こーれんまんま

春のように暖かな日が続いた先日、

ママもひなくんも嬉しくて、毎日公園で仲良くお昼ごはん。

それからというもの、ひなくんは『こーれんまんま』にはまってしまった。

こーれんまんまとは、公園でお弁当のこと。

お弁当といっても、ただのおにぎりだったり、サンドイッチを買ってみたりと、適当なもので。


そんな頃、お友達とショッピングをしていると、お弁当箱売り場がありました。

小さくて可愛らしい子供用のお弁当箱もたくさんあった。

そこで一つの疑問と不安が頭をよぎる。

これらのお弁当箱にひなくんのご飯は入りきるのか？

もしも、ひなくん食欲に合わせてお弁当箱を選んだら、幼稚園バックにお弁当箱が入りきらなかったりして・・・・。

食欲旺盛な幼稚園児はどうしているのだろう。



そんな疑問と不安を抱いたこと、

ひなくんが『こーれんまんま』にはまっていること、

愉快な春が訪れようとしていること、

パパも毎日コンビニやスーパーのお弁当では可哀そうなこと、

などから、お弁当生活を始めてみようかと思った。



ひなくんには、大好きな電車（トーマス）のお弁当箱をチョイス！

大きめサイズにしてみたよ。










美味しそうに、嬉しそうに、あっという間に完食です！！

空っぽになってしまえば、どーっこにもお変わりはないので、

結構満足するようです。

ママのは狙ってくるけれど・・・・。


最近のひなくんは、お野菜をたくさん食べるようになったので

お弁当もバランスよく詰められて助かっちゃう！！

かなり早めの幼稚園準備だね！！

接続詞を選ぶ。

『ママ　の　まんま？』

『おふろ　で　じゃーじゃする？』

『ここ　に？』（置くの？）

『これも～！』


など、正しい接続詞を選んで話せるようになった陽和音くん。

とても丁寧に選んでしゃべるため、

『パパ　　と　　あそぶー！』

というように、１文の中で微妙な空白があって面白い。

しかも、こんな簡単な１文でも陽和音にとっては難しく、

よく噛んでしまう。

『パプ　と・・・・ぱぱ　と・・・・あそぶ！』

など、そのつどきちんと正しく言い直す。

唇をめいいっぱい動かし、とても一生懸命にしゃべる。

やたら声もでかい。



その中で、どうしても正しく使えない接続詞がある。

それは・・・・『が』

『パパん　が　キーック』とか、

『ママん　が　あわあわ』とか、

『ひなん　が　自分！！』（ひなが自分でやりたい）とか。

接続詞が『が』になると、主語の後に『ん』が現れる（笑）



とても面白いひなのおしゃべり。

お気づかいありがとう・・・・・・

粘土あそびをしていた陽和音くん。

ママが気づくと、動物達にエサを与えていた。

(真ん中の黄色いのが粘土のエサ）





その後、ママが熱を出しグッタリしていると、そのエサを長～く伸ばし、

『チュルチュルおうどん食べる？』

と言って無理やり粘土をママの口に入れようとする。

（お気持ちだけで・・・そっとしといて・・・・。）




『えんしゃ、ねんね！』（電車ねんね）

という声を聞き、見に行くと・・・・・

布団の上に、大小様々な電車が１０車両ぐらい寝かされていた。

それも、きちんと仰向けにされ、ひっくり返った姿の電車が並んでいる。

実際に起こったら大事件である。




ママが『あー、お腹痛いっ！』とつぶやくと、

『ぽんぽん、いた～い？』と優しく聞いてくれる。

癒される。



ママがトイレから出てくると、

『うんち出た？』とお尻をトントンして聞いてくる。

いらない優しさ。



ひなより先にママがご飯を食べ終わると、

『もっとあいる？』（もっと食べる？）と必ずすすめる。

自分がおかわりしたいからである。

みえみえの優しさのため、きっぱり断ることにしている。




優しいけど、面倒見がいいけど、気が利くけど・・・・・

うん、大丈夫っ！！って感じです。いつも。



きっとみんなにも色んなお世話をやくと思います。

うちの男達。

今年のバレンタイン。

数日遅れの贈り物。



起き抜けの陽和音に、パパと一緒に食べるのよ。

とママの作ったシフォンケーキをプレゼント。


するとひなくんスイッチが入り、

『しゃあ！あいろ～！！』（さぁ、たべよう！！）

と元気いっぱいパパを誘った。

ぼくも！ままも！お友達。

ひなくんが公園で遊び始めた頃、

去年の６月ぐらいだっただろうか、

私達は出逢った。


その日、私とひなくんは、近所の公園で遊んでいた。

そこに、ひなくんと同じぐらいの女の子達がやって来た。

お滑りをしていただろうか、

ただただあんよしていただろうか、

ちらほら子供同士が関わりあう。

それに引き合わされるように私達親も関わりあう。


それがきっかけで親しくなった親子４組。


褒めること、叱ること、なだめること、フォローすること、

子供を囲めば色んな場面に直面する。

自分の子だけでなく、みんながみんなの子供と向き合える。

ママの悩みもみんなで共有できる。

みんなで協力して子供を楽しませることもできる。

ママたちのアイディアが飛び交い、刺激しあえる。

一対一で子育てしている女同士、人としゃべりたい気持ちも消化しまくる。

ケンカが起きれば仲裁に入り、誰かが泣けば抱き上げ、イタズラをすれば止めに走る。

せわしなく過ぎる時間の中でも、子供の話を飛び越えて、女同士の会話にも花が咲く。

子供達もこの環境に慣れ、２歳へと近づき、子供同士の世界が広がって来たのが目に見えてわかる。

出逢った頃は、子ども同士が名前で呼び合うなんてこと、想像もつかなかった。

それが最近では、みんながみんなお互いの名前を呼び合い遊んでいる。

ひなの会話の中で、一日に数回は３人の名前が出てくる。

と、私が話したところ、みんなそれぞれの場面で３人の名前を口にしていることが発覚。

親がそうさせたわけでなく、子供達の中で自然とそれぞれの存在が大きなものになっているんだ。

それってとても大きな成長だと感動した。

まだ集団に入っていない私達親子にとって、そんな環境がものすごくありがたい。



そんな話をママ達がお話していると、やけに静かなことに気づく。

一人はパパとお家に帰り、その他３人がみごとに寝た。

滅多にない静けさ。

自分達の時間が出来た瞬間！

いつもは子供に気を配りながらの会話で、話が途切れ途切れになるのは当たり前。

こんなにゆっくり話せるなんてあんまりないよね。

それに気づいた私達、もちろんテンション上がります。

ちょうどその日はみんな夜になればパパがいる。

たまにはママ達だけで出かけちゃう！！？？

そんな勢いで突如出かけたママ４人。

子供抜きで思う存分リフレッシュさせてもらった。


帰りは夜中となり、

突然子供を置いていかれたパパ達には大変申し訳ない夜のことでした。


子供を通して出逢った友達。

子供を産んだからこそ出逢えた友達。

可愛い可愛い子供達に感謝だね。

『ごみ』という名のギョウザ

大好きなみんなが遊びに来てくれた。

大好きなみんなは、いつものごとく、飲んで飲んで飲んでいる。

今日のおつまみは餃子だとさ。

料理が好きなママとごりさんは楽しげに餃子の具を作り始める。

料理が特に好きでない人たちが、ちらほら見に来る。

ブレンダーという機械を見て、おもしろーい！！

とか言いながら眺めると、またお酒の元へと去ってゆく。

ママとごりさんの料理が続く。

しばらくしてごりさんがつぶやく。

『しっかし女共は誰も手伝わね～・・・・』

すると・・・・

『なになに？手伝おうか～？』

そのつもりだったけど～・・・って感じを装い手伝いに来る（笑）

特に必要ないひな＆パパまでもが来てわんさか餃子を包みます。




誰に教えてもらったのか、ひなくんも餃子を包んでいたそうで・・・・





所々にある、小さくグチャッとしたヤツがひなくんの作品らしい。

『なにこのゴミー（笑）』

みたいなことを大人達が言っている。

そして食べる時誰かが訪ねる。

『ひなくーん、これなに～？』

『ゴミ！！』

自信満々にそう答えた。

そしてまた誰かが・・・・

『ひなくーん、ゴミ食べていい？』

『うん！！』

今日はなぜか気前がいい。


ゴミ餃子や酢豚などをつまみつつ、飲んで話して笑う人たち。

いつでも自分が中心だと思っているひなくんをそんな大人が包んでくれる。

子供の話になると、熱～くなってしまうＹＭＣＡの大人達。

子供と歌うこと、遊ぶことが自然なＹＭＣＡの大人達。

そんな大人達が側にいてくれる幸せをかみしめた夜。




後から聞いた話。。。。

私のことを毎日の子育てからちょっと解放してくれるため、
ひなくんを男の人が見ている間、私を女の子が外に連れ出してくれようという計画があったそう。

結局、みんなで食べて飲んで話して、その計画はお流れだったけど、その気持ちだけですっごーい嬉しかった。

ありがとー！

２匹の犬、２人の子供。

カメラを向けても自由気まま。

犬も子供も全く一緒。







わんちゃん達が、大好きな歯ブラシをカミカミする。

いつもママ達に磨かれてる子供二人は、

ここぞとばかりに世話を焼く。





『あーん？』

『バイチン？』

いつもママにお口をのぞかれ、バイキンいるよ！って言われているから、

同じことをわんちゃんにやっている。

そういう時期。




歯ブラシが２本、犬が２匹、子供が２人・・・・１対１で向き合えばどう考えてもケンカにはならないはずが、


１本の歯ブラシを２人が取り合い、

１本の歯ブラシを２匹が取り合い、

１本の歯ブラシを犬やら子供やらみんなで群がったり、


ゴチャゴチャのグルグルになりながら、なぜかみんな夢中だった。



わんちゃんも子供も同じよう。

次に会った時にはどっちが大人になってるかな（笑）

大好きなリンゴ、２つで我慢。

ひなくん用の包丁。

ミッキーの包丁でチョッキンするお手伝いを始めました。



包丁は『あぶいよ～！』だから『ママといっしょ』

反対のお手手は『あぶいよ～』だから後ろにね！

ちゃーんとお約束を守れるお兄ちゃんになりました。



お手伝いもとっても上手です。

今日のチョッキンは大好きなリンゴ。



リンゴが現れた瞬間、お手伝いも忘れて

『リンゴ食べるリンゴ食べる！！』

と大変だったね。

チョッキンしてても、目の前のリンゴに耐えきれずに、後ろのお手手が何度も飛び出してきちゃったね。

でも、全部チョッキンするまでちゃーんと我慢できたよね。

偉かったなぁ。

お料理に使う分から、『１個だけいいよ！』ってママが言ったね。

嬉しそうにリンゴを１個パクリ！！

と次の瞬間、サササッと２個目のリンゴを口に入れた。

さすがひなくん。

でも、大好きな物を目の前に、食べるのを我慢してお手伝い出来るなんてえらいなぁってママは感心したよ。







お米をとぐお手伝いもとっても上手です。








お箸もとっても上手に使います。



ひなくんとお料理をするようになって、ママのお料理もとっても楽しくなった。

一緒に食べるご飯も、とっても美味しくなったよね。


『すごい美味しい！！』

ってひなくんが言ってくれると、ママはほーんとに嬉しいんだ。




にんじん２歳のひなとくん、どんどんお兄ちゃんになるね。

またいっぱいママと楽しいこと見つけようね！

抱きしめたくなる瞬間

ママがお味噌汁を飲もうとお椀を持ち上げた。

するとひなくんが嬉しそうな顔をして、お椀に向って話しかける。

『いっしょだね～』



なにが一緒だったのかな？

と思っていると、次はママとお椀を交互に見比べ、

これまた嬉しそうな顔をして話しかける。

『ままも～？　いっしょだね～』


そして更に、パパとお椀の側面を一生懸命覗き込み、

ニカーっと嬉しそうな顔をして

『ぱぱも～？　いっしょだね～』


というのです。




そこで同じようにお椀を見てみると、

あらホ～ント！！

もう一人のひなくん、そしてママ、パパもそこにいたのです。



なんて可愛い発見でしょう。



感覚で掴む自分自身と、

目の前に映る自分。

その現象をしっかり捉え、

たった一言

『一緒だね～』

と表現したのです。



その言葉に詰まったひなくんの心に、

とてつもない素直さと、

どうにもならない程の可愛らしさを感じた。