★☆ひらりん的映画ブログ☆★

映画の難しい説明は他人に任せて、ひらりんは簡潔に箇条書きで映画を語ります。

★「アラトリステ」

2008-12-23 03:38:34 | 映画(あ行)
<T907/2008/A212/S128>

祝日前夜はナイトショウをやってくれてる「TOHOシネマズららぽーと横浜」で。
この作品・・・上映館が少ないし、そろそろ上映も終わりそう。
スペイン歴史ものはひらりん的には好きなので、
ディカプリオの「ワールド~」はパスして、こちらを観てみる事に。
原題も「ALATRISTE」=人の名前。
「映倫 R-15」指定付き。
2006年製作の歴史劇系アクション・ドラマ、145分もの。

あらすじ・・・今回はウィキペディアから引用・・・かなり詳しいので、
反転モードで・・・
舞台は17世紀のスペイン。新大陸発見による黄金時代も終焉を迎え、今やスペイン王国は破産寸前。首都マドリードは失業者で溢れかえっている。一方、時の国王フェリペ4世は、世襲の属領で豊かな富をもたらすフランドル地方[2]を反乱軍から取り戻すべく、長い戦いを続けていた。(「八十年戦争」)
1623年、13才の少年イニゴは、兵士だった父親をフランドルで亡くし、首都マドリードへと旅立った。父の戦友である"カピタン"・アラトリステ(ヴィゴ・モーテンセン)を頼るためだった。アラトリステの暮らしぶりは、イニゴの予想以上に厳しいものだった。カピタン(隊長)という呼称はあだ名に過ぎず、戦地を離れたこの頃は、暗殺稼業で食い繋ぐ日々。時にはベッドすら質に入れ、床に寝る程の貧しさだ。だが、それでもアラトリステは従者として亡き戦友の息子を引き取った。
かつての戦友であるサルダーニャ警部補から、暗殺の仕事を紹介されるアラトリステ。警官に命じて刺客を調達させるほど身分の高い男たちは、二人連れのイギリス人旅行者の闇討ちを依頼した。見知らぬ殺し屋マラテスタと共に標的を待ち伏せるアラトリステ。無言で剣を向けるアラトリステに、旅行者の一人が「連れの命だけは!」と懇願した。相手のただならぬ様子から、この一件に深い裏があると察したアラトリステは、独断で二人を救ってしまう。
この二人の旅行者は、実は、スペイン王家にあるメッセージを伝えに来たイギリスの重要人物だった。二人の存在は、王宮の権力者である宰相オリバーレス伯爵(ハビエル・カマラ)に伝えられ、その命は保証された。暗殺計画を潰した為に、依頼主の怒りを買うアラトリステ。執拗な報復をかわした彼は、イニゴと共に再び遠いフランドルの戦場へ向かった。だが、事件の関係者たちは、敵も味方も、アラトリステの名を忘れようとはしなかった。
10年後、フランドルの戦地から海路、帰国したアラトリステは、宰相オリバーレスからの極秘の指令書を受け取り、スペイン南部の都市セビリアへむかった。セビリアで公演中の女優マリア(アリアドナ・ヒル)の舞台を垣間見ながら、桟敷席の小部屋[3]で任務の説明を受けるアラトリステ。大物のスペイン貴族が、新大陸から黄金を密輸し、敵国に横流しすることで私腹を肥やそうとしている。アラトリステの任務はその黄金の奪還だった。
さて、今回の一件にも、「イギリス人暗殺事件」の関係者が多く関わり、その中にはイニゴ(ウナクス・ウガルデ)の恋人である美少女アンへリカ(エレナ・アナヤ)も含まれていた。アンへリカとの関係についてアラトリステと激しく口論し、彼の元を飛び出すイニゴ。そんなイニゴを、遠くから案じ続けるアラトリステ。実は彼自身もまた、複雑な恋の悩みを抱えていた。アラトリステの恋人である女優マリアは、アラトリステとの結婚を望んでいたが、人気女優としての地位と生活を維持するためには、金持ちのパトロン達との交際が欠かせなかった。マリアと結婚する男は、妻の浮気を黙認するという屈辱に耐えなければならない。アラトリステにとって、それは有り得ない選択であった。


ここからひらりん的レビューのネタバレ注意↓
(反転モード・・・左クリックのままマウスを動かしてね)
1.スペイン国王に忠誠を誓う職業軍人と書けばカッコいいけど、

どう見ても傭兵・・・しかし、歴戦のツワモノだけあって、一目置かれてて、
仲間からは隊長=カピタンと呼ばれて尊敬されてるのね。
2.義理と人情と正義で生きてるような男なので、イニゴの面倒をみてるが・・・
何せ男やもめで、金もない・・・ギクシャクした関係が続くけど。。。
3.ところで主人公のアラトリステ・・・これ苗字なので、普通はこの名を呼ばないのね。
通常は、名前のディエゴとか、愛称のカピタンと呼ばれてるので、ちょっと紛らわしかったね。
4.昔っからの彼女・マリアは既に結婚してるけど、夫は余命幾ばくもない・・って話。

結婚しとけば良かったと後悔しきりだったが・・・超美人のマリア・・・
国王にも目を付けられ、、、身柄を拘束されちゃう・・・
5.黙っちゃおけないディエゴ・・・護衛の男と一騎打ち・・・
返り討ちにあっちゃって、死んだのかと思ったら、死ななかったのね。
6.時は過ぎ、今度はイニゴにスパイ疑惑がかかり、
アンヘリカとの駆け落ち話を裏切られてたイニゴは、舟漕ぎの強制労働。
7.これを知ったアラトリステ・・・いいトコに嫁いだアンヘリカのコネを使って、
オリバーレス伯爵と面会・・・強い口調で恩赦を獲得!!!
8.超美人だったマリアは王室から出されて梅毒治療病院へ・・・
面会に来たアラトリステは、醜くただれた顔をいとおしく抱きしめながら、
ちょっと後悔。
9.そんなこんなで、町にはいられなくなったアラトリステとイニゴ・・・
フランス軍と対決する最前線へ出征するのでした・・・。

とまあ、こんなお話。
●金とか名誉の為じゃなく、義理・人情・正義の為に生きてる男だったね。
●男のプライドとしては、マリアのような女と結婚するのは勇気が要ったのに、
国王に寝取られて病気にされたのには、ちょっと後悔してたね。
●中世ヨーロッパの歴史には詳しくないけど、
刺客として殺そうとしたイギリス人は、実は王室同士の政略結婚の密談しに来てたとか・・・
敵のフランス軍から、名誉的降伏勧告を受けたけど、あっさり断ったり・・・
ギスギスした隣国関係が、お話を面白くしてた気がするね。
●しかし、主人公が一端の傭兵・・って事で、話が余り大きくならないのね。
邦画でいえば、藤沢周平の「武士の一分」みたいな田舎武士の話のような・・・。
●まあ、武士道と騎士道は似たような気質があるようで・・・
主演のモーテンセンも、撮影前に侍モノの翻訳本を読んだとか。。
確かに、主君は立てるが、義理と人情は捨てない生き様が見事に表現されてたね。
●ところで、主演のモーテンセン・・・
「イースタン・プロミス」ではがっちりしてたけど、
今回は老け役までこなした剣士だったので、容姿が変わって見えたね。
しかし、デンマーク系アメリカ人の割にはスペイン語が上手かったのはビックリ。

ここまでネタバレ注意↑

ひらりん的この映画の関連作は・・・
この作品の時代のちょっと前の話かなぁ・・・というのは「女王フアナ」。
この作品の時代のちょっと後の話かなぁ・・・というのは「宮廷画家ゴヤは見た」。
 

という事で今回は・・・
英雄度・・・
主人公の男気は感じるけど、ちょっと大物感が足りないかなーーーっ。
所詮、一兵士の物語でも、時代背景をもうちょっと判ってたら別の見方が出来たかも。

●文末にブログランキングの宣伝を・・・・・・・・・・・
最近下位に低迷してるブログランキング・・・
気にしちゃいないが・・・上位が映画とは無関係の韓流系やYouTube系ブログばかりで、
ちょっと悔しい・・・ので・・・、
この映画を観て、ひらりん同様「スペインの女優さんはベッピンが多い」・・と思ったあなた・・・
                    
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2 コメント

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Unknown (KLY)
2008-12-25 03:12:48
コメント・TBありがとうございます^^
映画の感想もさることながら、ちょっと嬉しかったというか驚いたのが、実は私もこの作品『ららぽーと横浜』で観ました。なんせプレミアスクリーンも含めると確か12スクリーンもあるんで、遠征先は殆どららぽーと横浜なんです。意外とお会いしているかもしれませんね!(笑)
返信する
同じららぽーと横浜でした (はっしぃ)
2009-01-13 09:49:07
TBありがとうございます。
いつもは南大沢ですが、映画によってはこちらでないと上映していない作品も多々あります。

そういうときは纏めて鑑賞しに行ったりしているのでどこかで会っているかもしれないですね。
 
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