あやつりぞうくん

お調子者のぱぱ。心配性のまま。宇宙一かわいい僕(陽和音)。
二人は今日も陽和音に夢中。わがやは毎日、陽和音びより

空に羽ばたき、雲に隠れた小鳥ちゃん

2010-07-11 21:31:03 | Weblog
以前にも書いたように、ひなくんのお腹には『小鳥ちゃん』という赤ちゃんが居た。

小鳥ちゃんの出産予定日は、明道のお誕生日の翌日7月5日になっていた。

7月4日(日)

明道の誕生日当日。

『ひなくん、明日ことりちゃん産まれる日だね!!

 ひなくん入院してちっくんだけど頑張ってね!!
 
 幼稚園ある日だけどどうする?』


そんなママの言葉を聞いたひなくん、

あからさまに顔をしかめる。


やばい、そっか、入院か・・・・ちっくんか・・・・、どうしよう、どうしよう・・・・


手に取るようにひなくんの気持ちが分かってしまう。

可愛い、素直すぎてとても可愛い、可愛くてたまらなくなる私。


はて、何という答えが返ってくるか、わくわくが止まらない私。


『あっ!!小鳥ちゃん、お空に飛んでっちゃったっ!!

 ちっくん怖いから、お空に飛んでって雲に隠れちゃった!!』


すごい、すごいよひなくん。


思い出した時だけの身軽な妊婦だったとはいえ、ママと共に数か月間お腹であっため続けてきた小鳥ちゃんを、あっさりと空へ飛ばしてしまうとは。


でも、最高の出産方法だったと思う。

それ以上素敵な出産方法はなかったと思う。


ひなくんの小鳥ちゃん、お空での生活はどうかな?

もう大丈夫だよ~!

雲に隠れていないで、大空を自由に羽ばたいてね。

気づかれ

2010-07-11 21:30:30 | Weblog
夕食の時、赤ちゃんが生まれて来る事についてひなくんと話し合った。

ご飯を食べながらというより、気づけばご飯を食べる手を止めて話し込んでいた。

それだけ夢中だったということだ。


ママのお腹が急に痛くなったらどうするか。

ママはお腹が痛くなったら思うように動けないことを説明する。

パパがいるから、パパがいればさ、パパがパパが・・・・と話の節々でパパに頼ろうとするひなくん。

しかしパパがいない時にお腹が痛くなることがあること、(現にその場にパパはいなかった)その時はひなくんが頼りだということを説明する。

ようやく自分が頑張るしかないことを自覚したようだ。

急に張り切りだした。

家の目の前にタクシー会社があるのを知っているひなくんは、

『車が来ないかちゃんと良く見てね、道路渡ってね、ひなくんね、タクシー呼びに行ってあげるよ!!』

しかし、その直後、

『それとも、パパが急いでステップワゴン買いに行って、それでステップワゴンで行く!?』

と提案して来た。

ひなくんとの会話は脱線が多いので、なかなか前に進まない。

っていうか、パパがいない時って言ってるじゃん。

しかも、ステップワゴン買ってる場合じゃないし。

『じゃぁさ、都バスで行けば!?都バスって早いよっ!!タクシー追い越しちゃうよ!?ひなくんのお家の下からすぐ乗れるし!!』

次はやたら都バスを押してくる。

確かに都バスでも病院最寄の駅までは行けるが、病院までは行けない。

だから都バスでもなく、ステップワゴンでもなく、なんとかママをタクシーに乗せて欲しいと頼み込む。

ようやく納得してくれたのか、

タクシーは張り切って呼びに行ってくれるということになった。

しかし、入院用のの荷物を持って欲しいとお願いすると、

『でもさぁ、ひなくんさぁ、重いの持ってると階段降りれないからママもってね!!』

とあっさり断られてしまう。

当たり前だけれど、ひなくんには陣痛時の緊急性は理解できない。

張り切ってくれるも、その時の事態は想像しようにも想像しきれないんだな~と思うと益々会話が面白くなってくる。

何とか病院に着いて、ママの赤ちゃんが生まれたら、という話になり、

ひなくんに赤ちゃんを抱っこしてね、と言ってみる。

『いいよ、ちゃんと首おさえるよ!』

そこはかなりの張り切りようだ。

そしてひなくんが生まれた時は、という話に。

ひなくんが生まれた時はごりさんが居て、パパとごりさんに抱っこしてもらったんだよ、と教える。

えっ!?パパとごりさん!?えっへっへっへ~!?

やたら楽しそうな反応である。

それでごりさんもお泊りしたの!?

以外な所が気になるようだ。

パパとごりさんはお家に帰り、ママとひなくんは病院にお泊りしたと教える。

そしてママはご(5日)だけの入院だったにも関わらず、ひなくんは箱(保育器)に入ってその後も(14日間)一人で病院にお泊りしていた事実を伝える。しかも、注射をしながら。

すると顔をくしゃくしゃにして

『ひなくんさぁ、ちっくんしていっぱい入院したからさぁ、痛かったんだよー』

とかなり辛かったアピールをしてきた。

『そっかぁ、ひなくん赤ちゃんの時は一人でお泊りもして、ちっくんもしてすっごかったね~。』

とほめてみる。

『うん、痛かったんだよ~』

更に痛かったアピール。

『覚えてる!?』

と聞くと

『覚えてない!!』

でしょうね。

まるで昨日のことのように辛かったアピールをしていたひなくん、相変わらずの演技力。

そして、ひなくんが生まれた時には違うお家に住んでいたこと、その時はステップワゴンがあってパパが病院まで連れて行ってくれたこと

などなどを、脱線したり、行ったり来たりしながらようやく説明した。

そして今回のママの入院中にひなくんには、ディズニーランドに行ったり、スカイライナーに乗って成田空港とか行けば!?などとひなくんを盛り上げたりしながら会話もひと段落させた時、

『はぁ~、疲れた~っっ』

ひなくん溜め息。

3歳児の気づかれ。

非日常を振り返ったり想像したりすることはとても疲れる事なんだなぁ。

それだけママの出産を現実的に捉え始めているんだなぁ。

ママと離れることを相当不安に感じながらも、自分も頑張ろう、自分がママのために頑張らなくちゃ!という想いが伝わって来て嬉しかった。

2歳半ぐらいから、あまりにもママっ子になっていたひなくんに、入院のことなどとても打ち明けられないと思っていた。

けれど、この数カ月でひなくん自信もかなり成長し、赤ちゃんが生まれるということをひなくんなりに一生懸命理解しようとしてきたのを感じて、ひなくんを信じてみよう。という気持ちになってきた。

かなり理解力のあるひなくんに、ごまかしは通用しないという気持ちもあり、包み隠さず話そうと決めた。

ただとても心配性のひなくんには、出産のこと、入院中のこと、赤ちゃんが生まれるということ、全部全部とーってもすごいことで、楽しいことで、嬉しいことで、という風に全てをプラスに傾けておくように、そこに私は今とても神経を使っているところである。

予定日まで一カ月を切った我が家。

ひなくんを含め、

『赤ちゃんのお名前どうしよっか~』

暇さえあればそんなつぶやきが聞こえている。

時には僕も付き合うよ

2010-07-11 21:29:45 | Weblog
体力の限界まで遊びつくして帰宅するひなくん。

お風呂にご飯がやっとのこと。

ご馳走様と同時に布団に倒れこむ勢い。

頑張って歯ブラシをする。

そのまま目をつぶり、数秒後には眠っている。

そんな毎日。

この日もそんな日常だった。


歯ブラシを終え、ママと一緒にゴロンとする。

しかし、何がきっかけだっただろう。

この日はママのおしゃべりスイッチが入ってしまった。

ひなくんとの会話が楽しくて面白くて次から次に話したいことが現れて・・・

思い出せないようなたわいもない会話を一時間ぐらいしていただろうか。

そして私は思い出した。

洗い物をしていない。

このままゴロンゴロンしていたら自分も眠くなって面倒臭くなって・・・・

今やるしかない。

思い立った私は

『ひなくん!ママお仕事思い出した!!ちょっと待ってて!!』

と言い、返事も待たずに部屋を飛び出した。

いつもなら

『ママ~一緒に寝ようよ~』

と甘えた声が聞こえてくるのだけれど、

部屋を出て数秒たっても何も聞こえない。

思わず私は引き返す。

すると、ひなくんは一瞬にして夢の中へと落ちていた。

電気を付けても、いくら呼んでも無反応。

完全に眠りこんでいる。

たった数秒で。



そうだよね。帰って来てからずっと眠かったんだったね。

その眠さを感じながら、健気にママに付き合ってくれたのか。

すやすやと眠るひなくんに

『ありがとう』

そう言って私は部屋を出た。

ひなくんと空

2010-07-11 21:29:06 | Weblog
数日前、久しぶりに暗くなってからひなくんと自転車に乗った。

すると大好きな月(ピカピカバナナ)が見えた。

ひなくん『あっ、バナナだ。歩いてる』

ママ『お月さま動いてる?』

ひなくん『うん、どこ行くのかなぁ?』

ママ『ひなくんと競争してるんじゃない?どっちが早くお家つくかなぁ?』

ひなくん『ひなくんのが早いよっ!!』




おとといの晩、また空を見上げたひなくん。

ひなくん『ママ~?バナナの横の下のあれ、なーに?』

ママ『あっ!!一番星だ!!』

ひなくん『いちばんぼし号と一緒じゃん!!』

(絵本に出てくる汽車の名前)

ママ『そうだね。一緒だね。お空でいっちばん明るい星を一番星って言うんだよ!!』

その日は、月の右下にたったひと~つだけ星が出ていた。



そして昨晩のこと。

暗い部屋の窓から空を見上げるひなくん。

ひなくん『ママ~?あれはなぁに?』

ママ『あれってなぁに?』

ひなくん『あれだよあれ!!』

ママ『お月さまじゃないの?』

私の位置から空は見えない。

ひなくん『違う。あそこにあるやつ。四角くてこうなってるやつ』

手をもわもわもわって動かしている。

星のことだろうか?

ママ『お星さまじゃないの?』

ひなくん『違う。だってバナナないじゃん。』

そう言われて私も重い腰じゃなく、重いお腹を持ち上げ窓際へ。

見上げた空に、月はない。

雲がかかっているのか、ひなくんの表現通り、四角くてもわもわっとしている星がひと~つ。

ひなくんの夜空は月(ピカピカバナナ)が基本のようだ。

月が見えないと星も星だと認識出来ないのだろうか。




そして今日。

眠たくてゴロンゴロんしているひなくん。

『クモはね、こういう羽があるんだよ。』

そう言って、左右に広げた両手をパタパタさせた。


私が聞く。

『クモ?お空の雲?』



『そうだよ、雲。

 雲っていうのはさぁ、こういう羽があるよね。』

そう言って、また左右に広げた両手をパタパタさせる。



ママ『雲には羽があるの?』

ひなくん『うん、あるよ!』

迷いもなく答える。

ママ『そっかぁ、羽があるからお空飛んでるんだぁ。』

ひなくん『そうだよ』

ママ『それじゃぁ、お星様にも羽あるかなぁ。ピカピカバナナにも羽あるかなぁ。』

ひなくん『あるよ』

ママ『ひなくんは羽あるの?』

ひなくん『ないの。だからしゃぁ、ひなくんも飛びたいからしゃぁ、羽あればいいのに。』

ママ『アンパンマンは羽ないけど飛べるね。』

ひなくん『アンパンマンはこうやって飛ぶんだよ。』

グーの両手を前に突き出し真似をする。

ママ『そっか、あんぱんまんはマントがあるんだっけ?』

ひなくん『そう。ひなくんはしゃぁ、なんでマントないの?ひなくんね、アンパンマンになりたいの。』

ママ『ひなくん、しっぽあるんじゃなかった?』

ひなくん『うん、あるよ!!』

ママ『しっぽをいっぱい振れば飛べるんじゃない!?』

ひなくん『こうやっても飛べないよ~?』

プルートのしっぽをフリフリさせている。

ママ『飛べないかぁ。』

おしまい。

尊敬のまなざし、その先は

2010-07-11 21:28:34 | Weblog
お風呂で髪を洗うとき

ひなくんはギュッと目をつぶる。

石鹸が目に染みるのがとても嫌らしい。



しかし先日、

『ひなくんね、目開けるよ!!』

と言って、いつもの奥二重が二重になってしまうほどに目を全開にする陽和音。

目だけ開けるのは難しいようで、口まで一緒にオープンしているので非常に笑える顔になっている。

ママは大爆笑。

彼は真剣。

『あのね、明道ね、髪っ毛洗うとき目開けてるもん!!
 
 シャワシャワする時もね、目開けてるんだよ!!

 しゅごいんだよ!!』

1歳に満たない赤ん坊をものすごい尊敬している話っぷり。

そういう所はとても素直。

忘れちゃいけない今の姿

2010-07-11 21:28:05 | Weblog
最近よく思うこと。

赤ちゃんの頃から多くの成長を見せる子供も、持って生まれたものはそうそう変わらないんだなぁと。

生まれてからの一年、身体的な成長に目を奪われながらも、何となく陽和音の発する個性みたいなものを感じとって行ったように思う。

1歳で歩けるようになってから、身体的な成長と共に、今度は言葉と合わせて自我を表現する力がめまぐるしく成長して行った。

すると、『性格』というものがかなり色濃く出て来て、陽和音という人間を知ろう、理解しようとするようになって行った気がする。

1歳の頃、ひなくんてこんな所があるなぁと漠然と思っていたことが、3歳の今やっぱりひなくんてそういう人だったんだ。って再確認する事が数々あったりするこの頃。

もちろん、思っていたよりこうだったと、改めて知る事もありながら。



友達にふとそんな事を話した時、その友達はこう言った。

『だから、今の姿を忘れちゃいけないよね』と。

意外な答えだった。

私の中では、生まれ持った性格はそう変わらなくて、大きくなってもこんな様子だろうから面白いよね。

そんな単純な想いで話したことだったから。


彼女の答えは反対のこと。

今はストレートに表現されている性格も、成長と共に表面に出にくくなってくると。

まさにその通りだと思った。

成長と共に、知識も増えるだろう。

コミュニケーションの方法も知るだろう。

恥ずかしさを覚えたり、遠慮や想いやりの心も育つだろう。

善悪も知ってゆく。

素直になれない事だって増えてくるに違いない。

全てにおいて3歳のままでいる訳じゃないのは当たり前。



ってことは、3歳の今ってMAXの状態なんじゃない!?そんな話しをした私達。


自分を抑制することよりも、思いのままに行動する方に力を発揮する彼ら。

思ったことを頭で処理する前に言葉にしている彼ら。

多くの知識はなくとも、たいていの想いを知る限りの言葉で表現しようと努める彼ら。

楽しいこと、嬉しいことを言葉意外の全身でも表現できる彼ら。

悲しいこと、不安なことには躊躇なしに甘えられる彼ら。

思い通りにならなければ、泣きわめき、我がままになれる彼ら。


3歳の今、行動力、表現力、思いつきや発想、全てにおいて全力で突っ走っている状態なんじゃないか。


もちろん成長するに従って、少なからずその根っこ自体を成長させていかなければならないし、成長していくものなのだろうと思う。

でも、表面的に見えるままを捉えてしまっては、本来の想いを感じとってあげられない事もあるかも知れないよね。

彼女が言っていたその言葉、忘れないようにしよう。

ありがとう。

貴重な貴重な3歳の姿。

どれだけ繊細なんだろう

2010-07-11 21:27:31 | Weblog
『ママー・・・・ごにょごにょごにょ・・・・』

時々ひなくんは、急に真面目な顔でいつもの百倍小さな声で、ママに何かを伝えてくる。

それは、怒られそうな報告の時もあれば、

一日の中でのちょっとした出来ごとだったりもする。

怒られそうな報告に関して言えば、聞こえないぐらいの小さな声を演出することで、ママの怒りを抑えるっていう業なのかもしれない。

実際、ちょっと反省した風に聞こえるため、許してしまうことも多い。

もう一つのちょっとした出来事に関して言えば、ほんとに小さな小さな出来事の報告。

例えば、『ママ、あのね、お腹痛いって言った子がいたの』とか。

その時にちょっとした不安を覚えたりだとか、心配に思ったりしたこと、衝撃的だった事なんかが心に残って、ふとした時に思い出すのだろう。

私『そう、お腹痛くなっちゃった子がいたんだ』

ひなと『うん。それでお部屋でねんねしてた』

私『そっか、かわいそうだったね』

ひなと『うん』

そんな風に一通り聞いてもらい、口に出すことで安心するのか、すぐに違う話に飛んで行くことが多い。

ご飯を食べながら唐突に話してくることも良くあり、何の前触れもなく突然小さな声で何かを訴えて来るのでちょっとドキッとしてしまう。

昨日もそうだった。

楽しく会話をしながらご飯を食べていた時、

『ママ~、二階のホールでお誕生日会した時ね、ごにょごにょごにょ・・・・』

そこから突然声が小さくなった。

『えっ?何??二階のホールでどうしたの?』

『消音』スイッチを押してしまったかのような小声なので何度も聞き返さなければならない。

あんなにデカイ声の持ち主がどうしてしまったことかと、まず毎回そちらに驚いてしまう。

よーくよーく聞いてみると、

『二階のホールでお誕生日会をした時に、おおかみが来たの』

と言っている。

ヒントはそこまで。

そのオオカミがとても衝撃的だったのだろう。

オオカミが来た。ということ意外、何も伝えてこない。

私は頭をフル回転させる。

例えば、お誕生日会で子供達がワーワー騒いでいたから、先生がオオカミになってビックリさせたとか・・・・

我が家によく登場するパパらいおんじゃあるまいし、幼稚園でそんなことはないだろうと却下。

そうだ!!きっとオオカミが出てくる話をしてもらったんだ。

そう思った私は、

『先生が赤ずきんちゃんのお話してくれたのかな?』

と聞いてみる。

『うん。』

一発で当たった~!!

すると、

『先生がオオカミになっちゃったの』

とうつむく陽和音。

なるほど~、お話ではなくお芝居だったんだな、と分かる。

私『誰先生がオオカミになっちゃったの?』

ひなと『わかんないお名前』

私『お名前分かんない先生だったんだね。』

ひなと『みかこ先生はおばあさん』

私『そっか~、みかこ先生はおばあさんだったんだね。オオカミに食べられちゃった!?』

ひなと『・・・・』うつむき答えない。

私『ひなくん、オオカミ怖かったんだ』

ひなと『うん。』

先生がオオカミになってしまった事がすごいショックだったのだろう。

翌朝、先生に聞いてみると、赤ずきんちゃんのお芝居を先生達が見せてくれたのだということだった。

そしてオオカミは年長さんの先生だったので、ひなくんは名前がまだ分からなかったんじゃないかという。

年長さんは『○○先生だー!!』

なんて言いながら楽しんでいたんですけど、

年少さんはビックリしてる子も多かったみたいですね。

先生が近くにいてあげれなくてごめんね。ってギュッとしてもらっていた陽和音。


衝撃的だったことにしても、不安や心配に思った事にしても、きっとその時に彼の中で消化しきれなかった気持ちが残っている時、ふと思い出してママに話すのだろう。

こんなことがあったんだよ。

それは私が聞いても何ともないような出来事に聞こえる多くのことも、ひなくんにとってはとても繊細な部分に触れる出来事なのだろう。

ひなくんが小声になった時、そんな心に出来る限り寄り添ってあげたいって思う今日この頃。

子供ならではの能力

2010-07-11 21:18:53 | Weblog
常に外に出たい陽和音くん。

幼稚園の朝も、お出かけの日も、お使いの時でも、とにかく一秒でも早く玄関を出たい陽和音。

その要望に応えて、

『ひなくん、靴履けたら先に外出てていいよー!』

と声をかけることが多いこの頃。

『うん!!』張り切って靴を履いている様子の陽和音。

その後『ガチャン!!!!』

いつもより大きな音を立てて玄関の音が響いた。

今の音は・・・・!?と思ったその時

『ママ~チュルチュルが~・・・・

チュルチュルおうどんが閉まってるよ~・・・・

チュルチュルおうどん開けてよ~・・・・』

という叫び声が聞こえた。

ちゅるちゅるおうどんが開かない!?

ついにひなくん頭がおかしくなってしまったか!?

そんな思いが頭を過った直後、笑いが込み上げてきた(笑)

私は玄関のチェーンを閉めて寝た事を思い出したのだ。

我が家の玄関チェーンは鎖状のもの。

彼の言うとおり、うどんといえばうどん状。

チェーンという名称を知らない彼・・・・いや、それにしても・・・

なぜ一瞬にしてそれを『うどん』と呼ぶことに決めたのか。

豆腐のように柔軟な脳、たった一瞬での発想力。

無知ってすごい。

彼と過ごしていると、時々そんな想いに浸ってしまう。

指きり

2010-07-11 21:18:22 | Weblog
ひなくん、もう○○しないでね。

とママが言う。

すると自分から指きりを求めてくることが多い陽和音。

今まで普通だった指きり、先日突然変化してた。


指きりげんまん うそついたら はりせんぼんトーマスだっ!!ポッポー!!


『はりせんぼん~』まで真剣に指きりしていたママは最後の最後に拍子抜け。

君の頭はどこまで電車なのですか。

またひなくんに笑わされた。

はつぶつかん

2010-07-11 21:17:41 | Weblog
ひなくんと地下鉄博物館へ行く。

家の前から都バスに乗って。

ただの交通手段である都バスでさえも、興奮出来る素晴らしさ。



博物館には、地下鉄の運転を体験できるコーナーがある。

土曜日はまぁまぁ混んでいる。

ひなくんは張り切って列に並ぶ。

今か今かと前が気になり、上半身だけを右へ左へキョロキョロ動かし覗き込む。

それでも足はそろえて、列から一歩も外れず並んでいる。

ひなくんの意外と真面目な姿を見ていると何だか笑ってしまう。

鉄道への真っすぐな気持ちが伝わってきて更に笑える。

そして、3歳陽和音に対して、私も真っすぐな母の視線を向けてみた。

言われなくても順番を守れるようになったこと、ふらふらせずに並べるようになったこと、つくづく成長を感じたこの時間。


そして、運転を教えてくれる博物館のおじさんと何やら話しながらニヤニヤしている。

かすかに聞こえたその会話・・・・

おじさん『鉄道は好きですか?』

ひなくん『うん。』

おじさん『おじさんも大好きです』

博物館のおじさんもやっぱっり鉄道への視線が真っすぐでした。

歳の離れたその二人は、とても仲良しこよしに見えました。