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ヒロシカ

日々のことを。

基礎が完成

2015年11月30日 06時15分05秒 | 住宅

住宅は基礎が完成しました。
敷地は40坪ありますが、建坪は30坪(95㎡ほど)とこじんまりとした家の設計です。

しかし、高気密・高断熱のFPの家にしたことと、建築する地区が準防火地域のため、窓などを防火用にする必要があり、建築費用は普通の地区のローコストメーカーの1.5倍にはなってます。安い工法で建てても、ローンを払い終わったら、また建て直さないといけないほど劣化してしまっては意味がないですからね。

嫁が絶対ココがいい!と言って見つけてきた工務店さん。お客さんのために良い家を造ることにとても熱心で、人当たりも良く、信頼のおける工務店さんです。こちらの要望も取り入れて機能的にもデザイン的にも満足できる設計がすばらしいです。この工務店さんを見つけたのも、嫁の家づくりに対する熱意があったからですね。家づくりに関しては本当に嫁に感謝です。


クローン病で家を建てる-3

2015年10月29日 23時13分36秒 | 住宅

民間銀行の住宅ローンはあきらめて、フラット35に絞って申込を行うことになり、事前審査も通って数日後に、本審査の書類をもらいました。

前回も書きましたが、勤務先が2年前に赤字だったこと、それと自分の年収も普通の銀行では申込すらできないぐらい低いこともあり、フラット35でも本審査が通るのか不安がありました。

代理店の担当者さんの話では、借入希望額は自分だけの収入でも十分可能とのことでしたが、妻との収入合算で申し込むことにしました。

収入合算にすることで借入に対する返済比率は余裕が出ますが、所得の証明書を取りに行ったりする手間や申込書の記入などは倍の作業が必要になりますし、団信には入らないので、そのための生命保険証券のコピーをとったり、子供が起きている時間は落ち着いて記入することもできないので、子供が寝てから申込書の記入と必要書類の確認を二人で行いました。

フラット35はモーゲージバンクで申し込むのですが、近くに支店がないため、遠方の代理店に郵送することになっていました。自分としてはできるだけ早く審査が終わるようにしたかったので、申込書の記入と書類の確認を終えた23時ごろに郵便局の夜間窓口に車で走りました。

郵便局には24時前にはついて、簡易書留で送ることができたのですが、翌日からは連休だったので、結局代理店が受け取ったのは、4日後、それからモーゲージバンクに送られたのは2日後。なので、実際に本審査が始まったのは、申込書を送ってから6日後でした。

申込書を送ってからも、モーゲージバンクの事前審査は返済比率を確認する程度なので本審査でNGになることはよくある、といったサイトの情報や、自分があまり使っていなかったクレジットカードの年会費の口座引き落とし(この口座も古い口座でほとんど使ってない)などが延滞になっていなかったか、など、不安なことが頭をよぎりながら、半分うわのそらで仕事をするという状態でした。

フラットがだめなときは、「親戚から借金してでも建てることにするか、それともあきらめるか」、といった悪いことや、「審査は必ず通る、これまでの行いで悪いことは何もないから心配はいらない」といった自分で自分を励ますことなど、頭の中でいろいろと考えがめぐり、朝起きると今日は「審査通ったって連絡来るかな」と不安と期待を持ちながらの毎日でした。

そして、申込から20日後に融資承認の連絡をもらいました。このときは本当に安堵しました。

今回のローンでは建築費用の約3割を頭金として用意していたので、「頭金が1割以上あれば通りやすい」ということを聞いていたので、少々勤務先が問題でも大丈夫かな、とは思っていたのですが、それでも不安はありました。

頭金のほとんどは妻がこれまで貯金してきたものです。この頭金があったから審査が通った可能性が非常に高くなったと思いました。本当に妻に感謝です。

ローンの支払いは長いですが、クローン病の治療を続けながら、しっかり仕事して、家族が新しい家で笑って過ごせるように頑張ります。


クローン病で家を建てる-2

2015年10月28日 07時01分21秒 | 住宅

今回契約した工務店さんとは2014年の秋ごろには、家の建築をお願いするということで話を進めていました。
この工務店さんは少人数で運営されているので、早くても2015年の9月以降の着工になるということで、こちらも了解していました。

ですので、住宅ローンの審査とかを進めていくのは9月ごろでいいのかな、という感じでいました。

そして、6月に直腸周囲膿瘍で入院、手術を受け、7月下旬に退院。会社はその間欠勤となり、6月、7月の給与はほぼ0。
社会保険がひかれるので実質マイナスでした。

ただ、健康保険から標準報酬月額の3分の2が支給されたことと、入っていた医療保険から保険金が支給されたことで、無収入分はカバーできたので、ひと安心でした。

退院後は、もう8月。盆休みを過ぎると、工務店さんとキッチン、バス・トイレ、床材などの細かい部分の打合せが毎週入るようになり、いよいよ住宅ローンも事前審査は受けておかないとね、という段階になりました。

前回書いたように、自分はフラット35でしか借りられないのですが、クローン病であることを隠しておけば、他の銀行でも大丈夫だろうということで、モーゲージバンクと手数料の安いネット銀行にも事前審査を出しました。

事前審査の段階では、団信告知の必要はないので、どちらも1週間以内にすんなりOKの回答。ネット銀行から本審査に必要な書類一覧と申込用紙が入った封書が数日後に届きました。

必要書類には源泉徴収票、住民票などが書かれていましたが、ひとつだけ、ドキッとしたものがありました。

「直近6か月以上の給与明細のコピーと給与が振り込まれている口座の通帳のコピー」

転職して3年以上たっているのに・・・これがなぜ必要になるのか?

おそらく、勤務先の会社が2年前に赤字だったため、ボーナスが出なかったこともあり、源泉徴収票で確認できる昨年分の年収だけでなく、今年の収入も安定していることを確認するために必要だったのだと思います。

しかし!
自分は2カ月近く入院していたので、給与明細には0円としか記載されていない。そのうえ、保険金が生命保険会社から振り込まれている!

これをそのまま出したら、団信はうその告知でOKが出ても、普通の人なら「何これ、おかしい!」と気づくでしょう。

しかも、後から調べてみると、保険金の給付を受けた情報は、保険金詐欺などを防ぐために保険会社間で共有されるということが書かれたサイトまでありました。

ということは、自分が民間銀行の住宅ローンを借りられる可能性は0、になります。

やはり、よくないことを思いついても、うまくいかないもんです。

こういう悪いことを思いついても実行させないように、神様が入院させたのかもしれませんね。

そんなわけで、当初の予定通りフラット35一本でローンを組むことになりました。

次回はフラット35の審査について書きます。


クローン病で家を建てる

2015年10月27日 07時06分26秒 | 住宅

クローン病になった人は薬で症状がおさえられているときは、普通の健常者と変わらない生活ができます。

しかし、自分が健常者とはちがうというのを実感するのは、生命保険に入るときや家を買うために住宅ローンを組もうとするときではないでしょうか。

自分は結婚する半年前に潰瘍性大腸炎と診断され、結婚後に生命保険にはいったほうがいいかなと思い、いろいろと情報収集しました。

普通の生命保険を選べる状況ではないことはすぐにわかりましたが、三井生命がIBDの人でも入れる保険を販売しているということを知り、
少し条件がつきましたが、生命保険と医療保険に入ることができました。

そして次のライフイベントとして、家を建てるという話が夫婦の間で出てきました。

最初に話が出たのは3年ほど前で、それからいろいろとハウスメーカーの展示場や、地元工務店の展示見学会などを見て回り、
その中から信頼できる工務店さんにお願いすることにして、今年の10月に正式に契約し、工事に入ることになりました。

頭金はそれなりにありますが、全額用意できるわけもないので、住宅ローンを借りることにしました。

クローン病の人が住宅ローンを借りるときは、団体信用生命保険が一番のネックになります。

民間金融機関であれば、ほぼ団信加入が必須となっており、団信なしでも借りられるのはフラット35しかありません。

しかし、フラット35がNGとなると、金利が高い(3%ほど?)の銀行で借りることになるのか、それとも親族の誰かを連帯保証人として
借りるのか(この場合返済期間が15年までなど条件が厳しい)ということになってしまうので、不安がありました。

そこで、団信は告知義務があるが、正直に告知しなければ問題ないのではないか、ということが頭に浮かびました。

実際、糖尿病や高血圧などを隠して住宅ローンを借りている人もいるみたいなので、「クローン病も隠しておいて、その後に
なにもなければ問題ないだろう、自分に何かあっても既存の生命保険でなんとかなるしな」、と考えてました。

しかし、今年に入って猛威をふるったクローン病が問題になったのです。

このつづきはまた次回。