オフホワイト

前回の記事に2年前の脳検査のことを書いたので、今回は今年受けた肝臓の検査について書いてみようと思います。

発端は姫様に毎年受けていただいている健康診断。
5歳から年に1回、12歳からは年に2回受けてきたのですが、今年の春の健康診断で、なんと肝臓にしこりのような影が発見されてしまったのです。( ̄□ ̄;)

もちろん健康診断の超音波検査と血液検査の結果だけではそれがどういったものかの判断はできません。
しかし先生にその事を告げられた時、パパママの頭に浮かんだのはやはり【癌】という病名でありました。

姫様に発見されたしこりが癌なのかそうでないのか。。。
それを調べるには大学病院での全身麻酔による検査が必要になります。
そこでパパママがまず考えなければならなかったのは、検査を受けるか受けないか。

15歳という年齢に加え、2年前には【軽度の脊髄空洞症 及び てんかん】という診断を受け、7歳の頃には既に判っていたのですが気管虚脱の状態にもなっている姫様。
更にその時の健康診断で、腎臓の数値(SDMAとBUN)も少し高くなってしまっていたのです。
検査を受けさせたいと思っても受けられるのか?
この状態で検査を受けた場合のリスクはどうなのか?
取り敢えずその辺りのことを先生に聞いてみると、
SDMAは正常値を超えているといっても1だけ。BUNは48と少し高いけれどCREは0.9の正常値。針生検までということで考えるならば、ウトウトする程度の浅い麻酔下で行われる短時間の検査なので大丈夫でしょう。ただし、麻酔の影響で腎臓の数値が更に悪くなる可能性がないわけではありませんとのこと。

検査を受けることで腎臓が更に悪くなってしまうかもしれない。。。
けれどもし姫様のしこりが癌だったら。。。

検査を受けずに様子見してる間に手遅れになってしまうかもしれないし、そうでなくとも、麻酔のリスクだって後になればなるほど年齢的にますます高くなってくる。
色々あっても今の姫様は食欲モリモリで元気だってあるし、検査の結果、良性と判れば安心も出来る。

パパと話し合い、検査を受けるリスクよりも受けないリスクの方が大きいと判断し、姫様にはまた少し辛い思いをさせてしまうけれど再び大学病院での検査を受けることに決めました。

が、そこでまた考えなければならなかったのが、検査をどこまで行うかという問題。

針生検で悪性じゃないと判れば安心出来ると思っていたパパママですが、なんと針生検では悪性の判定はできても良性の判定は出来ないと先生から聞かされまして。。。( ∇|||)
採取した細胞の中に悪いものが見つからなくても、たまたま針を刺した場所に悪いものがなかっただけで他の場所には存在していたということもあるため、【黒じゃなかったから白】という結果にはならず、【黒じゃないけど白でもない】 = 【グレー】という判断しか出来ないのだそうです。
なので、100%の診断を求めるのであれば開腹して問題の部分を摘出し、それを病理検査に出して調べるしか方法はないと。。。<( ̄□ ̄;)>

開腹手術をするとなれば深く長い麻酔が必要となるだけでなく、術後の回復など、姫様の体にかかる負担もより大きなものになります。
若く何も問題のなかった頃ならいざ知らず、現在の姫様にそれほどのリスクを負わせてまで100%の診断を求めてよいものか。。。

そこまでするのはリスクが大き過ぎると判断し、針生検までを行ってもらうことに決めました。
「もしチョコちゃんが僕のうちの子だったらと考えてみたんですが。。。針生検までは受けさせると思います」と、かかりつけの先生も同意見でした。


検査当日。
前回は結構余裕をみて出たにも関わらず道が混んで時間ギリギリになってしまったので、今回は更に早く家を出たところ、全く混むことなくかなり早い時間に着いてしまいまして。。。
病院の受付が開くまで1時間以上ただボ~ッと待合室で待つのもなんなので、大学の敷地内を少しお散歩しておりました。




この後ほぼ一日がかりになる検査が待っているとも知らず、お出かけ気分でルンルンとお散歩していた姫様。
30分程前に待合室に入ると




また辛い検査受けさせてゴメンねぇ (ToT)

姫様をお預けして検査結果が出るまでの間、「大丈夫。きっと大丈夫」と自分に言い聞かせながらも、悪い結果も想像せずにいられなかったママ。
日頃神様なんて信じてはいないけど、こんな時だけは苦しい時の神頼み。
「ママの寿命5年でも10年でも好きなだけ削ってくれて構わないから、どうか安心できる結果にしてください!」と繰り返し祈っておりました。


そしてこれが今回のCT画像。


超音波検査では影のようにしか見えなかった病変部がはっきりとが確認できます。
大きさは約2.5㎝で一部が石灰化。
針生検の結果、リンパなど他の器官から飛んできたものではなく、肝臓由来のものであることを確認。
診断としては
「今回採取した細胞の中に悪いものは見つからなかったし、悪いものであれば石灰化するということはあまりないので、まず悪いものではないでしょう」と。
恐らく高齢犬に見られる【結節性過形成】だろうということでした。


先にも書いたとおり、病理検査をしたわけではないので確定診断ではありませんが、幸いにも今回姫様を担当をしてくれたのは、わんこの肝臓に関しては日本でも有数の名の通った先生。
その先生が「まず悪いものではない」と言ってくれたのだから、【グレー】と言うよりは最近話題になった某芸人さんの言葉、【オフホワイト】だと思ってよいのではないかと、ホッとひと安心したパパママなのでした。C=(^◇^ ;

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天気になぁれ!

パテラ(膝蓋骨脱臼)持ちではあるものの、お腹を壊したことすらほとんどないほどずっと健康優良児だった姫様ですが、それは既に過去のこと。
今も普通に元気な毎日を送ってはいるのですが、実は2年前の春に脳関係、今年の春に肝臓と、この2年ちょっとの間に大学病院での全身麻酔による検査を2度も受けておるのですよ。σ(^_^;)
そしてその2年前の検査で判明したのが、現在毎日の投薬が必要となっている【軽度の脊髄空洞症 及び てんかん】。

病院でてんかんと言われたというワンちゃんも多いかと思いますが、実はてんかんというのは血液検査や脳関係など、可能性のある病気の検査を全て行った上で、それでも悪いところが見つからない、つまり原因不明の場合に【てんかん】という確定診断がなされるのだそうです。
(そういった検査をせずにてんかんと言われたというワンちゃんは、『恐らくてんかんだろう』ということらしいです。(^^;))

我が家の姫様の場合、CT検査で脊髄空洞症の状態であることははっきりと出ていたのですが、この病気特有の前足の横滑りなどはなく、出ている症状の全てが脊髄空洞症によるものだとは言い切れない、でも他に悪いところも見当たらないということで【軽度の脊髄空洞症 及び てんかん】という確定診断に。

因みにその時のCT画像がこちら↓。


赤丸で囲った部分の中心に写っている横線が脳脊髄液が流れているところで、脊髄空洞症特有の症状が出てしまっているような子はこの白い線がもっと太く、何も問題のない子であればうっすらと写るか写らないかくらいのはずなのだそうですが、細いけれどもハッキリと線が写っているチョコラはやはり脳脊髄液の流れが悪くなった脊髄空洞症の状態であるのだと。

そしてこれまた因みにという話になりますが、その時姫様に出ていた症状は眼球腫脹や軽い四肢麻痺(どちらも2~3分)、一瞬の頭揺れや体揺れ。
眼球腫脹と麻痺の方は稀に出る程度だったんですが、一瞬の頭揺れや体揺れの方は出始めてから日増しにどんどん多くなり、一番酷く出ていた頃は10秒と間を置かない程の頻度で症状が出るようになっていました。
そうですね。同じような症状で悩んでいる飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんので、その時の様子も載せておきましょうかね。
(外野の音声がごちゃごちゃと入っておりますので、音量を0にしての再生をお勧めします。(^.^;))



これは、恐らく麻痺が出ていたのではないかと思われる時の様子。
そして↓が頭揺れ。



飼い主でなければ気づかない程の一瞬の症状ですが、体揺れの方も同じような感じでした。
そして↓が一番酷かった頃。



起きている時にしか症状が出ることはなかったのですが、いつ目を覚ますか判らないので、この頃は全く目を離すことができない状態でした。

で、だいぶ話が逸れてしまいましたが、この2つの病気、どちらも天候の影響を受けやすいのですよねぇ。(;-_-) =3
なので、お薬でだいぶ抑えられてはいるものの、7月末から続くこのぐずぐず天気のせいで、この半月程はまた毎日数回は小さな頭揺れや体揺れが出てしまっておりまして。。。


姫様も少ししんどいのか、お年頃であるということを除いても寝てばかり。
まぁ、起きていると症状が出るのではないかと気が気ではないので、ママとしては寝ててくれた方が安心ではあるのですが。。。

あぁ~、もうホントっ
早く天気になぁれ!


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焦らしすぎると…


ご機嫌な顔のそのわけは




大好きな桃をもらったから♪

でもあんまり焦らしすぎると…


Σ(~∀~||;)

ジョーズが出現するので要注意!


チョコちゃんはもう桃いらないのかな? ニコニコ(⌒ー⌒ )。。oO("o( ∇ |||)プルプル)

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チビ用

長年姫様の第1子分を務め続けてきたウリちゃん。


時折手厳しい指導なども受けておりましたのでアチコチだいぶお疲れの様相も見えますが


今も変わらずお気に入り№1

そんな姫様には欠かす事のできないウリちゃんでありますので


ママの作ったチビちょにも、これまた羊毛フェルトでチビウリちゃんを作ってあげました~。(^▽^)

…と言っても、コレはこの前作ったチビちょではなく


まぁまぁ良く出来たことに気をよくしたママが調子にのって作ったチビちょ2号用。( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ

今回もやっぱりお顔の再現は今ひとつだし、1号の顔ともだいぶ違っておりますが


今よりちょっとだけ若い頃のテンションご機嫌顔の姫様には一応似てるかなと。。。(∩。∩;)ゞ
(ご機嫌すぎてお耳なくなってますが(笑))

そしてそして。。。


後ろ姿はやっぱり激似~

1号も2号も、ママはこの激似な後ろ姿だけで自己満足しておりますですよ。(*^m^*)

チビウリちゃんは2号用なので、1号には




姉ちゃんにチビベッドを作ってもらいました♪
(裁縫音痴のママには作れませんので。(^.^;))


(・・。)ん?


ご指導していただかなくて結構ですから。ヾ( ̄▽ ̄;

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