移転しました。

移転先『マニアックにあこがれて』はトップ記事をご覧下さい。
感想系記事にはネタバレが含まれているのでご注意下さい。

ルードヴィッヒ革命 ラプンツェル

2006年07月27日 19時12分08秒 | ルードヴィッヒ革命/妖精標本
昔々、ある国に若い夫婦がいました。
身籠った奥様は隣の庭に生えているサラダ菜「ラプンツェル」を食べたいと嘆き、やつれていったのです。
見兼ねた旦那様は、隣の家に忍び込みサラダ菜を盗んで奥様に食べさせました。
2日目の夜、旦那様は隣の家に住む妖精に見つかってしまいます。
盗みを許してもらう代わりに、生まれた子供ラプンツェルは妖精に育てられることになったのです。
美しく成長したラプンツェルは、今も高い高い塔のてっぺんに閉じ込められているのです。


ヴィルの仕入れた后候補ラプンツェルに会いに行くルーイ王子は、彼女に求婚中のシルヴィオ王子と共に塔へと登ります。
そこへ丁度、ラプンツェルを閉じ込めている妖精が帰ってきてしまうのです。
一方、ルーイの祖国のお城では、ルーイ王子がいないことをいい事に、王様が新しい后とその息子を迎え入れました。
家来たちはルーイ王子の報復を恐れて反対しましたが、王様は鬼の居ぬ間に第2王子ユーリウスを次期王にするつもりです。



テンションが高くなって戻ってまいりました。
ルードヴィッヒ革命。
ラプンツェルの話以前に、「白雪姫」、「赤頭巾」、「茨姫」、「青髭」の4作を描かれてます。
4話とも1巻に収録されているので、ご覧いただければより面白いかと。


ギャグ顔の描き方が変わったなぁ~っていうのが第一印象だ!
妖精標本じゃあ横道にそれなかったからギャグっぽいシーンが少なかったしなぁ。
それにしても良いのか、これで・・・という感じのハジケっぷりで驚きました。

ラプンツェルの話は大体は知ってたけど。
大体は童話通りの展開だなぁ。
童話のほうは王位が継げなくて一般階級で幸せになったような気がしたんだけど覚えてないや。


ルーイが未だにイーディケを引きずっている所に萌える。
茨姫は1番純愛だったからなぁ~。
(他の話に愛がなさ過ぎるだけとも言う/笑)

新連載に当たってイーディケ臭を匂わせたって事は、今後の展開にイーディケが関わってくるのかな。
プチ人物紹介のところにもイーディケがいたし。
もうイーディケしか愛せない!
みたいな。

妖精=ドロテアっていうのはすぐに分かった!
そういやコミックスで続きがあるなら描きたいキャラって言ってたなぁ。
変態王子と変態魔女、とお供する悲しき従者ヴィル・・・。
ドロテアがアッサリ旅についてくる展開には驚き反面。
どんだけ掻き乱してくれるかが楽しみです。

それにしても髪の毛の伸びが異常だったのは、ドロテアの作った増毛剤のせいだった!
っていうオチにはビックリしました(笑)
しかもシルヴィオの父用に開発してたとはね。

シルヴィオも今回だけのゲストキャラにしては勿体無いくらいの個性の持ち主。
マザコンでヘタレで泣き虫で気づかぬうちに地雷投下しまくり。
池に落ちるのが日課。
だけど強運の持ち主。
最後は愛と父性に目覚め、普通のヒト化してたのが悔やまれるべき点ですが(笑)
「あれが僕の子供・・・?なんと愛らしい!!」
一瞬で親バカになってました。


さて、十数年来の愛人ペトロネラを王妃に迎えたディープ・インパクトですが。
白雪姫といい、腹黒そうな女に引っかかる父王ですね。
しかもルーイのいない間にユーリウスに王位を継がせようとしているディープ・インパクト。
なんて扱いの悪い主人公なんだ、ルーイ!
しかも家来たちはルーイの心配をして反対・・・ではなく、報復を恐れて反対・・・(笑)
主人公なのに有り得ない・・・!

ユーリウスの最後のページの笑い方には久々にグッと来るものがありました。
笑い方は母親にで間違いないでしょう。
ユーリウスが言っている「やることが甘すぎる」彼女って誰だ?
一瞬ドロテアのことかとも思ったんだけど、普通に考えてペトロネラでいいのかな?

そして早々にリゼッテ登場!
彼女もぶっ飛んだ性格してますね。
ルーイにハメられて両親を殺してしまい、殺人の魅力に取り憑かれて殺し屋に・・・。
普通はまっとうな道で生きれなくなってしかたなく殺し屋に・・・でしょう。
流石は由貴マンガです。
しかも「年間殺し屋御指名トップ」の称号まで携えてきましたよ!


個人的には、ユーリウスが実は女で、最終的にはルーイとラブラブになって終わるのかな。
と今回のを読んで思いました。
だって、ユーリウスが可愛いんだもん!!!!!!



ルーイ王子の 迷言集
「お前は今 全国のAカップを敵に回したぞ」
アンタに言われたくないよ!って誰もがツッコミ入れたくなるセリフ。
さすが王子、自分の発言は棚に上げてます。
「ルーイと呼んで下さい 嫁探し中のフリーです ちなみに母もいないので嫁姑問題もありません」
王子・金持ち・独身・姑なし・・・!
女心を分かっていらっしゃる!!!!
「いい女だな 2人のパパになるのも悪くないと思えてくる」
ちょっっっっ!
「出産したらAカップになっていたんだ」
オチはやはりこれです。
全てはこれで解決する王子の一言・・・恐るべき破壊力。


最新の画像もっと見る