今回契約した工務店さんとは2014年の秋ごろには、家の建築をお願いするということで話を進めていました。
この工務店さんは少人数で運営されているので、早くても2015年の9月以降の着工になるということで、こちらも了解していました。
ですので、住宅ローンの審査とかを進めていくのは9月ごろでいいのかな、という感じでいました。
そして、6月に直腸周囲膿瘍で入院、手術を受け、7月下旬に退院。会社はその間欠勤となり、6月、7月の給与はほぼ0。
社会保険がひかれるので実質マイナスでした。
ただ、健康保険から標準報酬月額の3分の2が支給されたことと、入っていた医療保険から保険金が支給されたことで、無収入分はカバーできたので、ひと安心でした。
退院後は、もう8月。盆休みを過ぎると、工務店さんとキッチン、バス・トイレ、床材などの細かい部分の打合せが毎週入るようになり、いよいよ住宅ローンも事前審査は受けておかないとね、という段階になりました。
前回書いたように、自分はフラット35でしか借りられないのですが、クローン病であることを隠しておけば、他の銀行でも大丈夫だろうということで、モーゲージバンクと手数料の安いネット銀行にも事前審査を出しました。
事前審査の段階では、団信告知の必要はないので、どちらも1週間以内にすんなりOKの回答。ネット銀行から本審査に必要な書類一覧と申込用紙が入った封書が数日後に届きました。
必要書類には源泉徴収票、住民票などが書かれていましたが、ひとつだけ、ドキッとしたものがありました。
「直近6か月以上の給与明細のコピーと給与が振り込まれている口座の通帳のコピー」
転職して3年以上たっているのに・・・これがなぜ必要になるのか?
おそらく、勤務先の会社が2年前に赤字だったため、ボーナスが出なかったこともあり、源泉徴収票で確認できる昨年分の年収だけでなく、今年の収入も安定していることを確認するために必要だったのだと思います。
しかし!
自分は2カ月近く入院していたので、給与明細には0円としか記載されていない。そのうえ、保険金が生命保険会社から振り込まれている!
これをそのまま出したら、団信はうその告知でOKが出ても、普通の人なら「何これ、おかしい!」と気づくでしょう。
しかも、後から調べてみると、保険金の給付を受けた情報は、保険金詐欺などを防ぐために保険会社間で共有されるということが書かれたサイトまでありました。
ということは、自分が民間銀行の住宅ローンを借りられる可能性は0、になります。
やはり、よくないことを思いついても、うまくいかないもんです。
こういう悪いことを思いついても実行させないように、神様が入院させたのかもしれませんね。
そんなわけで、当初の予定通りフラット35一本でローンを組むことになりました。
次回はフラット35の審査について書きます。