Graffiti Decorations

私の人生は、キャンパスいっぱいに描かれ続けている。
生まれてからずっと、らくがきのように。

「男友達」と「男の友達」

2008-01-09 14:35:34 | LOVE
江國香織のこの分け方で考えるならば、
私には何人の「男友達」がいて、
何人の「男の友達」がいるのだろうか。

「男友達」

初めて読んだときから約3年。
改めて江國さんの本を読んで、
ますます共感している自分に気づいた。

得難い、男友達。


女性にとっての「男友達」と男性にとっての「女友達」は
男女の関係においてもっとも素敵な関係。
「恋人」よりも。



彼女は結婚していながらこの本を書いてしまって、
後悔していないか?

桜井さんが「LOVE」という曲に込めた気持ちが
男性の本質であるならば、

江國さんの書く「男友達」とは
女性ならではの感性的な定義だと思う。本質ではない。

どちらも、愛や恋を考えた末に行き着くものかもしれないが、
女性の心は男性のように普遍的ではない。

男性の本質を取り上げたドラマや小説はたくさん大衆向けにあるのに、
女性のこのような心が描かれた物語は少ない。
そもそも大衆に晒す必要はないのだけれど。