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BLOOD+ #35

2006年06月11日 03時37分57秒 | BLOOD+感想

■シフの作られた理由
ディーヴァの宣伝を、シフたちも見つめていた。
ルルゥはロンドンの街中に小夜を見つける。
挨拶をしようにもダーズとグドリフにソーンが表れた今、時間がなかった。
そんなシフに襲いかかったのは、ジェイムズ率いるコープスコーズ3体。
遥かに勝るコープスコーズに苦戦するシフ。
モーゼスは彼らの仮面の下に隠れた素顔に驚愕する。
『タイプ・モーゼス』
モーゼスの遺伝子を元に作られた兵器だった。


匂いをかいで小夜を見つけるルルゥ。嬉しそう。
鼻がいいのか。先週の翼手も小夜の匂いをかぎつけてたしね。
「小夜は僕たちの希望じゃなかった」
寂しそうなルルゥ。
グド 「やろうぜ」
ダズ 「そうだ 他に希望はない」
シフたち1年のときを経てもまだ、「希望」を見つけてない。
小言を呟くダーズに、ツッコミを入れるグドリフ。
微笑ましいなぁ。モーゼスと一緒にホンワカしてしまった。
ランプに明かりを灯して、「ほら 希望の光みたいじゃん」なルルゥはシフの癒し系。

そんでジェイムズ。
「アンシェルからの言葉を伝えよう “せっかく作ったからには最後まで役に立って貰う”だそうだ
 たとえ欠陥品であろうともサンドバックくらいにはなるだろう」


「モーゼス 行こう!こんなの相手にすることないよ 逃げよう」
「できるかぁ!」
「俺たちは・・・生きるんだ!」


そしてコープスコーズの仮面の下にあったもの。
「タイプ・モーゼス
 理想的な遺伝情報を持った試作品の中から選び出され改良したものが完成形のシフ
 戦うために生まれてきた優秀なる兵器だ」


シフは完全体を作るための実験。
そのシフから最も優秀と判断されたモーゼスの遺伝子で生まれたのが、完成体シフ=コープスコーズ。

「なんだこりゃぁあ!」(後ずさり)…ダーズが笑い性のあるキャラだということを知りました。
ショックに固まるモーゼス切ない。
「こんなものを作るために僕は…僕たちは利用されたのか こんなものの…」
「モーゼスしっかりしな」

ルルゥが斧を投げて敵を牽制するものの、モーゼスはされるがまま。



■独りは嫌だ
ダーズとグドリフに無理やり逃がされたルルゥは、小夜に助けを求めることを思いつく。
ハジのチェロの音に耳を傾けていた小夜は、ディーヴァを思い返していた。
リクの顔を奪ったディーヴァ。その顔・あの歌声か頭から離れずに休息できない。
静寂を割ったルルゥの救いの声。小夜はルルゥの声に耳を傾けた。


ハジ、本日の活躍の場は教会でのチェロ演奏。
「あの歌が頭から離れないの…あの顔 何でリクなの」
休むこともできずにディーヴァを思い返す小夜に跪くハジ。
「弾いてみますか 久しぶりに」
物語中で小夜に進めるのは初ですな。(過去編は飛ばして。)しかしあっさり断られる。
「私の手が求めるのはこれ(刀)だけ ハジ私のために弾いて」
「私はいつでも貴女のために弾いています」

なんか小夜、ツンツンしてる割にはハジに対して良い感じになったなぁ。
チェロの音にうずくまる小夜。
ようやく目を閉じた頃に、ルルゥの悲痛な声が扉の向こうから。

「小夜 小夜ぁ!いるんだろ ここに!アタイだよ シフのルルゥだよ!
 アタイのこと覚えてるだろ 小夜ぁぁ! さ…やぁ…たす…け…」


ルルゥの声って震えてるから、聞いてるだけで涙出そうになっちゃう。
ランプの光を見て「希望の光か…バカじゃん」っていうのが切ない。

「みんなやられちゃう アタイ1人になるのはやだぁ
 ディスマスもゲスタスも ヤーンもギーも・・・・イレーヌもいなくなって みんなまでいなくなったらアタイ…」

「走れる?無理ならハジが運ぶ 案内して」


キタワー.*:.。.:*・゜(n‘∀‘)η゜・*:.。.:*
ハジに運ばれるルルゥも見てみたかったなぁ♪
ハジがチェロと小夜以外を運んだのって2話のカイぐらい?
あのときのカイの扱い方は酷かったな(笑)



■碧色の炎
ルルゥと共に廃工場に着いた小夜。そこには横たわるダーズとグドリフがいた。
ダーズにはもう息がなく、日の光と共に燃えてゆく。そしてグドリフも・・・
2人の燃えてゆく姿に、絶望するルルゥ。
逃げ延びたモーゼスとカルマンは、小夜の変化に気づいた。


遅かったかぁ…
次回予告に時点で今週が命日だとは分かってたけど辛いなぁ。
ダーズの死に様…BLOOD+っぽいと言うべきか。
ボロボロの身体でルルゥを心配するグドリフ、優し過ぎだよ。
いつものように眉毛を下げて「逝かせてくれ」。自分を庇ってくれたダーズを見て…
歴代シフの中で一番 きた・゜・(つД`)・゜・
演出の問題なのか、ルルゥパワーなのか。
モーゼスに抱きつくルルゥに萌えるヒマなんてなかったよぅ(;´Д⊂)

「逃げ延びるのが精一杯だった…僕たちを助けに来てくれたのか また礼を言うことになるとはな」
「礼なんて…今もこの前も助ける事なんてできなかった」


うっ…小夜にとってシフは苦い思い出だらけだな。
だからこそモーゼスも関わろうとしないんだろうけど。

「あいつ変わったな」
「彼女には無いのかもしれない」
「希望…か」


それはシフも一緒。
「僕は・・・人間の本に書かれていた“希望”という言葉を信じてみたい」
かつてそう信じてキルベドを逃げ出した時から、何も変わっていない。
むしろ状況は悪くなる一方で( ;∀;)カナシイナー



■公演目前
公演の日こそ、デルタ計画の成果を試す日。アンシェルはその前に小夜を排除しようとしていた。
小夜は放っておこうと言うソロモン。自分が殺すと意気込むカール。
アンシェルはジェイムズにその任務を与える。
カールは怒りをあらわにするが、アンシェルは取り合わなかった。


待ちに待ったカールがキレた理由。
あまりにもカールらしくて和んだ(*´∀`*) 今週の萌ポイント!

アンシェルが「小夜が再び姿を現した」って言ってるくらいだから、小夜は翼手も狩らずにひっそりと潜伏していたのか?
カイ側の1年は語られたけど、小夜側は語られてないからね。
ちゃんとアニメでやってくれるのかが不安だ。

ディーヴァの公演の日は「デルタ計画がその成果を示す めでたき日」。
ってことは歌声につられて翼手が大暴れとか?ロンドンが翼手まみれとか?

王子様ソロモン(* ´∀`)久しぶり。
「兄さん 小夜ならもう放っておいてもいいんじゃないですか」
これは変わらず。裏切りが期待できるな、ムフ。
でもアンシェルの意志も変わらず。


そして小夜といったら彼がしゃしゃり出るに決まっているでしょう。
我らがアイドル、カール・フェイオンです!

握り拳で「アンシェル 小夜は私が殺す」とアピール。
アンシェル、無視した挙句にジェイムズに任せる。
負けじと2度目の挑戦 「アンシェル!小夜はこの私が」と詰め寄る。
アンシェル、「同じ事を二度言わせるな」と一刀両断。

思わずキレて翼手になりかけちゃったよ(*´Д`)カワイイ奴め!
緑色のカールも可愛いなぁ。短気なカール、ラヴだ!


今更だけど、あれってリクの顔だったんだね。
作画の問題と思って気にしてなかったけど、メルマガ読んでビックリしたよ。
「子供がリクと同じ顔だったら嫌」とか思ってたけど、まさかディーヴァがその顔で登場するとは。酷いよIG。
先週気づかなかっただけにショックが低い…
ディーヴァの子供はどうなったんだ?
『妊娠』じゃなくて『取り込み』だったのかな?


ネイサンそれはマジですか?!
ジェイムズがマザコンだった。
「あんたの大好きなママにたくさん褒めて貰えるかもねぇ」
「この人ママの写真いっつも持ち歩いてるのよ」

否定せずに怒るとは…図星ジェイムズ。
まともな人だと思っていたのに…

長兄…女装
次男…長男譲りの女装趣味
四男…さわやか王子
五男…変装とダンス大好き
六男…マザコン
七男…オカマ

色物ぞろいで万歳。個性がなきゃ埋もれてしまうからね(笑)



■希望をなくして
ダーズとグドリフを埋葬する3人の意見は分かれていた。
1人でも戦うと言うカルマン。戦いを諦めるモーゼス。
ルルゥはどうにかしようと小夜に助けを求めるが、小夜の反応はいまいちだった。
諦めたルルゥは「アタイのこと覚えておいてね」と笑顔を作り、その場を後にした。


ディーヴァは封鎖区域の博物館にいる。居場所が分かっても考えることは別々だった。
「僕たちじゃディーヴァに辿り着けない それにもういい 僕の顔をしたあいつらと戦うなど…
僕たちは戦うために作られた シュヴァリエたちの道具として最期まであいつらの思惑に踊らされたくはない」

モーゼス。゜。゜(ノД`)゜。゜
「でもこの悔しさも悲しみも作られたものじゃない!」
カルマン。・゜・(ノД`)・゜・
「俺は俺のために戦う お前は? 夜になったら俺は1人でも行く」
カルマンの決意を前に、モーゼスは黙り込む。

ルルゥは小夜を誘いに。
「モーゼスはああ見えても優しいとこあるしさ」
ルルゥもっと優しく褒めてあげて(・∀・)
「カルマンもちょっとカッとなりやすいとこあるけど 仲間思いだし」
ルルゥ余計な一言が多いと言われない?笑
だけどツンツン小夜にはルルゥの言葉は届かず。
「もう仲間はいらない これは私の戦いなの もう誰かのために 悔やんだり悲しんだりしたくないの」
コレはコレで涙腺が・・・(´Д⊂)
だからこそカイを遠ざけた小夜。ここでシフと共に戦っては、意味がないからね。

「きっとアンタもあれからたくさん辛いことがあったんだよね 希望を無くすくらい」

「ねぇアンタ アタイのこと覚えておいてね アタイだって誰かの思い出になりたいんだ
アタイのこと覚えててくれそうなのアンタくらいだから」


ルルゥの笑顔に(´;ω;`)ブワッ



■見つけた希望
その夜、シフはコープスコーズの待ち受ける博物館に突入。
不利な戦いにモーゼスが狙い撃ちされる。モーゼスを守ろうとするカルマン、ルルゥ。
そして戦いに現れた、小夜とハジ。
2体は逃したものの、1体を狩った小夜。
モーゼスは「今度は僕たちが行く」と小夜に希望を託すことを決めた。
シフの求めた希望。それは小夜だった。


モーゼスが同じ顔の敵を気にしていたのに対し、「あいつらがお前の顔で嬉しいぜ お前を思いっきり殴れるなんてな」とか憎まれ口を叩くカルマンが素敵だ!
仲間思い…それは1番の涙ポイント。カルマン急上昇だよ!良いやつだ!

そんな突入前の微笑ましさとは裏腹に、5対3でも敵わなかった相手には歯が立たず。
あぁ弱いよシフ。
モーゼス狙い撃ち。3人で串刺しにしなくたって良いじゃないか!
そしてモーゼスを守ろうとするカルマンとルルゥの仲間意識に再び(´;ω;`)ブワッ

絶体絶命で現れる我らがヒーローといえば
チェロケ━━━━(゜∀゜ )━━━━スッッ
じゃなくってハジだった。
小夜、来ちゃった。それでこそ主人公だ!
小夜登場で動きが良くなるシフはなんか笑えた。

お礼を言おうと駆け寄るルルゥ可愛い(´∀`*)
それを止めるモーゼス。小夜は礼など求めていないから。しかし…
「今度は僕たちが行く 君の戦っているところへ」

共闘キタワァ*・゜゜・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゜・*:.。..。.:*・゜゜・*
待ちに待ったシフの共闘・・・ここにカイがいないのが残念だ。

「手助けはいらない」

あっさり断る小夜ツン。
いつも「退くぞ」と言ってるけど、モーゼスはここで退く様な男じゃない!

「助ける訳じゃない 最後の希望を君に託したい」

ついに…ついに見つけたんだね、モーゼス。
希望の架け橋を…゜・*:.。キラ .。.:*・゜゜*・キラ゜゜・*:.。..。・゜・(ノД`)・゜・。. .。.:*・゜゜・キララ*:.。. .。.
シフ好きにとっては重い展開の今回でしたが、最後の最後で見出してくれて良かった。
これが本当の希望になるかは分からないけど…



■復活した男
夜空を眺めるカイは小夜のことを考えていた。それを気にするモニーク。
外出していくデヴィッドを見て、カイはらしくなったと安堵の表情を浮かべる。
デヴィッドの向かった先はジョエルの豪邸。
赤い盾を再興させたいと、ジョエルは決意と信念を語る。
デヴィッドは岡村を呼びだし、ディーヴァの公演のスポンサー関係を調べさせる。


恋愛アニメが始まるのかと思った。
(小夜は見たのか?あのディーヴァを…リクの顔を奪ったあいつを)
と真剣モードのカイにモニークの尋問(笑)
「小夜ってカイの何?好きな人なの?」
カイを好きな子は小夜を気にするのか?
2話の真央も「小夜が来てから小夜ばっか」とか言ってフテ腐れてたし。
そんな乙女心に気づかないカイはいつも通りの受け答え。
「小夜は家族だ 大切な家族なんだ」
これでも気が済まないのか、モニーク怒涛の攻撃。
「家族…ナハビやハヴィアみたいな?」

ここでカイが頷けば、モニークはスッキリしたでしょう。
が。カイ、何も答えられず。
ちょっと安心。
モニークとの1年も小夜との1年も、時間にしてしまえば大体同じ。
「同じ」と言えないのは、やっぱりカイにとっての家は沖縄で、家族は宮城家だから。
リクのためにも「同じ」なんて言わないでくれ。


そして復活を成し遂げたデヴィッド。…歩いてロンドンって(笑)
そんなわけでジョエルの家。
ジョエルはデヴィッドを慕いすぎだよね。見てて可笑しくなってくるよ。

「実は赤い盾を再興したい」

「君が僕をそう呼び 翼手を殲滅したいと思っているのなら
 ジョエルの名を持つ僕は赤い盾の長として戦う者を支えなければならない
 そしてこれはジョエルの名と意志を継いだものの宿命でもあり 僕自身にとっての戦いでもあるんだ」


じゃあ何で一時解散してたんだよ!
いつかは盾 復活するとは思っていたけど、アッサリだ(笑)
そしてジョエルはデヴィッドに問いかける。

「君はどうするんだい?」


数時間後、地下鉄のホームで落ち合うデヴィッドと岡村・真央。
今まではルイスが連絡取ってたのか!てっきり放置してるのかと思ってた。
岡村が赤い盾とタッグ!
あーくんの3つのメリット(実は4つ)が活かされる日が来たね!




■総評
今回は熱を入れすぎて作った記事が文字数オーバー。
3000字も制限数を超えてしまい、削る作業にかなり時間をかけてしまったよぅ。
もっと文字数多いの対応なブログに変えようかな…。

終盤までは希望のない暗いストーリー。
シフは上手い具合に感情が汲み取り易いような話になってるので、感情移入に力が入ってしまう。
本気で全滅すると思ってヒヤヒヤ。
小夜 間に合わず、死ぬ間際のモーゼスに希望を託される…になるかと。
ダーズとグドリフは生き残らないとは思いつつも、最期で微笑ましい姿を見てしまったから ウルッときちゃった。
そう考えるとヤーンが可哀想…

シフもこれで3人。
登場時は、モゼ・カル・イレーヌの3人が生き残ると思ってたのに。
公式掲示板の人物紹介に残りのシフも入れてあげて欲しい。(ミズ・リーがいるくらいなんだから。)
そういやディーヴァもいないしね。もうイジらないのかな、あのページ。


小夜排除を任されたジェイムズ。
ってことでジェイムズに死亡フラグ…目立つとこうなるのよ。
それでも不安なのはカール。
暴走しそう…次回予告でもいっぱい映ってたし。
2クール中 消えてたんだから、あと15話くらい大人しくしてよ。
可愛いカールが1番心配だよぅ。



■次回
誰と誰がすれ違うの?
【本命】カイ・小夜
【対抗】アンシェル・カール
【大穴】ジェイムズ・ネイサン
他には…デヴィッドの動き次第か?



「あの歌声は奇跡の歌声 私たちの芸術をできるだけ多くの人間たちに聞かせてあげたい
 それがあたしの夢! ジェイムズ あなたもそう思うでしょ?
 だから邪魔する小夜をあなたの手で消してくれないかしら・・・・
 私が素敵なステージを用意してあげる」



次回 『すれちがう想い』



「さぁステージの幕開けよ」


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