眼科通い

またまたご無沙汰いたしました。

実は前回の記事の後、姫様が大変なことになってしまいましてね(汗)
突然の介護生活に追われアタフタとしていたところに、更にママの実家でもゴタゴタがあったりと、全く余裕のない日々を過ごしていたのですよ。(^ ^;)
あ…まだ完全に治ったわけではありませんが姫様は元気にしていますのでご心配なく。(^ ^)


事の始まりは6月25日。
ピョコタン歩きが出ることもなくなり、様子を見ながら徐々にお散歩時間を増やし始めていた頃。
目を擦ろうとすることも殆どなくなっていたので、パパもママもちょっと油断してしまったんですよね。
「キャン!」という声がした時には時既に遅く。。。(_ _|||)
覗き込んだ姫様の左目は閉じられたままで周りがびっしょりと濡れ、右目と比べると落ち窪んだような感じになっていて。。。

慌てて連れて行ったA病院で先生から言われた言葉は、『眼球破裂』。
擦ったせいで角膜だけでなく眼球にまで裂傷が及び、眼球内の房水が流れ出てしまったのだと。
そして併せて受けた説明は、視力が戻るのはとても厳しい状態であるということ。
更に、傷口から細菌感染して感染症を引き起こしてしまったら、最悪、眼球摘出という事態にもなりかねないということ。

お年頃の姫様は白内障のため既に右目は微かに光が分かる程度にしか見えておらず、視力は見えづらくなってきてはいてもまだ見える左目に頼っている状態。
それなのに、その左目の視力を失ってしまうどころか、悪くすれば目そのものを失うことになってしまうかもしれない。。。
大変な事になってしまったと不安いっぱいのパパママに、先生が「車で20分程のところに眼科専門の先生がいる病院があるので行ってみますか?」と提案してくれたので、一も二もなく「行きます!」と応え、すぐに連絡を取ってもらってそのままそちらの病院に向かったのでした。


そして向かったK病院での診断は、やはりA病院と同じく『眼球破裂』。
道すがら、『破裂してしまった眼球の治療法なんて手術しかないんだろうな』とか、『腎臓の数値も悪くなってるのに手術なんて受けられるんだろうか』とか考えていたママ。
だけどK病院の院長先生の口から出た治療方法は思いがけないもので。。。

『接着剤で上瞼と下瞼を接着』(゚∇゚ ;)エッ!?

「目を閉じて目全体にフィブリンを充満させ、眼球の破れた部位を再生させる」というものだったのでした。

姫様のお歳も考えての治療方法だと思うのですが、大変な治療になるのではと考えていただけにちょっと拍子抜け。(^ ^;)
でも姫様の体に負担をかけずに済むのであればそれに越したことはありませんからね。(^ ^)
それにこの方法は、目を閉じておくので細菌感染のリスクも減らせるそうで。
ほんの少しだけ開けててある目頭のところから細菌コントロールのための抗生剤(トブラシン)を1日4回点眼して、4日後に再受診となりました。


そして、少しは良くなっているのだろうかとドキドキしながら診察の順番を待った6月29日。
「うん。順調だね」と笑顔で言った院長先生が映し出してくれた画像は――――

潰れてクシャクシャになってしまっていた4日前のものとは違う、ちゃんと丸い形を取り戻した姫様の眼球だったのでした。\(*T▽T*)/


診察のために開いた目を再接着して7月9日に受診。
再生部位に厚みがでてきたということで、保護用のコンタクトレンズを入れて瞼の接着は端っこだけに。


診察の際に目の細かなコームで接着を剥ぎ取るため目の周りの毛が少し抜けてしまって痛々しく見えますが、左目の中に見える青い点がコンタクトが入っているという目印。
そしてこの日、半ば諦めつつも院長先生に「視力を取り戻すことはやはり無理なのでしょうか?」と聞いてみると――――

「見えるようになりますよ」と。\(*T▽T*)/
それどころか、「もう少しくらいは見えるんじゃないかな」という思いがけない言葉。
その後、会計待ちの間に姫様の様子をよくよく観察していると、時折だけどママの手の動きをちゃんと目で追っていたのでした。


そして次の受診日は、院長先生が中国での学会出席のため2週間後の7月23日。
…のはずだったのですが。。。

姫様が目の端をカラーに押しつけてコンタクトを外してしまい、その日の夕方もう一度病院へ行く羽目に(汗)
カラーに押しつけることが出来ないよう、夏の暑い盛りにこんな↓暑苦しいものまでつけられてしまいましたですよ。(^ ^;)


熟睡モードの時は体を横にして眠るのが常の姫様。
この浮き輪みたいなのをつけていると頭が浮いた状態になるもので


(姫様のチッチ失敗により、お蔵入りにしたラグを一時的に使用中(^.^;))

もぞもぞ動いたりすると角度によっては芋虫っぽく見えてちょっと気持ち悪かったという。。。(笑)

更に、どうやら姫様の目はコンタクトの馴染みが悪いらしく、落下防止のために目の端っこを接着していたにも関わらず2日後にも頭を振った拍子に外れてしまい、今度はコンタクトを少し大きめのものに替えて、ほんの少しでもせっかく見えていた目を再び何も見えないくらいまで接着されることに。(-_-;)
それでもその5日後にも隙間から押し出されるようにしてまた外れてしまいましてね、結局、受診日までの間に3回も病院まで足を運ぶことになったのでした。


そして迎えた7月23日の診察でもまた順調な回復が確認され、翌週の7月30日には、院長先生がニコニコ笑顔で言ってくれた「大成功!」という言葉と共に保護用のコンタクトが不要に。


(カラーつけっぱなしでお耳が蒸れるので、泣く泣くイヤーフリンジをカットしました)

約1ヵ月ぶりにパッチリお目々の姫様が復活~♪(>▽<)


8月11日の診察では細菌コントロールのための目薬も不要になり、先週8月24日には、元々左目にも白内障が出ているので見えづらさがあることに変わりはないけれど、院長先生から「もうよく見えていますよ」というお墨付きが♪



まだカラーは外せないし通院も続きますが、眼球破裂を起こして視力が戻るのはやはり本当にラッキーな事例らしいので、ちゃんと治るまで油断することなくしっかり見守らねばと思うパパママなのでした。


最後に――――
一応姫様の眼球画像(左上6月25日・右上7月9日・左下8月11日・右下8月24日)へのリンクを貼っておきます。
日を追うごとに再生部位の厚みが増し、段差がなくなって回復していく様子が判るかと思いますが、破裂当初(6月25日)の状態は本当に酷いものですので、ご覧になられる方はそのあたり心してご覧になってくださいませ。m(u u)m

姫様の眼球画像


コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
« 病院三昧 介護な日々 -... »
 
コメント
 
 
 
Unknown (みわ)
2018-08-29 18:33:08
チョコちゃん・・・もう驚きです!
痛々しくて見ていられない・・・

画像もしっかり拝見させていただきました。

この状態で快方にむかうなんて、もう奇跡に近い!!

み~にゃんさん・パパさん大変でしたでしょう・・・
チョコちゃんはやっぱり【スーパー姫様】でし!

実は我が家もブログは更新していませんが
ブン太14歳にして初めての健康診断で、ちょっと心配な検査結果で
明日、再検になってしまいました(^ ^;)

チョコちゃん!ブン太!頑張れ~~(>▽<)
 
 
 
RE:みわさん (み~にゃん)
2018-08-30 12:18:39
油断大敵という言葉をしみじみ実感することになってしまいました(^^;)

視力に関してはA病院でほぼ絶望的という説明を受けていたので、形を取り戻しても怖くてなかなかK病院の先生に確認することが出来なかったんですよ。
見えづらくなってきてはいても、やはり見えるのと見えないのとでは全然違いますからね。
視力を取り戻せて本当に良かったと思います。

ブンちゃんも健康面に心配なことが出てきてしまったんですね。
この時間ちょうど再検を受けておられる頃でしょうか。
大きな問題がないと分かればいいのですが…

ブンちゃん、頑張れ~!
 
 
 
Unknown (風ママ)
2018-08-30 15:44:28
ご無沙汰しています~
ずっと更新がなかったので何かあったのかな…と
心配していたのですが、そんなことになっていたとは!
大変でしたね…。画像も見せていただきましたが、
当初はパパさんもママさんも、さぞかしご心配だった
ことでしょうね…
驚きの治療法ですが見事再生できて、チョコちゃんの
治癒力もすごい!と感心しています。
頑張ったね!チョコちゃん!
また可愛らしいパッチリお目目が戻って本当に良かった♪
短くカットしたお耳も子パピちゃんみたいで可愛いよ(*´艸`*)
まだもう少し暑さが続くようなので、ご自愛くださいね(^-^)
 
 
 
RE:風ママさん (み~にゃん)
2018-08-30 20:36:27
気まぐれな再開なのでいつまで続くか分からないと公言していましたし、ブログを覗きに来てくださる皆さんにはお目々パッチリ元気なチョコラの姿だけを覚えておいていただきたかったので、視力が戻らなかったらフェードアウトしてしまおうと思っていたんですよ。
それはそれでご心配をおかけしてしまうのではとも思いましたが…
こうしてまた元気な姿をお見せすることが出来るようになって本当に良かったと思います。

チョコラに最適の治療を施してくれたK病院の先生と、すぐにK病院を紹介してくれたA病院の先生、そして何より、チョコラの回復力に感謝感謝です!
 
コメントを投稿する
 
現在、コメントを受け取らないよう設定されております。
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。