あやつりぞうくん

お調子者のぱぱ。心配性のまま。宇宙一かわいい僕(陽和音)。
二人は今日も陽和音に夢中。わがやは毎日、陽和音びより

本当は涙の節約に協力したいママ

2010-11-07 21:21:50 | Weblog
3歳って反抗期なのだそうですね。

1歳過ぎて自我が目覚め、

2歳過ぎてイヤイヤ期が待っている。

生まれてたった数年の間にも、色んなお年頃があるわけです。

ママとひなくん、山あり谷ありっていう言葉がぴったんこ。

良い時は面白いように、本当に笑っちゃうぐらい上手くいく。

悪い時は竜巻の渦に巻き込まれたかのようにカラカラグルグル悪循環。

ひなくんのわがままと、ママの怒りが本当に渦のようにグルグル回っているので終わりの来ない追いかけっこ。

ひなくんが喜ぶ言い方としては、山手線みたいに一定の距離を保ってずっとずっと回り続け、決して連結はしない。

そうやっているうちにいつの間にか山手線でなく、深いトンネルに入り込んで地下鉄になっている私達。

なんでこんなに上手くいかないんだろう・・・・

そう思っていた頃、『3歳って反抗期なんだよ!』って聞いた。

すると驚くほどスルスルス~っと渦の上の方へと登って行き、スッポン!と竜巻から飛び出すことが出来た。

ひなくんのわがままに変化はないのに、私の気の持ちよう一つで地下深く潜り込んだ列車はトンネルの出口を見つけ、新幹線のようにジョイントすることが出来るのです。

なんでわがままばっか言うんだろう。から、わがまま言っちゃうんだな。に変わっただけのことで受け止められる範囲がものすごく広がる。

もちろん限界は多々あるのだけれど。

何が言いたいのか良く分からないけれど、
今までもそんなことを何度も繰り返してきたのに、また同じ渦にはまってしまいつつ、またちょっとしたことでひょいっと飛びだすことが出来たりして。
そんな自分達がちょっと面白いなって思う今日この頃。

今日もまたケンカして、

『ママって意地悪っ!』って言われちゃった。

私は思わず0歳に向かって『かんなこ~ママ意地悪なんだって。かんなこにはママ意地悪じゃないよね?』ってちょっと嫌味を混ぜてで告げ口しちゃった。

そしたらやっぱり刺激しちゃったみたいで『かんなこは意地悪じゃない!ママが意地悪っ!!』ってもっともっと怒られた。

そんなに怒っちゃってる時でも、かんなこは悪者にしないんだな~って思った時、

母の胸には、すごく可愛いと思う気持ちとすごく憎たらしいと思う気持ちが共存した。

ただ一つ間違いないのは、どんな時でもひなくんはママにギュッと抱きしめられたいってこと。

私が怒るのをやめギュッと抱きしめてあげた時、それまでの全ての事が治まるのです。

私が大人気なくいつまでも意地を張らずに、例え怒ったとしても短時間で切り上げて抱きしめてやれれば陽和音くんの涙を節約できるのでしょう。

毎度毎度大量の涙を流させて悪いね、ひなくん。

君がいっぱい水分を摂るのはそのためかい!?

おしっこが近いのはそのためかい!?

はじめてのこと

2010-11-07 21:21:21 | Weblog
栞夏ちゃん

生後99日目

生まれて初めて手と手がつながりました。

同じ日にしてまた

生まれて初めて声を出して笑いました。

ママが大喜びしていると、ひなくんも寄って来て大喜びしてくれました。

家族の数だけ喜びも大きくなるんだな。

可愛い子には弱いボク

2010-11-07 21:19:19 | Weblog
幼稚園児らしくなってきた陽和音。

いつも何かに戦いを挑んでいる。

自分の強さを試したい。

典型的な年少組。

また今日も強いひなくんに変身した。

『この~っ!!ひなくんなんて~強いぞ~っ!!』

などといかにも弱そうなセリフを言いながら手をブンブン振り回していた。

そしてオモチャエリアではなくなぜか食事のテーブルの方へと向かってくる。

一体何を狙っているのか!?

と様子をうかがっていると・・・・

ころっと表情を変え、ニヤニヤし始めた。

『な~んだぁ、可愛いじゃんよ~っ!!

 ま~ま~、可愛いじゃんよ~っ!!』

まるでかんなこを見るかのように、顔をくしゃくしゃにしてニヤついている。

はぁぁぁぁぁ~!?

意味が分からない。

『なにが~??』

とたずねると、

『これ!!これだよ~。何これ?可愛いじゃん!!』

とえらく気に入った様子でマグカップを指差している。

何を言ってるのかと思い、ひなくんの目線と合わせてマグカップを見た。






なるほどね、この顔にやられた訳ね。

『倒そうと思ったら可愛くてしゃぁ~』

だって(笑)

その時のひなくんにとって、それがマグカップであることなど頭から吹っ飛んでいたのだろう。

まるで突然目の前に可愛い子が現れた!!とでもいう感じで、

その可愛さに完全に打ちのめされていた。

パパに勝つ裏技

2010-11-07 21:17:12 | Weblog
じゃーんけーんぽん!あっち向いてホイッ!

ひなくんに向かってパパが突然あっち向いてホイを始めた。

突然の誘いにも関わらず、俊敏に反応する陽和音。

その対応の早さから、私はてっきりひなくんがルールを知っているものだとばかり思っていた。

ところがどっこい、よくよく見ているとかなり適当に合わせているではないか。

更によくよく聞いてみると

じゃーんけーんぽん!『こっちむいてホイ!』

と言っている。

何度か繰り返すが、パパが自分の指した方を向かないことに若干イラッとしてきたのか、

じゃーんけーんぽん!『こっちむーけやホイッ!!』

あらっ、誘っちゃってるわ。


それでもまだ違う方を向くパパに、

『違うよ!?こっちだよ!こっち!!』

思わず言ってしまう(笑)


『そういうゲームじゃないから(笑)』

私もパパも可笑しくて笑ってしまう。


そこで初めてパパがルール説明。

頭がや~わらかい陽和音はすぐにルールを理解し、遊び始めた。

しかし、ひなくんが向くのはいつも右。

そのパターンを捉えたパパは右で攻めた。

すると今度は何回も負けることにイラッとしたのか、

じゃーんけーんぽん!『ビールの方むーけやホイッ!!』

思わずパパは向いてしまった、ビールの方を。

ピピーッ!!ゲームオーバー!!


3歳児をなめたらいけません。


それにしてもひなくんのとっさの思い付き、時々尊敬してしまう。

こりゃまずい

2010-11-03 22:46:03 | Weblog
公園でひなくんが木の実を見つけた。

『ママーこれ投げてもいい?』

嬉しそうに走ってくる。

きみどり色の、リンゴが細長くなったような形の実。



『投げたらペシャン!って割れてグチャグチャになっちゃうんじゃない!?』

私が言うと、

『大丈夫!大丈夫!』

と陽和音。

投げても良いか悪いかを問いかけて来たくせに聞く耳持たず。

『グチャグチャになっちゃったら他のお友達が遊ぶのに迷惑だよ?』

既に耳が無くなっているひなくん。

全く聞こえない様子。

良いか悪いかではなく、投げないことには気がおさまらないらしい。

なので私も目を無くした。

ひなくんが実を投げた気配を感じる。

『コツン!!』

ん!?

ペシャン!ではなく、コツンと聞こえた。

見てみると、その実はつぶれるどころか、ボールの様にコロコロと地面を転がっていた。

なんと!

そんなに固いのか?

一気に興味が湧いた私は『見せて!!ねーひなくん見せて!!』とつきまとう。

それはカリンというらしい。

カリン酒のカリンですね。

簡単には割れない!と実感した陽和音は面白くなり、鉄棒に当てたい!と言いだした。

鉄棒に当てて汁が着いたらベトベトになってそれこそ他のお友達に迷惑だと思い、ある提案をした。

『ひなくん、鉄棒は他のお友達が使うものだから、木にしたら?』

えー!と言いつつ、なかなか面白そうだという顔でひなくんは木に目線を移した。

さてどんなことになるか?と私も一緒に木を眺める。

ひなくんがカリンを振り上げ、投げようとした瞬間

『ママ・・・・目があるよ?』

さっきまでの勢いはどこへやら、急におどおどし始めた。

『目がある!?どこに?』

『ほら、あそこ。』

ひなくんが指差した先には、あーらホント!!



枝を切り落としたような所が目の様になっていたのです。

すかさず私は

『あー、ひなくんの事見てるんじゃない?何しよーとしてるんだー?って。』

すると

『やーめよっ!!』

カリンを木に投げつけるのは止めたらしい。

ところが、その後ろにある木に向かっている。

何だこいつ、まだやる気か!?

次の木の根元まで来た彼は、上を見上げ

『ママ、この木は目がないね。』

目がないことをチェックしていた。

そして先ほどの様にカリンを振り上げ投げようとした瞬間、動きが止まった。

『待てよ!?』

ひなくんの頭から、そんなセリフの吹きだしが見えた気がした。

さささっとその木の裏側に回ったひなくん。

恐怖の表情で

『ママ、この木も目があった・・・・・・』

その事実を告げて来た。

私は笑いをこらえて

『ほらね、どの木もみんな見てるんだよ。』

と言った。

そのあと、公園中の木をチェックし、全ての木に目があることを確認した彼は、カリンを投げるという思考を削除した様だった。

ただそのカリンをとても気に入った様で、最後まで離さず持っていた。

帰り際、『ママ、カリン持って帰って洗ってお家で遊ぶ』と言う。

いくら洗ってもお家の中で遊ぶような物ではないな、と思った私は、

『これはお外の物だから、また明日来る時まで公園に置いておこう?』

と言った。

すると心配そうに、

『でもさ、鬼に取られちゃうかもしれないよ?』

という。

『大丈夫だよ。木がちゃーんと見ててくれるよ。木にお願いしておいで!』

と私が言うと、木の根元にカリンを置き、しゃがみこんだ陽和音は

『鬼が来て持っていかない様に見ててください。お願いします。パンパン』

と神社の様に手を叩き、真剣にお願いしていた。

そして翌日公園に行くと、残念ながらカリンは無かった。

『ママ、カリンないよ?木にお願いしたのに無いよ?
 もしかしてあっちの木だったかなぁ?』

一生懸命探す陽和音をみて、あー可哀想なことしちゃったなーと思った。

でも、どうにか自分の中で折り合いをつけたのか、それ以上言わず他の遊びに入っていった。

木と鬼のしたことでは、自分が騒いでもどうにもならないとでも思ったのか。

普段もこれだけ聞き分けが良ければ助かるな、と思った私。

いっちょまえ

2010-11-03 22:44:52 | Weblog
寝る前に絵本を読むのが日課だった私と陽和音。

栞夏が生まれてからその日課も叶わない日が続いていた。

私が栞夏におっぱいをあげている間に寝てしまう・・・そんな可哀想なひなくんを何度も見ていた。

だけど、時間は作れば出来る物である。

栞夏を真ん中に、私と陽和音が横になる。

絵本を持ち上げ、3人ゴロンで絵本を読む。

『ひなくんいくよっ!!うんとこしょっ、どっこいしょっ、まだまだかぶはぬけません』

『ひなくんもう一回!!うんとこしょっ、どっこいしょっ、それでもかぶはぬけません』

そんな声に合わせてかんなこも『あう~、う~』と声を出す。

『かんなこもうんとこしょって言ったー!!』

親バカ、兄バカ、私と陽和音は大喜び!!



かんなくん、2カ月。

いっちょまえに絵本が好き。



パパも娘に読み聞かせ。



振り向いた先にもまた涙

2010-11-03 22:43:09 | Weblog
幼稚園の帰り道、わりと毎日グダグダです。

力の限り遊びつくしてくるからです。

彼なりに園生活を頑張っている証でもあります。

ほんの些細なことをきっかけに彼の怒りスイッチがONになります。

『公園に行きたい』

『バスが見たい』

『○○くんと遊びたい』

条件によって叶わない願いもあるのです。

すると

『なんでだよーっ』『もーママなんかーっ』『○○したいんだからーっ』

と始まり、パンチやキックで攻めてきます。

痛いからやめて、私が否定すると更にエスカレートします。

ママにも気持ちは分かります。

一日楽しかった幼稚園、もっと楽しい時間が続いて欲しい。

もっともっと遊びたいのに。

でも、それ以上に疲れているのです。

ただ家に帰る、その目的だけでは頑張れないぐらい心も体もパワーを使いきっているのです。

ママの顔を見てほっとしているのです。

安心感から我がままになるのです。

ママだって分かってる、分かっているのです。

だけどね、そんなことは承知の上でも許せない日がやって来るのです。

ママだって。

何を言っても素直になれないひなくんと、どんなに我がままを言われても満たしてあげられない私。

たった15分の帰り道では埋まりようのない溝。

お互いにこんな辛い帰り道、バカバカしいと思いつつ、歩み寄れないまま家に着く、なんてこともしょっちゅうです。

まったく私も大人気ないものです。

今日もまたそうでした。

家の階段を上り、玄関までの廊下をグダグダしながら歩いて行く。

陽和音の目には涙。



私はもうあきれ果て、玄関の方に目をやるとパパとかんなこが待っていた。

パパは『またか』という顔でこっちを見ている。

パパとの帰り道もまた同じ。

息子との対応に疲れた私は、平和な顔した娘に癒しを求め

『かんなこちゃん、お迎えに出て来てくれたの?』

と近寄った。

すると娘の目にもまた涙。



な~んだ、こっちもか。

父も娘の涙に手が負えず、玄関先まで出てきていた。

あっちもこっちも、涙、涙。

兄と妹のなみだ。

私の心もふっと和み、愛しい二人にカメラを向けた。

なぜ尊敬?

2010-11-03 22:42:32 | Weblog
ラグマットが濡れている。

結構な濡れ具合である。

するとそこを指差し、陽和音が言って来た。

『まま~これ栞夏ちゃんのヨダレ。』

明らかに嘘である。

一歩も動けない栞夏ちゃんがそんな所に、しかもそんなに大量のヨダレをたらす訳がない。

そう、最近の陽和音は『ウソ』をつく。

うそくさいうそ、を。

『怒らないから本当のこと言って!』

の一言で白状するのだから可愛いものであるが。

でも、嘘は嘘、ウソは悲しいことなんだ。

そのつど私は教える。


ある食事時、大量の剥き栗があった。

ご飯として出してもよかったのだが、栗だけ食べてご馳走様!ってことが考えられるので、ご飯を食べ終わったら栗をあげるね。ということにした。

しかし、食事が全部食べきれないらしい。

『まま~ごちそうさま。』

少し残している。

『お腹いっぱいなの?』

私が聞くと彼はうなずく。

『お腹いっぱいじゃ栗食べれないね。』

困った顔をするひなくん。

『まま~あのね、お腹いっぱいじゃないんだけどね、あのね、栗が食べたくて残しちゃったの。』

おぉ、珍しく素直に言ったじゃないか。

私は嬉しくなり、

『ひなくん、えらい!よく素直に言ったね。本当のこと言ったから許すよ!ご飯少し残しちゃったけど栗食べていいよ。』

ちょっと甘やかしてみた。

するといつも厳しいママが優しいことに少し驚いたのか、調子に乗り出した。

ニコッ!!と笑い、張り切ってこう言った。

『ママー!!お栗くださいっ!!』

お栗!?

こいつ調子に乗って栗に『お』を付けやがった!!

でも面白かったので、

『はい!ひなくん、お栗どうぞ!!』

と栗を出してやると、

『あ~!!お栗様~!!』

と手を合わせ喜んだ。

ほんとふざけたヤツである。

ついに宇宙に到達した

2010-11-03 22:41:53 | Weblog
幼稚園のお友達がお引っ越し。

遠くの福岡へ。

ひなくんはとても仲良くしてもらっていた。

乗り物好きという同じ趣味を持ち、同じく妹を持ち、お家も近かったお友達。

とても寂しい。

そんなお友達の話をしていたときのこと。

ひなくん『ママ~、今度福岡行こうね。』

まま『そうだね、でも福岡ってすごく遠いからなかなか行けないんだよ。
   新幹線とか飛行機とかいっぱい乗らないといけないからさ。』

ひなくん『新幹線早いよ!!だからすぐ行けるよ!!』

まま『そっかぁ、でも福岡は前にひなくんが行った熱海より遠いんだよ?』

ひなかくん『じゃぁ福岡より遠くはどこ?』

まま『うーん、沖縄とか?』

ひなくん『なんで沖縄なの?じゃぁ沖縄より遠くは?』

だんだん話しが変わってきた。

ママ『外国』

ひなくん『外国より遠くは?』

ママ『えっ?外国より遠くはもっと遠くの外国!!』

ひなくん『じゃぁもっともーっと遠くは?』

ママ『えっ!?だから外国だってば。(面倒くせっっっっ)』

適当にあしらってもまだ食いついてくるひなと。

ひなくん『じゃぁもっともっともーっと遠くは?』

どこまで行けば気が済む!?陽和音よ。

ママ『宇宙』

ひなくん『??うちゅう?』

ママ『そう、宇宙』(よし、勝った)

少々言葉につまり、諦めたかと思った頃、

『ママ、宇宙より遠くは??』

げー!!相変わらずしつこい男だぜ。

『だから、宇宙!!宇宙は最大なの!!』

訳の分からない説明をしてしまう。

『だってロケットじゃないと行けないんだよ!?』

分かるか!?宇宙だよ?宇宙だぞ!?

心で念じる。

『あっそうか!!』と納得したひなくん。

ママの祈りが通じたか!?

すると陽和音、

『ボロボロロケットで行くのかー!!』

ボロボロロケット・・・そ、そうね、ボロボロね・・・。


彼の中で宇宙がどう処理されたのかは謎である。