姫谷焼は形を作り、その上に呉須で絵を描き、最後に色絵で、花とかの模様を入れる。人間の手を加えすぎだと思われる。窯によって、自然に生まれたような焼き物が欲しい。
現代の姫谷焼を作る模索として、縦縞を呉須描く練習をしている。
最初は湯呑みから手掛ける。
自分が欲しがる器を作るので、手間暇がかかろうが関係ない。縦縞を呉須描くのも一本づつ面相筆で描く。
姫谷焼の赤絵は赤絵の絵の具で描かれていると想像する。絵の具を何で解いたかは、現代では水であるが、江戸時代初期はひょつとしたら、血でといた可能性もある。
血の中に鉄分があるので、可能性がゼロではない。実験をするわけにいかない。
姫谷焼の色絵磁器の模様は江戸時代初期には新しいかったが、現代の模様には古い。江戸時代初期の作品としては価値があるが、現代作るとしたら、新しい模様を作らないといけない。現代はシンプルでなくてはならない。