あやつりぞうくん

お調子者のぱぱ。心配性のまま。宇宙一かわいい僕(陽和音)。
二人は今日も陽和音に夢中。わがやは毎日、陽和音びより

すごいぞ、ゴミ収集!!

2010-07-11 21:17:06 | Weblog
陽和音がいま大好きなのがゴミ収集車。

オタクの陽和音は乗り物に『車』を付けない。

それがこだわりなのかは私も知らない。

きゅうきゅう(救急)だっ!!

しょうぼう(消防)だっ!!

当然、ゴミしゅしゅう(収集)だっ!!と叫ぶ。

そして近頃、じでん(自転)が来た!!という。

これにはさすがの私もに注意した。

『ひなくん、自転車のこと じでん って・・・・。それはさすがに分かんないよ・・・・』


そんなひなくんと、幼稚園へ向かう途中の団地でゴミ収集車に出会う。

収集のおじさんに『おはようございます!!』と元気にご挨拶。

ゴミ収集車の方々は本当にみんな親切に子供の相手をしてくれる。

『忙しい中、おはよう!!』

と笑顔で答えてくれるおじさん達。

そして、引き込まれるようにその作業に見入る陽和音。

沢山のごみを積み込み終わるまで見届けていた陽和音に、

『収集車は好きですか??』

と優しく声をかけてくれる。

『うん!!』

とうなずく陽和音を見て、そのおじさんは運転手さんに何やら合図を送る。

すると、すぐに運転手さんが降りて来て、

『これどうぞ!!』

と何やら陽和音に差し出してくれた。

そんな嬉しいことが待っているとは思いもよらなかった陽和くんもちょっと驚いたように

『ありがとう!!』

と受け取っている。

よく見てみると、ゴミ収集車のシールだった。

さらに、

『ちょっとお母さん面倒かもしれないけど・・・・』

と言いながら、もう一つ何かを差し出してくれる。

それは何と、切って貼って工作する、立体ゴミ収集車キット。

ふわぁ~~~すごいなぁ~~~。

確かにひなとぐらいの男の子はゴミ収集車が好きという話をよく耳にする。

あっちこっちで今日の陽和音のようにゴミ収集車に見入っている子供達がいるのだろうか。

きっとそうなのだろう。

すごく大変なお仕事をしている収集の方々。

それなのに、忙しい中、丁寧に挨拶をし、声をかけ、子供の相手をしてくれる。

そうかどうかは定かではないけれど、そんな子供たちのためにシールや工作を常備してくれているのでしょう。

とっても驚き、感動した出来事でした。

収集作業員の方々、改めて、いつも本当にありがとうございます。

はとバスって・・・・

2010-07-11 21:16:25 | Weblog
ひなくんに初めてトミカを買ってあげようとした日のこと。

トミカ売り場には、大量の車が並んでいる。

まだ小さかった陽和音に、ずらりと並ぶ商品の中から好きなものを選べと言っても無理だろうと思った私。

救急車に消防車、都バスにゴミ収集車など、よく目にする物を数個並べ、どれにする?と聞く。

しかし、彼はなぜか応えない。

欲しくないのか、と思ったが、どうやらそうではないらしい。

私のチョイスした中に求めるものが無かったようだ。

こんなに多くの中から選ぶのは難しいだろう・・・・という私の気配りをよそに、彼は迷うことなく『はとバス』を選んだ。

見たことも乗ったこともないはとバス。

なぜかは分からない。

しかし、その時の彼にはそれしか響かなかったようだ。

そうしてはとバスを手にした陽和音はとても喜んだ。

それから一年余り、ひなくんのオモチャに複数のトミカが追加されていった。

そんなある日、約一カ月間ほど『はとバス』が姿を消す事件が起きた。

どこを探しても見つからない。

ひなくん、トミカデビューのはとバス。

大好きなはとバス。

ずっとずっと探し続けた一カ月。

そしてある日、使わなくなり押入れにしまっておいたオモチャ箱を何気なく開けた。

するとそこにどういうわけか『はとバス』が眠っていた。

この時の私達は、

ばんざーい!!ばんざーい!!と思わず手を挙げてしまうほど、

やったやった!!よかったね!!見つかったねー!!と思わず抱き合ってしまうほどの喜びだった。

そして先日、ついにその『はとバス』に乗ることができた。

はとバス軽井沢イチゴ狩りツアー!!

大好きな黄色いはとバスに乗った陽和音。

ウキウキるんるん、嬉しそうな笑顔で楽しむこと約20分。

『ママ~、はとバスもう降りたい』

このやろう。

旅行会社でママは言った。

『都内観光約1時間の旅』ぐらいでいいよね、と。

『やだ!いっぱい乗りたい!遠くまで行きたい!!』と言ったのはあなたです。

だからもう『降りたい』と言うな、と私は告げた。

仕方なく黙る陽和音。

そう、それでいい。


それからまた20分ぐらいだろうか、今度は『おしっこ』。

はとバスにトイレはない、と私は告げた。

そしてまた仕方なく黙る陽和音。

朝早かったため、軽井沢に着くまでゆっくり寝ればいいと思っていた私。

しかし、彼はその尿意によって眠る事が出来ないらしい。

結局それから約1時間ほどの道のりを、何気に楽しく過ごしたのである。

降りたくなった割には結構楽しみ、おしっこしたい割には落ち着いて乗っていた。

やれば出来るじゃないか、ひなと!

ちょっと関心した私。


サービスエリアで大至急おしっこを済ませ、またはとバスに乗り込む。

そこからだんだんと景色が変わってゆく。

窓の外に山が現れ始めると、

『富士山だ!!ママあれ富士山でしょ!?』

『違うよ、富士山じゃないよ』

そんな会話を何度も繰り返しながらバスに揺られる私達。



いよいよ軽井沢アウトレットに到着。

ここでの3時間、ソフトクリームを食べた数分を除いて、陽和音には苦痛意外の何者でもない時となった。

そして疲れ切った陽和音は、イチゴ狩りへと向かう車内、ようやく眠りに着いた。

ほっとしたのもつかの間、イチゴ農園には予想以上に早い到着。

やっと眠ったと思った陽和音に声をかける。

『ひなくん、イチゴ狩り着いたよ!!イチゴ食べに行こっ!!』

するとかなり眠いはずなのに、バチッと目を開けた。

と同時に、よしっ!!と気合を入れるような仕草を見せた彼は無表情のまますくっと立ち上がり、ふらつきながら勢いよくバスを降りて行く。

すごい・・・・イチゴ狩りに対する意気込み。

そこで聞いてみる。

『ひなくん、イチゴ何個食べるの!?』

目をまん丸に開き、手のひらをこれでもか!の広げる陽和音の口から出た数字は『ご!!』

3歳陽和音の最大数は『5』

どんなに多くを表したい時でも、最大数『5』を超えることが出来ない陽和音。

この日もそうだ。

当然『5』で終わるはずもなく、1つ採っては口に頬張り、また次のイチゴへと走って行く。

次のイチゴから次のイチゴへと忙しそうに移動する。

興奮のあまりイチゴ片手にすっ転びながらもハウス内をあっちへバタバタ、こっちへバタバタ・・・・・。

結局30個ぐらいは食べたのではないだろうか。

口の周りを赤くして、非常に満足そうな陽和音に問いかける。

『ひなくん、イチゴ何個食べた?』

目をまん丸に開き、手のひらをこれでもか!と広げた彼の口から出た応えはやっぱり『5!』

自信満々の彼の顔を見ると、もしかしたら『5』っていうのは、ホントは私が知っている数よりものすごいものなんじゃないかと惑わされてしまう。


今回のツアーの一大イベントを終えた私達は、はとバスにて東京へ向かうのであった。

イチゴを『5』も食べた陽和音が早々に訴えたのは当然『おしっこ』。

そんなことは簡単にお見通しの私は、オムツをはかせておいた。

計画通りのため『オムツでしちゃいな!!』と自信満々に答えてやった!

すると、『おしっことうんちもー!!』

なんと!!ひなとの反撃。

くっそ~!そこまでは予想してなかったぞ~。

すっかり自信喪失した私は聞こえないフリをしてみた。

そこから約一時間半・・・・

尿意と便意を感じた彼はやっぱり眠ることが出来ず、車中を過ごすのであった。

そんな彼を横目に、無責任な私は眠気に耐えられず眠ってしまう。

3歳の陽和音がたった一人で何をしていたかと聞いてみると、

『お魚釣り。ヘビとか釣ったよ!!』

とても楽しそうに話してくれた。

それを聞いた私・・・・そういえば・・・・眠気で意識が朦朧とする中の記憶を辿る。

確か、陽和音はイヤホンの紐をブラブラさせていたずらしていた。

それが気になって眠っては起き、眠っては起きを繰り返していた私は辛くてたまらなかった。そして、

『いい加減にしなさい。これはいたずらしちゃだめ!!』

と取り上げたことを思い出す。

はっっっっっ! しまったっっっ!

あれか!!

誰も知り合いがいない車中、一つの座席から動くことも出来ない空間で、唯一の遊び相手のママが眠ってしまった。

そんな陽和音に残されたただ一つのアイテムだった『釣り竿(イヤホンの紐)』

そんな事とはつゆ知らず、自分の睡眠を確保するために彼の最後の友達を奪ってしまっていた私。

大事な友達をママに奪われ文句も言わなかった彼が、手元に何も残らないまま何をして過ごしていたのか私は知らない。

そのイヤホンを取り上げたことで安心して深い眠りに落ちていたんですもの・・・・。

この時ばかりは本当に申し訳なく思った。

そして、よくまぁ3歳の子供がたった一人、母親が眠ってしまった車中、じーっと泣きも騒ぎもせずに座っていたなぁ、とまた変な関心をしてしまうのであった。


そんなこんなで過ごした帰り道、結局サービスエリアでもうんちは出ず、便意は気のせいだったことが発覚。

少しほっとした私。

夕飯の時間に差し掛かっていたため、サービスエリアでご飯を買い、はとバスで食べながら東京へと帰って来た。

『はとバスって、バスの中でご飯とか食べてもいいの!?』

と興奮気味にはしゃぐ陽和音。

こんな些細なことに思い切り喜びを感じられるって素敵だなぁと思ってしまう。

ひなくんはとバスの旅、何はともあれ、総合してとてもいい思い出になったようだ。

一緒に行った明道とも席が離れてしまったため、想像とは裏腹に辛抱が必要だったはとバスの車中も、イチゴが思う存分頬張れたこと、バスの中でご飯やお菓子を食べられたことなどで帳消しになり、何よりも黄色いはとバスに乗れたっていう事自体が嬉しくて大変満足してくれた。

でも今度はぜひ大勢で、にぎやかなはとバスツアーにしてあげたいと思った旅なのでした。

30の頑張り

2010-07-11 21:15:53 | Weblog
ひなくんの無くなったサッカーボール、どうするか。

パパと相談した。

色んな事を頑張ったら返って来ることにしよう、ってことになって。

頑張るっていっても、3歳のひなくんに求めるはこんなこと。

・好き嫌いしないでご飯をちゃーんとたべる。

・オモチャのお片づけをちゃーんとする。

・お手伝いをする

などなど。

頑張ってるうちに入るのか!?っていうぐらいの甘い条件ではありますが、少しでもサッカーボールのためにっていう気持ちにつながれば。

大人にしては些細な事ではあるけれど、ひなくんには一日1個もらうのも難しいようです。

30個まではまだまだ程遠い・・・・

長く頑張っただけ喜びもひとしおだといいのだけれど。



同時に始めた『パパ・エビスゲット計画』

普段は発泡酒で我慢してくれているパパ。

同じくパパもシールがもらえ、30個達成でエビスとか買っちゃう!?という計画。

パパの頑張りとは・・・・・

・ビールの空き缶を片付ける

・身の回りの物を片付ける

などなど、3歳児と同じようなこと。

しかし・・・・30個達成まで、ひなくんより進みが悪いです。

『ビール置いてある。パパシールもらえないね。』

『パパの時計・・・・パパシールもらえないね。』

『パパ!ちゃんと片付けなさい!!』

まいにちひなくんの厳しいチェックが入っている。

お互いに厳しい二人。

さて、30個シールがたまる日はいつでしょうか??

ずいぶん身軽な妊婦さん

2010-07-11 21:15:22 | Weblog
この頃どうやら、ひなくんのお腹にも命が宿っているようだ。

その名は『ことりちゃん』

『ママの赤ちゃん何してる!?』

とよく聞くひなくん。

ひなくんがパズルをしてる時は

『お兄ちゃんの真似してパズルやってるよ!』

というと喜んだりする。

ご飯を食べてる時には、

『ママが食べたご飯を一緒に食べてるよ!』

っていうと本当にそうだと信じてくれる。

そんなことから、ひなくんのことりちゃんも、色んな事をして日々過ごしているようだ。

ひなくんのことりちゃんは、ひなくんがご飯を食べると喉の方まで上がって来て、ひなくんのご飯を食べるらしい。

ひなくんのことりちゃんは、ひなくんのお腹の呼吸に合わせて動いているらしい。

よく、自分のお腹を見て『あっ!動いた!!』と知らせてくる。

そして、かなり現実的なのが、おっぱいの心配。

『ママ~、ひなくんの赤ちゃん生まれたらママのおっぱい飲ませてくれる?ひなくんのおっぱいちっちゃいからさぁ。』


などなど、一日の中でよく登場することりちゃん。

でも、お腹にことりちゃんを抱えているはずのひなくんは、飛んだり跳ねたり走ったり・・・・・・。

思いだした時だけの身軽な妊婦。

羨ましい限りの身軽さです。

恐ろしい体験

2010-07-11 21:14:50 | Weblog
信号が青になったのを確認して、友達に手を振った。

振り返り、横断歩道を一歩踏み出したそのとき、私と陽和音の前を車がビューンと通り過ぎた。

青信号に油断していた私、左右を確認せずに一歩踏み出したのが一番の間違い。

押しボタン式のほんの小さな横断歩道。

とはいえ、信号無視をして通り過ぎた車には本当に恐怖を感じる。

これまでも、何度となく信号無視の車に出会ったことがある。

私一人でも何度か経験している恐怖ならば、世の中どれほどの人が同じ思いをしているのだろう。

交通事故。

車を運転する人も、歩行者も、一瞬にして人生が変わってしまう。

あの時、陽和音は私と手をつないでいた。

もしもあの時、陽和音が勢いよく飛び出していたら・・・・・。

もしも、振り返るタイミングが一秒でも早かったら・・・・。

思い返すと、時間が経った今でもものすごい恐怖を感じる。

交通事故は気を付けていても思いもよらない所で遭遇するものだと思っている。

だからこそ、本当に怖い。

陽和音は、手をつなぐのを嫌がることも多々ある。

お友達と一緒の時には嬉しさの余り、駆け出すことも多い。

陽和音が手をつなぐことに応じるまで、道端でバトルすることもある。

お友達とテンションが上がって駆け出す陽和音に、すごい勢いで叱ることもある。

人の目もある中で恥ずかしく思う場面も多々あるけれど、やっぱり命にはかえられない。

一人で道を歩くようになるまで、様々なキケンを教えることは親の役目。

その危険から命を守ることは親の役目。

一緒に歩く日常の中で、どんな所にもキケンがいっぱいあるということに十分気付き、自分の身を守れるようになって欲しいと心からそう願う。

朝の団欒

2010-07-11 21:14:16 | Weblog
ひなくんの朝は、遊歩道のお散歩で始まる。

四季折々の木々や草花に出会える道。

カメにおはよう。

コイにおはよう。

ハトにおはよう。

ムシにおはよう。

カモにおはよう。

4月9日の入園式の日は、桜がヒラヒラ散っていた。

そのうちピンク花の中に緑の葉が目立つようになる。

その頃、今度は八重桜がキレイに咲きだした。

たんぽぽが咲き始めたかと思うと、あっという間に綿毛で遊べるようになっていた。

桜の木々も、すっかり緑一色になったかと思っていたこの頃、

なんと実を付けていた。

その実は真っ赤なさくらんぼ。

パパがここぞとばかりに身長を生かし、高い木になっている実をとってくれる。

食べてみた。

その味もちゃんとさくらんぼ。

辺りを見回しながら歩いていると、桃や梅の木も続いて実を付け始めていた。

楽しみが続く散歩道。

幼稚園を選びの時、この遊歩道を毎朝歩けることに魅力を感じた私。

保育外のこの時間、保育中と同じように大事な時間になると思ったから。

こうやって季節の移り変わりを感じながら通う幼稚園。

バスに乗るより、自転車ですっとばすより、ひなくんとパパとママにはやっぱりこの通園が一番良かっただと、改めてそう思う。

パパは言う。

『今一番楽しい事は、ひなくんと幼稚園まで歩くこと』

ママにぷれじぇんと

2010-07-11 21:13:15 | Weblog
幼稚園に通い始めて約一カ月。

毎日新曲を口づさんむ陽和音に驚かされる。

毎日新しいお歌を覚えて来るって、単純にすごい。


そして、4月から始まり一カ月余りの中、既に2つの作品を持ち帰って来た。

一つは鯉のぼり。

もう一つは母の日のプレゼント。



シールを張るだけ、クレヨンで好きなように描いただけ。

まったく気取った制作でないところが良いのだが、先生がきちんと形にしてくれている。

先生も大変だろうに、毎日毎日色んなことで子供達を楽しませてくれている様子。

ありがたいなぁと思う。




幼稚園、子供にとってはママと離れての初めての生活。

ママにとっても自分の見えない所で、子供がどんな表情でどんな事をして過ごしているのか分からないというのは初めての経験。

当たり前なのだけど、ひなくんが話してくれる幼稚園での話は、ひなくんが見て感じて思ったことが主体である。

先生に聞いてしまえば何てことなしに分かってしまうのだろうけれど、あえてひなくんの話から何があったのかを想像をしていくことが楽しくて愉快である。




そんな想像を楽しむ中で、幼稚園で子供が作ったり描いたりした物を手にした時は何ともいえない感動がある。

これもまた初めての感情であった。

たった数個のシールを張っただけ、ただ好きなように絵を描いただけ、でもそこにママはいない。

いつでも頼れる距離にママはいない。

自分と、先生と、お友達と、その空間の中で、ほんのわずかでも何かを成し遂げて来たことに、ただただ感動した。




幼稚園生活も一年、二年、と過ごしていけばこんな感動も薄れてしまうのだろう。

だからこそ、初めての気持ちを今、存分に味わいたい。

3歳が思う悲しさとは

2010-07-11 21:12:25 | Weblog
2歳の頃、

走ることが得意になった。

ボールを蹴ることが出来るようになった。

ひなくんに、生まれて初めての自分のサッカーボールを買ってあげたのはそんな頃。

親子でサッカーが出来る、その喜びをパパは噛みしめていた。

パパと息子がサッカーをする姿、ママだって嬉しかった。



それからひなくんは自分のサッカーボールを喜んで公園に持って行くようになった。

公園のお兄ちゃんの蹴り方を見て、助走をつけて蹴る、を学んだ。

足を後ろから前に蹴りあげることをパパに教えてもらっていた。

蹴ってはボールを追いかける・・・ドリブルらしきものをし始めていた。

だんだん上達が見られ、サッカーらしくなってきた。

年中になればどこかのサッカークラブにも入れるだろう。



そんな時、ひなくんはサッカーボールを無くした。



『ひなくんのサッカーボール・・・・無くなっちゃヤダ。悲しい』

思い出せばそう言うが、思い出さなければ忘れている。その程度。

ママは悲しいよ。

パパはだって非常に悲しいはず。




サッカーボールに限らず、大事にしていた物がなくなるというのは悲しい。

その悲しさ、3歳の胸の内ではどう処理されているのか。

自分の大事な物は自分で管理しなければ無くなってしまう。

家の中のオモチャだってそう、ちゃんと片付けなければ無くなってしまう。



目の前から消えてしまえば忘れてしまう。

無ければ無いで別にいい。

そんなのって悲しい。

側にあった時にはあんなに仲良く遊んでいたのに。



無くなったらまた買えばいい。

欲しくなった時にまた出てくればいい。

そんなのってやっぱり悲しい。



ひなくんのサッカーボール、きっと見つかることはないだろう。

でも、どうすればサッカーボールをまた手にすることが出来るのか、それを考えることが出来る事件だったと思う。

まだ答えは見つからない。

3歳のひなくんと、3歳なりに一緒に考えている最中である。

心に響く贈り物

2010-07-11 21:11:51 | Weblog
私のお誕生日が近付いてきた頃、ひなくんに知らせる。

『もうすぐママね、お誕生日なんだよ!!』

すると、彼はすかさずこう言った。

『ママのお誕生日、ひなくんも食べていいの!?』

ヤツの頭の回路は単純だ。



誕生日=ケーキ




それしかない。

『祝う』の気持ちをまだ知らない。




そんなある日、ママがご飯を作っているすぐ後ろで、父と子の会議が始まった。

ナイショ話のつもりらしいが、全ての会話は丸聞こえ。

パパ 『ひなくん、もうすぐママのお誕生日なんだけど、パパとひなくんでママのお誕生日プレゼント考えよっか』

ひな 『ママのお誕生日、ひなくんも食べたい!!』

ママの心 (またそれかよっ!!)

パパ 『違うよ。ママのお誕生日だから、ママが喜ぶ物をママにプレゼントしたいの。』

ひな 『新幹線とか!?』

パパ 『それはひなくんでしょ!!』

ママの心 (そうそう、新幹線いらない)

パパ 『ママ何あげたら喜ぶかなぁ?』

ひな 『車とか買っちゃう!?』

パパ 爆笑『いーねー!ステップワゴンとか買っちゃう!?』(悪乗りする父)

ママ 『それ、笑えない』(聞いてないフリが出来ない私)

パパ 『ひなくん、ママが喜ぶ物だよ!ママがだーい好きな物をあげたいの。』

ひな 『パパとか!?パパとか買ってあげる!?』

パパ また爆笑『パパいるじゃん!!』

ママ 『それ、いらないしー!!パパは一人で十分だし・・・・増えたら困るし・・・・』

(5月4日、この二人から一体何が贈られるのだろう・・・・自分の誕生日に初めて不安を抱いた私)




そして数日が経ち、誕生日当日。

今日はパパが夕飯を作ってくれるということになっていた。

メニューはパスタとか。

パパは不安そうに料理を始める。

ボンゴレのパスタと、シーフードサラダを作るらしい。

私の姉と明道もお祝いに来てくれた。

お姉ちゃんに協力してもらい、パパ特製、ボンゴレとサラダが完成した。

作ってもらったご飯って、美味しい。

ありがとう。


そしてママが駄々をこねて買ってもらったケーキでお祝いをしてもらう。

この日は明道も10カ月のお誕生日だったので一緒にお祝いした。

明道の分のローソクはもちろんお兄ちゃんが消しました。

家族にお祝いしてもらうお誕生日、本当に嬉しいなぁ。



そして、パパがこそこそとひなくんを呼ぶ。

ひなくんは面倒くさそうにパパの元へ。

すると『ママおめでと~☆』という声が。

ひなくんとパパから、ママにプレゼントが!!

いつの間に用意してくれたのか、ママにプレゼントがありました。

それも、以前の不安は一気に吹っ飛んでしまうほど素敵なプレゼントが。

ひなくんが描いた宇宙船とママの顔。そして、ママとひなくんの写真を色紙いっぱいに貼ってくれたもの。

『ママいつもありがとう 29歳おたんじょうびおめでとう しんのすけ・ひなと』

そんなメッセージを添えて。


どんなプレゼントよりも嬉しい贈り物。

パパとひなくんが、ママの為に作ってくれた贈り物。

こんなに嬉しい気持ちは初めてだよ、ママ。

家族っていいなぁ。お母さんになるっていいなぁ。

そんな気持ちを知った29歳のスタート。



夏には二回目の出産を控えている29歳。

初めての女の子(であろう)を育てることになる29歳。

二人の子供を育て始める29歳。

20代最後の29歳。

大事に、色んな初めてを味わいたい、そう思う29歳。

ねこじたゴリラ堂で過ごしたある休日

2010-07-11 21:11:31 | Weblog
古絵本屋さんを開いたごりさん家。

一階が店舗になっていて、お花を植えれるお庭もある素敵なお家。

いつもいつも最高にゆったりとした休日を過ごさせてもらっている。

お店が開店してからごりさん家に行くのは、今回が初めてだった。

以前までは、遊びに行けば当然ごりさんと一緒に公園へ行ったり、お酒を飲んだりして遊んでいた。

しかし、今ごりさんには絵本屋さんという仕事がある。

そのため、遊びに行っておきながら、我々家族3人は二階で家族の時間を過ごしていた。

そのうち、あまりの気持ちよさにお昼寝していたママとパパ。

目を覚ますとひなくんは一階でごりさんと遊んでいた。

その後、私達夫婦はこれから何をしようかという相談をする。

友人宅で、家族3人何をして遊ぼうかと考える・・・・それって何だか面白い。

そこで『花を植えよう!』ということに。

プランターと土がお庭に沢山あったので、ホームセンターへ種を買いに行く。

家のベランダとは違い、好きなものを好きなだけ植えられそうなお庭。

夢が広がる。

花と言わず、トマトにする!?パプリカにする!?

さくらんぼとか植えちゃう!?

ちょうどごりさん家に遊びに来ていたミキちゃんも大原家妄想の巻き沿いに。

しかし店員さんに聞いたところ、野菜はツルを巻く用の棒を立てたり、深さのあるプランターに植えなければいけないなど、何だか難しそう。

夢を広げた私達、諦めるのも早い。

そこで、ひと株で100もの花を付けるというお花と、比較的簡単に育てられるというブルーベリーに目を付け買って帰る。

作業開始。

私はそこで初めて気づく。

自分がしゃがめないことに。

意気込みは十分だったのだけど、お腹の大きさを忘れていた。

でも我が家には働き盛りの息子がいる。

ひなくんはママの分もえっさほいさと働く。

ほとんど砂遊び。

しかし、公園の砂場と違うのは、虫が出てくること。

臆病者の陽和音はムカデやミミズにびびりながらの作業である。

普段、どこの子供より真っ黒になっている陽和音も、何だかんだで都会っこ。

砂遊びは知っていても、土いじりは初体験だったのだ。

貴重な経験をさせてもらったね。


ごりさんが、『ひなくんが植えた』の目印に、石にお絵描きをしたのを置いて行けば!って提案してくれた。

そんな二人の様子を見に行くと、なぜかごりさんは石にドラえもんを描いており、そのドラえもんをことことごとく塗りつぶしているひなくんがいた。

ごりさんとひなくん、いつも親子のみたいに遊んでる。

誰よりも仲良しなのに、誰よりも会話が成り立たないこの二人。



勝手に植えたお花とベリー、お世話はごりさんにお任せです。

ごりさん、水やりお願いします!!

でもその翌日、陽和音がこれでもかー!!と与えた水によって、赤いお花が一つ増えました。

一晩でひとつ増えた花、二日・・・三日・・・・そりゃ100もの花が咲くかもな。

6月中旬~下旬ブルーベリーの収穫が楽しみな私。



夕方から陽和音が爆睡モードに入ったのをいいことに、ごりさんのお友達との夕食に参加させてもらった我が家。

あっという間に日付が変わり、毎度のことこの日もお泊りさせてもらうのでした。



ひなくん、憧れの『いらっしゃいませ~!』を体験させてもらった。

はじめてのおつかい『ひなくん、はらぺこあおむしを買うの巻』も体験させてもらった。



いつも我が家の訪問を気持ちよく受け入れてくれてどうもありがとう!!


お世話になりました。