★☆ひらりん的映画ブログ☆★

映画の難しい説明は他人に任せて、ひらりんは簡潔に箇条書きで映画を語ります。

★「グラン・トリノ」

2009-05-08 03:38:26 | 映画(か行)
<T986/2009/A079/S040>

今週の平日休みは・・・といっても、
まだまだGWが続いてるみたいな雰囲気の木曜日にチネチッタで鑑賞。
平日のチネチッタは割引なしなので、
駅地下のアゼリアの金券ショップで1300円の共通前売り券を買ってから、
チケット入手するのが賢い選択!!
この作品・・・予告編を見て大体あらすじがわかっちっゃてるけど、
結末をどうするのか・・・を確かめないと。
原題も「GRAN TORINO」=アメ車のフォードの名前、1972年型。
2008年製作の頑固ジジイ系人生ドラマ、117分もの。

あらすじ・・・今回はシネママガジンさんから引用させてもらいました。
超詳しいので反転モードで・・・
ウォルト・コワルスキー(クリント・イーストウッド)には、自分だけの正義があった。それに外れるものは、何もかも許せない頑固で偏狭な男だ。
妻の葬儀では、孫娘の露出過剰なファッションにキレ、大勢の参列者は「会食に出すハムを食いに来ただけだ」と一刀両断。説教が気に入らない新米神父には、「頭でっかちの童貞」と毒づく。ふたりの息子たちは、式が済むと逃げるように帰って行った。
もっと、許せないことがある。近隣に暮らす、ウォルトが偏見を隠さないアジア系の移民たちだ。大人たちは家屋の手入れをせず、若者たちはギャングを気取って異人種間の小競り合いを繰り返している。
彼らに罵声を浴びせる以外のウォルトの日常は、いたって退屈だ。自宅を修繕し、芝生を刈り、愛犬デイジーに語りかけながらビールを飲み、月に一度は床屋へ行く。そんな彼の唯一の楽しみは、磨き上げた愛車〈グラン・トリノ〉を眺めること。定年までフォードの自動車工を勤め上げたウォルトが、1972年に自らステアリング・コラムを取り付けたヴィンテージ・カーだ。
その宝物を盗もうとする、命知らずの少年が現われる。隣に住むモン族のタオだ。学校にも行かず仕事もないタオは、従兄のスパイダーに不良グループへ引き込まれ、車を盗めと命令される。夜中にガレージに忍び込んだタオは、ウォルトにM-1ライフルを向けられて、逃げ出した。ウォルトは、朝鮮戦争で使い込んだそのライフルを、タオにヤキを入れに来たスパイダーたちにも突きつける。彼は自宅の庭に侵入されて激怒しただけなのだが、タオを不良たちから救う結果になるのだった。
翌日、タオの母と姉のスー、そして親戚までが、花に植木、料理にお菓子とお礼を持って押しかけるが、ウォルトには迷惑なだけだった。数日後、ウォルトはスーが黒人の二人組に絡まれているところを助けてやる。朗らかで機転の利くスーとの会話は、ウォルト自身意外なことに実に楽しいものだった。
また別の日、ウォルトはスーから自宅に招待される。ビールに釣られて訪ねると、最初は気まずい空気が流れるが、祈祷師に心の中をズバリ言い当てられ、女たちに美味しい料理を振る舞われ、ウォルトは思わず「どうにもならない身内より、ここの連中のほうが身近に思える」と呟く。
 今度はスーと母親がウォルトを訪ね、お詫びにタオを働かせてほしいと強引に頼みこむ。渋々引き受けたウォルトとタオの不思議な交流が始まった。近隣の家の修繕を命じられたタオは、労働の喜びに目覚めていく。手本となる父親がいないタオにとって、ウォルトはまさに人生の師だ。ウォルトもまた、生き生きと働くタオを見直し始める。約束の日数が過ぎても、タオは何かとウォルトを手伝った。
 タオに建設現場の仕事を世話し、自慢の工具を貸し与えるウォルト。今やウォルトは、タオを一人前の男にするという人生の最後に相応しい仕事に、生きる喜びを感じていた。何もかもが順調に見えた時、スパイダーたちの嫌がらせが再燃する。ウォルトが受けて立ったばかりに争いはさらに加速し、ウォルトはタオと家族の命の危険さえ感じ始める。タオとスーの未来を守るため、ウォルトがつけた決着とは……?


  

ここからひらりん的レビューのネタバレ注意↓
(反転モード・・・左クリックのままマウスを動かしてね)
レビューが溜まりまくってるので、今回も「ざっくりレビュー」ということで・・・
あらすじも超詳しいし・・・
●タオの家族に近寄らないように、モン族のチンピラグループに、銃口を向けて脅したウォルト・・・
しかし、逆に危害を加えられるタオとスー。
●怒りが頂点に達したウォルトの元にやってきたのは、若造神父・・・
何度となく彼の元に訪れ、懺悔をするように迫ってきたけど、
今回の事情を知った神父も、さすがに「復讐」の文字が頭をよぎったのかな・・・
ウォルトの生き様を聞いた上で、冷静なる行動を願ったのね。
●そんなウォルトは復讐に燃えるタオを地下室に閉じ込め、
一人、チンピラグループのアジトに乗り込むのね。
●あっその前に教会に寄って、懺悔・・・

ちょっとした浮気と、ちょっとした詐欺・横領と、息子二人との接し方がわからなかった事・・
それだけ??と神父に言われてたけど、
堅物なウォルトにとっては、神に許しを請うのはこれくらいだったのね。
●アジトの前で、手で拳銃を撃つしぐさをするウォルトに一斉に銃撃するチンピラたち・・・
実はウォルトは拳銃を持たず、丸腰で立ってたのね。
わざと射殺させて、チンピラどもに罪を着せるのが目的で。
●ちなみに「グラン・トリノ」は遺言でタオがもらうことになったのね。
良かった良かった。

●吐血したりして、こっそり病院で検査を受けたりしても、
誰にも相談できない意地っ張りジイサン・・・
人種差別バリバリ男だったのに、やけに親切にしてくれた隣人に癒されたのね。
●それにしても今回の主人公・・・
朝鮮戦争に出兵した軍人魂と、
自動車メーカーのフォードで定年まで勤め上げた職人気質を持ち合わせた、
きっと今のアメリカじゃ、化石のような人なんだろうね。
●せりふの中で一番印象的なのは、神父との会話なのかで、
「命令されて殺したんじゃなくて、自ら殺したのかもしれない・・・
という自分自身への恐怖」・・・みたいな事を言った主人公。
怒りに任せて、自ら人を殺めてしまうかもしれない自分への怖さを悟ってたウォルト。
それだけに、人生の締めくくり方をじっくり考えた末の丸腰だったのね。

ここまでネタバレ注意↑

ひらりん的この映画の関連作は・・・
名優なのに名監督・・・ってとってもすごいクリント・イーストウッドじいさん。
若いころの男前の作品は・・・「白い肌の異常な夜


ということで今回は・・・
イーストウッ度・・・
今回のジイサン役は、超クチが悪かったねーーー。
でも堅物なりに、一本筋の入った人生の終わらせ方を示したのね。


●文末にブログランキングの宣伝を・・・・・・・・・・・
最近下位に低迷してるブログランキング・・・
気にしちゃいないが・・・上位が映画とは無関係の韓流系やYouTube系ブログばかりで、
ちょっと悔しい・・・ので・・・、
この映画を観てひらりん同様「クリント・イーストウッドはままだまだ若々しいぞーーー」
と思ったあなた・・・
                   
バナーにポチッとクリックおねがいしまーーす。

「人気ブログランキング(映画)」


最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (まりっぺ)
2009-05-08 20:08:54
深く胸に染み入る作品でした。
返信する
Unknown (keyakiya)
2009-05-09 19:05:52
イーストウッドの溜息が、すごい!
つばはきもすごい!
これで、絵になるんですから、すごい1

エンディングの歌声で、じーんときてしまいました。
返信する
こんにちは (たいむ)
2009-05-09 21:23:22
ウォルト(イーストウッド)に言うことはありませんが、神父さんもなかなか化けましたよね。
若造だけど若造なりにちゃんと神父さんで、でもその前に人間でもあって・・ってところがなかなか素敵な神父さんでした。

良い作品でした!
返信する
落差 (iina)
2009-05-11 11:43:56
何もかも許せない頑固で偏狭な男を、散りばめることで、ラストが活きますね。
返信する
ここまで (sakurai)
2009-05-11 13:48:27
作られると、言うことないです。
若い頃のナルシストぶりは、ちょっと鼻に付いたのですが、そのナルもいい味わいになるほど極めちゃいましたね。
憎たらしい爺様です。
返信する
TBありがとうございます (nono)
2009-05-11 22:56:59
チッタですか
あそこは朝早く通ったりすると撮影に使われていたりしますよね
ちなみに109シネマズの会員になると10日と19日は1000円で鑑賞できると思います
来年の今頃までは…ですが
それと金額変わらずでスペシャルシートで鑑賞できるんじゃないかな
あ グラン・トリノと関係ない話でした
またお運びくださいまし
返信する
TBありがとう (de-nory)
2009-05-13 07:36:20
de-noyです。
こちらにもTBありがとうございます。

泣きましたよ。
クリント・イーストウッドすごいですよね。
まだまだ、いい映画を作ってほしい人です。
返信する
TBありがとうございました (シムウナ)
2009-05-13 22:44:30
TB有難うございました。
クリント・イーストウッドの俳優業引退説も
囁かれましたが、こんなに貫禄のある演技を
観ると俳優業もそして、監督業も情熱の
続く限り続けて欲しいと思いました。
ラストの余韻は上映後も残りました。

今度、訪れた際には、
【評価ポイント】~と
ブログの記事の最後に、☆5つがあり
クリックすることで5段階評価ができます。
もし、見た映画があったらぽちっとお願いします!!
返信する
どうもです (くう)
2009-11-10 01:57:29
またイーストウッドに泣かされましたわ~。
あの決断は悲しいけれども、そうじゃなきゃ
タオの一家は救われなかったものね。きっと(; ;)

ああ言う人が化石のようだって言うアメリカの現状が
寂しかったりするかも。
葬式にヘソ出しが当たり前の世の中は私でも
受け入れづらいわ~(-_-;)
返信する
親父とかぶる (oguogu)
2010-07-18 22:47:14
TB&コメントさせてもらっちゃいますね~。
ここまでカッコ良くないですし、戦争にも行ってませんが、
一部自分の親父にかぶります。
ほんの一部ですが・・・
チョッと重ねて切なくなりました。
私はたぶんこんな息子ではないと思いますがw
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。