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ヒロシカ

日々のことを。

手術後17日目

2021年08月05日 15時26分00秒 | IBD/クローン病/潰瘍性大腸炎

朝の検温では、36.7℃とだんだんと平熱になってきました。それでも昼を過ぎると37℃に近づいていくので、体を動かすことで内部の傷が熱を持つようになるのかもしれません。

この日の風呂ではお尻の傷口周辺を手で洗ってみました。浸出液が乾燥してくっついていたようで、ボロボロと皮膚からはがれていきました。シャワーを背中に当てながら、流れるお湯で少しずつ洗ったのですが、それでも傷口の痛みというものはありませんでした。傷口そのものを触らなければ痛みは出ないようです。

風呂から出てタオルでお尻周辺をふくときも、ポンポンと軽く触れる程度にしておきます。タオルに浸出液がつくわけではないので、ダラダラと流れ出るということはないようです。

お尻に当てているガーゼは相変わらず汚れるのですが、風呂に入って傷口周辺を洗えたことで、少し安心できたので、退院しても大丈夫かなと思えるようになりました。退院するには家から車で迎えに来てもらう必要があり、その時間を考えると、3日後の退院が都合が良いので、そのことを看護師さんに伝えました。主治医からもその日の退院で問題ないとのことで、結局当初の予定通り、入院から3週間経過した日が退院する日となりました。

入院前は術後の感染症とか腸閉塞といったことがおこらないか不安ではあったのですが、これまでのところ何も起こらずに退院できることになってよかったです。


手術後16日目

2021年08月04日 14時26分33秒 | IBD/クローン病/潰瘍性大腸炎

この日は休日で、風呂に入れない日でした。風呂に入ることがないと、ほとんどすることがありません。ベッドで横になってテレビを見てもいいのですが、イヤホンのコードが短いため、横になってみようとするとベッドの端に依らないといけないので、音声なしで見ていました。個室なら音を出してもよいのですが、大部屋なので仕方ありません。

トイレに行くときなどに個室の前を通ることがありますが、耳の遠い患者さんが入っているのか、かなり大きな音でテレビを見ている人がいます。看護師さんが入るときは結構うるさいのではないかと思います。

痛み止めのロキソニンはまだもらっていますが、長い時間座ってお尻の傷口が痛くなった時に飲む程度で、1日1回飲むぐらいです。手術後は強力な麻酔をしていたのに、2週間でこんなにも痛みがなくなっていくもので、日に日によくなっていくことがよくわかります。

本当にすることもないので、人が少なくなる17時過ぎに1階のコンビニにジュースを買いに行きました。1階に下りたのは入院してから初めてです。病院食は魚と野菜が中心なので、からあげなどを食べてみたい気もしたのですが、ここで気を緩めて入院が長引いてもいけないので、カルピスを買うだけにしました。しばらくお茶と水とエレンタールしか飲んでいなかったので、カルピスが新鮮に感じました。

食べ物については退院してから体調を見ながら少しずつ慣らしていくことにしました。

 


手術後15日目

2021年08月03日 13時37分04秒 | IBD/クローン病/潰瘍性大腸炎

手術から2週間以上経過して、ベッドから起き上がるときや歩く時の腹部の痛みはあまり感じなくなりました。残っているのは、排尿時に膀胱からドレンが入っていたあたりがが痛くなることと、お尻の肛門切除部分です。

お尻からの浸出液はまだ赤く、朝・昼・晩とガーゼの交換が必要です。回診に来てくれる若い担当医さんに聞いても、あと2週間ぐらいはかかるということだったので、2日後に退院してしまうとガーゼ交換が結構大変かもしれないと思い、退院を少し延ばしてもらうことにしました。まだパウチの交換も、ストーマの穴と合うような形で面板をカットできていないので、入院中にある程度合わせてカットできるようにしたいと思っていました。

ベッドで寝ていても腹筋と背筋が強くならないので、できるだけ円座クッションに座っていることにしました。会社からも仕事について問い合わせがったので、パソコンを開いて、リモートで作業できることをしていました。

円座を使っても、お尻に圧力は少しかかっているので、1時間以上座り続けると縫合したところがしびれるような感じがします。まだ浸出液が出ているので、傷口付近は弱くなっているのだと思います。なので、疲れてきたら横になって休みながら、過ごしました。

このころにはだんだんと夏に近づいてきましたが、エアコンがしっかり入っているので、部屋の中は快適です。ただ、夜は布団をかけると熱いので、汗をかきます。パウチがくっついている皮膚の部分も汗をかいて少しかゆくなることが増えてきました。夏場はパウチをつけているとかぶれることもあるかもしれないので、なにか対策が必要かもしれないと考えるようになりました。


手術後14日目

2021年07月26日 11時34分21秒 | IBD/クローン病/潰瘍性大腸炎

この日は本来であれば、レミケードの点滴を受ける予定の日でした。午前の回診で主治医にレミケードの点滴をどうするか確認したところ、「一番炎症の強かった直腸と肛門を取ったので、レミケードなしでも問題ないと考えている」とのことでした。たしかに、現在パウチにたまる便も普通の便になってきて、腹痛も出血もありません。普通通り食べて問題ないのであれば、免疫をあえて抑える必要はないのかもしれないです。ただ、「レミケードで直腸の炎症を抑えられなくなっていたので、他の薬剤を使っていくことも検討する」と言われました。自分がレミケードと同じような薬で知っているのはヒュミラしかありません。これは2週間に1回自己注射するので、レミケードのように長時間かかることはないですが、自分で打つのはそれなりに勇気がいりそうです。大腸の炎症がこのまま落ち着いていれば、とくに薬剤は必要ないのかもしれません。

午後からは風呂に入ってパウチの交換をしました。風呂に入る前にパウチを外してストーマ周りをガーゼで少しきれいにしました。風呂で洗うのは初めてしたが、洗い方はいつもと同じなので問題なかったです。ただ、シャワーのお湯をそのままかけるのはよくない気がしたので、ストーマの上の胸のあたりにシャワーを当てて、そこから流れ落ちるお湯で洗い流すようにしました。一応湯船につかることもできるということだったのですが、まだお尻の傷の浸出液もあるので、シャワーだけにしました。

風呂から出た後は、ストーマにガーゼをつけて、処置室に行き、新しいパウチを付けました。この作業もだいぶ慣れてきたので、面板をはさみで切るのも早くできるようになりました。しかし、貼り付ける際に姿勢を起こすと腹筋と背筋に負荷がかかって、それだけで疲れます。

パウチ交換後はベッドに戻って横になっていました。しばらくすると体が熱い感覚がしてきました。風呂に入ったから少しのぼせたのか、と思ったのですが、少し頭痛もしてきたので、念のためナースコールで看護師さんに熱が出たようだと伝えて、体温を測ってみると、38.7℃でした。

手術後で一番高い体温だったので、看護師さんから主治医に連絡がいったようです。おそらく感染症の可能性があったので、腹部と胸部のレントゲンと採血して血液検査をしました。採決の消毒はアルコールではなくヨード液のようなものを使い、左右の腕からそれぞれ取るということをして、体内で感染が起こっているのかを確実に検査できるような方法でした。

幸いにも検査結果に異常はなく、風呂に入ってシャワーを長く浴びたことでのぼせただけだったようです。看護師さんたちをお騒がせして申し訳なかったです。

その後も熱は少し高めでしたが、一晩寝ると37℃の微熱に戻っていました。


手術後13日目

2021年07月21日 14時26分21秒 | IBD/クローン病/潰瘍性大腸炎

午前の体調確認のときに看護師さんにお尻のガーゼを交換してもらいました。まだだいぶ汚れているので、1日3回はガーゼ交換が必要です。まだ体の中では傷が治りきっていないようです。

パウチの便の排泄は特に問題なくできていましたが、急に便が多くなる時があり、パウチの重さで接着面が引っ張られる感じがすると、すぐトイレに行かないといけません。ベッドで寝ているうちは大丈夫ですが、外で同じようなことがあると大変なので、こまめにトイレに行ったほうが良いかもしれません。

午後には肛門部の抜糸をしてもらいました。予想通り、結構な痛さです。抜糸は痛み止めの注射とかはしないので、何か所も糸を切ったりする場合は、数分間痛みが連続します。瞬間的な痛みとしては入院してから一番痛かったかもしれません。

夕方の回診で抜糸もすべて終わったので、パウチの交換ができていれば、あと3日ぐらいで退院できると言われました。3週間の入院予定でしたが、5日ほど早くなることになります。自分としては、体も回復してきて、昼間にベッドで寝ていても眠ることもなくなってきたので、早く退院してもいいかなと考えていました。ただ、股の傷口からはまだ浸出液が多く出ているので、しばらく考えさせてもらうことにしました。

このころには腹部の痛みよりも、肛門部分の痛みが気になるようになっていて、ロキソニンはそのために飲んでいる状態でした。1日3回までは必要ないので、痛いときだけ使うということで10錠をもらっていたのですが、1日に2錠は使っていました。食事をとるときには円座クッションを使っていますが、それでも10分以上座っていると、お尻の痛みが強くなり、横になってしまいます。退院しても、しばらくは家ですぐに横になれる状態で過ごして、体力の回復を待つことになりそうだなと考えていました。


手術後12日目

2021年07月20日 13時21分12秒 | IBD/クローン病/潰瘍性大腸炎

前日にドレンが取れたためか、下着が血と滲出液で汚れるようになりました。座った時の痛みはほぼ変わらないのですが、朝起きて看護師さんに確認してもらうと下着が結構汚れていたので、大きめのガーゼを5枚ぐらい重ねてつけてもらいました。今まではドレンが吸い取ってくれていたものが、股の傷口からじわじわと出てくるようです。

お尻の汚れもあるので、ドレンが取れたことでほぼ2週間ぶりに風呂に入れるようになったのは良かったです。といっても、湯船につかるのはまだ傷にしみるかもしれないので怖くてできません。シャワーだけにしました。ドレンを取った痕もまだガーゼに血がにじむので、つけたままにして、お尻のガーゼだけ外して入りました。

パウチはつけたままシャワーを浴びます。ボディーソープをつけて体を洗いますが、腹部の傷は触るのが怖いので、シャワーでお湯をかけるだけにしました。股のほうはさらに怖くてどうなってるのかわからないので、浸出液で汚れてそうなところを洗った以外は、股の部分には背中に当てたシャワーから流れ落ちるお湯で濡らす程度にしました。最初の風呂はこんなもんで、慣れてきたらもう少しきちんと洗うことにして、さっと上がりました。

パウチはバスタオルでふいても少し湿った感じがしますが、そのままにして下着と病衣を着ました。まだ恐る恐るですが、少しずつ日常生活にもどってきた気分がします。

ドレン痕のガーゼ交換で傷口を見ましたが、穴はふさがっているようです。直径が1cmほどあるので、治るのにはしばらくかかりそうです。

夕方の主治医の回診では、お尻の傷口を確認してもらいました。浸出液は出ていたのですが、「傷はくっついているようなので、明日抜糸します」とのこと。お尻のほうがドレンよりも傷口が大きいので、抜糸するときの痛みが思い浮かびましたが、「わかりました」と普通の感じで答えました。いつまでも抜糸せずにはいられないので、入院中の最後の痛みだろうと考えました。

風呂に入った後もお尻のガーゼは交換してもらったのですが、夜寝る前にも結構汚れていたので交換しました。ドレンが吸い取ってくれていた分がそのまま出ている感じです。これもしばらくすれば、自然と治っていくのかなと思いました。


手術後11日目

2021年07月19日 10時08分14秒 | IBD/クローン病/潰瘍性大腸炎

パウチ交換の日でした。これまで2回パウチ交換を自分でもやってみましたが、最後は看護師さんが少し手伝ってくれていたので、この日は自分だけでやってみましょう、ということで、処置室に行って交換しました。

パウチの面板の切り欠きは、前回の面板のフィルムをもとにマジックで穴の形を書いて、それをはさみで切ります。初めて切るときは形が変わらないように慎重に切りましたが、少しずれても大丈夫なようだったので、ある程度大雑把に切りました。古いパウチを外して、周りを洗い、少しだけパウダーを振りました。パウダーはかゆみ予防だと思っていたのですが、ストーマ周りで便が皮膚につかないようにするためのものだったようです。看護師さんの説明をよく聞いていなかったので、面板の接着するところにパラパラとかけていたので、意味がなかったですね。次からはストーマに近いところだけに振りかけることにしました。

新しいパウチをつけてみると、穴が大きすぎて、ストーマから5mmほど隙間があるところもありました。手術から時間がたって、ストーマが小さくなったのか、前回の穴の形とだいぶ違うようになってきました。確かにストーマの高さも低くなり、色も赤から濃いピンクになっています。パウチはつけてしまった後なので、貼りなおすこともできず、しかたなく次回はもう少し小さく切るようにしました。

夕方にはドレンを抜きに若手の担当医さんがやってきました。まずはドレンを止めている糸を切ります。抜歯のときはいつも皮膚が引っ張られるので、その痛みはなかなか慣れません。次にドレンをズルズルと引っ張ります。「少し痛いですけどすいません」と言いながら、慎重にではありながら、できるだけ早く抜いてくれたようです。抜くときと、抜いた後しばらくは右の下腹部がジンジンと痛みました。排尿時に痛む場所と同じです。やはり膀胱が収縮することでドレンに響いて痛みが出ていたようです。抜いた後の痛みもしばらくすると落ち着きました。抜いた後は少し出血があるので、大きめのガーゼを貼ってもらいました。

これで体に入っていた管はすべてなくなりました。看護師さんから「明日は午後から風呂に入ってもいいですよ」と言われたのですが、まだ傷口をみるのも少し怖いので、ひとまず傷口の周りをシャワーで流す程度にしようかなと思いました。


手術後10日目

2021年07月17日 10時43分43秒 | IBD/クローン病/潰瘍性大腸炎

手術から10日目の午前中に病床を移動しました。

午前10時ごろに引っ越しすることになったので、それまでに荷物の整理をしました。エレンタールは1日3パックずつ飲んでいたので、荷物のスペースが空いて、キャリーケースが少し軽くなりました。仕事をすることになるかもしれないと思って持ってきたノートパソコンは出すこともなく、かばんに入れたまま移動です。
ベッドで座ることはできるのですが、電動ベッドを垂直に近づけると、体を支えるための腹筋と背筋に自然と力が入るようになり、すごく疲れる状態で、まだまだ体力と筋力は仕事ができるレベルではありませんでした。それでもこの1週間で荷物の片づけができるようになったので、順調に回復していると言えます。

移動のときは看護師さんにカートに荷物を乗せてもらって、一緒について歩いていきました。途中スタッフルームのそばを通るときに、入院当日に対応してくれた看護師さんが心配そうに「だいじょうぶですか?」と声をかけてくれました。「もう歩くのはゆっくりなら問題ないですよ」と答えて、ありがとうございました、とお礼を言ってエレベーターに向かいました。

新しい病床のスタッフルームの前で、今日の担当の看護師さんと会いました。荷物を一緒に運んでもらって、ベッドの希望を聞かれたので、窓側のベッドにしてもらいました。窓の下にものが置けるスペースがあるので、窓側のベッドのほうが使い勝手がいいからです。

窓から見える景色も少し変わって、対応してくれる看護師さんも初めて会う人たちになりました。部屋は前回と同じ大部屋ですが、同室の人たちは下のコンビニで買ってきた雑誌やジュースなどを持っているところを見ると、長期間入院しているようで、以前の部屋の患者さんたちとは雰囲気が違います。療養病床なので、日常生活に戻るためのリハビリなどを月単位で受けているようでした。自分もストーマのケアができてはじめて日常に戻れるので、境遇としては同じです。

当初の入院計画ではあと2週間ほど退院することになっています。体力が回復してストーマケアがうまくできればもっと早く退院できると思い、少し歩く回数を増やしました。また、昼も夜も食事はすべて食べるようにしました。この日から5分粥になり食べる量も少し増えました。

傷の痛みはほとんどなく、ロキソニンでコントロールできています。ロキソニンを1日3錠飲むのはこの日が最後でした。排尿時の下腹部のジンジンする痛みはまだありますが、以前よりはよくなっています。ただ、熱は37℃以上あるので、明日以降も熱が続くようならロキソニンを必要な時に飲めるようにしてもらうよう主治医にお願いすることにしました。

 


手術後9日目

2021年07月15日 15時58分51秒 | IBD/クローン病/潰瘍性大腸炎

この日は日曜日で、検査などもなく点滴をしてもらうだけでした。

食事ができるようになってからは点滴での栄養補給は少なくなり、1日1回のみなので、普段は針の近くのチューブだけを残して、必要になったら点滴をつなぐという形になっていました。

昼間にベッドから起き上がろうとして、針の部分を見ると血が出てきていました。よく見ると針を止めている透明なフィルムの中に血と生理食塩水が少し溜まっているので、どうも血管と張りの間にすきまができていて、そこから漏れてきているようです。ナースコールを押して、看護師さんに確認してもらいました。この点滴の針は入院当日につけてもらった麻酔用の針をそのまま使っていたので、10日ほどになります。さすがに限界を超えていたようで、すぐに外すことになりました。ただ、明日にもう1本最後の点滴があるので、そのときは左腕にしてもらうことにして、針を抜いてもらいました。抜いた後は、直径1.5mmほどの穴になっていて、麻酔用の針の太さが分かります。ずっとつけていたので少し穴は大きくなったかもしれませんが、普段のレミケードで使う針よりは大きな痕が残りました。

看護師さんから明日から別の階の病床に移ることを言われました。2、3日前にも主治医から症状が落ち着いているので別の病床に移ることは聞いていました。手術後の病床から療養を主体とした病床に移るということらしいです。たしかに、同室の他の患者さんはがんの手術をした人や抗がん剤治療をしている人だけでしたので、命にまでかかわらない症状の自分は別の病床で療養するのもわかります。

病床を移動すると顔なじみになった看護師さんたちとお別れすることになります。お世話になった看護師さんに元気になって退院のあいさつをしたかったのですが、看護師さんからしたらたくさんの患者さんが毎日入れ替わりで入ってくるので、そこまで気にしていないかもしれませんね。

移動する前に荷物をまとめる必要がありますが、それほど活動できる状態でもなかったので、手術後に病室に戻ってからキャリーケースから取り出したのは、エレンタールとハブラシ程度でした。明日の朝の主治医の回診の後でも間に合うだろうと思い、そのままにしておきました。


手術後8日目

2021年07月14日 13時11分49秒 | IBD/クローン病/潰瘍性大腸炎

手術から1週間以上経つと、くしゃみ、せき、トイレのとき以外は痛みがなく、傷の回復も進んできたためか、昼寝もしなくなりました。直腸と肛門を切除してから1週間でここまで回復するなんて、普通にナイフで傷つけたとかならまず無理だと思います。手術で切った傷は必要最低限で、きれいに縫合されているから回復も早いのだとつくづく思いました。

朝は37℃を下回る体温なのですが、昼を過ぎると37.5℃ぐらいまで上がります。ロキソニンを1日3錠服用していましたが、それでも動くと内部の傷口が熱を持つためか、体温が上がってしまいます。体温が上がると、また痰がからみやすくなり、咳が出るので、そのときは下腹部が痛みます。それでも数日前に比べればその痛みも和らいできたように感じました。

ドレンがついている部分のガーゼはまだ交換していますが、ほとんど汚れません。傷口の出血もなくなったようです。それでも何かの拍子に出血することもあるのか、まだガーゼはつけています。

食事は重湯のままですが、全部食べられています。自分はおかゆが苦手だったのですが、重湯は飲み物ような感じで食べられたのでよかったです。

看護師さんから体調検査の後、スタッフルームの前にある体重計で体重を図ってほしいと言われました。手術前は55kgまで落ちていた体重も、食事をするようになったことで少しは増えているかなと期待して体重計に乗りましたが、結果は54㎏でさらに減っていました。寝ていることが多いので筋肉が落ちたこともあると思いますが、傷の回復にエネルギーが使われているからなのかもしれません。1年前は64kgほどあったので、また1年かけて徐々に体力と筋力をつけて戻していけばいいかなと思いました。