自転車通勤日記

自転車通勤往復40km、ただし微温湯通勤中。

電子ガジェットウォッチも開始しました。

ペダルのグリースアップ 2

2010-08-18 21:16:06 | 自転車
さて、作業の続きです。ワッシャーが外れると玉押しが見えてきます。

ワッシャーを外したら、ナット型の玉押しをラジオペンチでつまんで回して取り外します。こんな奥にあるナットをどうして回すんだ・・・と途方にくれそうですが、玉押しはまるでトルクが掛かっていないのでラジオペンチでつまむとクルクルまわせます。
ところで、これまでの写真、変な手袋をして作業しているのにお気づきになったでしょうか。
これ、ニトリル手袋といって、ま、手術用手袋を想像していただけるといいんですが、非常に耐油性に優れた極薄のゴム手袋です。




極薄なので、頭をポリポリとかく以外の作業は殆ど問題なく素手と同様に作業可能です。さらに抜群の耐油性のため、手の汚れを全く気にすることなく油まみれの部品に触ったり、グリースを指ですくって詰め込むなんて作業も抵抗なく簡単にできます。しかも、意外に丈夫です。
こんなペダルをいじるような作業をしていても全く切れる気配がありません。無論工作用手袋ではないので、ケガが心配される作業はこの上から軍手をしたほうがいいと思いますが、通常の組み立て作業はこの手袋をしたままで全くokです。そして、作業が終われば気にせず使い捨てにして手は全く綺麗、どころか作業前に手にクリームなど塗って作業を行えば、調度良い指先パックで手の美容にも貢献、100個で1000円前後の格安のお値段のため、自転車弄り以外にも一家に一箱常備をおすすめいたします。

玉押しをはずせばシャフトがペダルから抜けて、ベアリングが落ちてきます。ベアリングが大変小さいので無くさないように取り出すと、分解終了です。
左から、ダストカバー、ナット、ワッシャー、玉押し、シャフト、クランク側ダストカバー、ベアリングとなります。あとはデグリーサーなり灯油なりでパーツをクリーニングして元通りに組み付ければOKです。
自転車の中で一番路面に近いところに行くベアリングなので、防水のことも考えて相当多めにグリースを盛っておいたほうがよろしいかと思います。


玉押しの調整はちょっと大変でした。というのも、上で言ったように玉押しはあまりしっかり固定されていないので、ナットを締め込むときにナットに押され、さらに若干供回りをするために、ナットで固定を終了すると玉押し調整した時よりも相当玉押しがタイトに入ってしまいます。
普通に玉あたりを調整してスムーズな感じのポイントに玉押しをセットして、ナットで固定するとゴリゴリになってしまいます。

試行錯誤の末、私の場合は玉あたりがベストの位置に持って行って、その後玉押しを60度-90度ほど緩めてからワッシャーを入れて、ナットを回して固定するという手順で滑らかに、しかもガタつきが無い状態に調整できました。