がります。
処理技法のおいしいところは狙っていますのでよろしくお願いいたします。(笑)
ホント来年は、星撮りの時間が多く訪れることを念じたいですねぇ。
それでは、よいお年をお迎え下さい。
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